黒鉄重工

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博多→大阪 サイコロの旅5 最終夜

2021-04-08 20:20:00 | 旅行・イベント記
2020年11月1日(日)21時10分
香川県高松市 JR高松駅
日本海側の鳥取県へ行ったかと思いきや、すぐに姫路へと戻され、そこすら突き抜けてサイコロの旅で御馴染の四国・徳島県まで連れて行かれることになった。我々は、魑魅魍魎が跋扈する夜の四国を往く。

高松駅からは21時21分発の高徳線特急「うずしお」31号に乗ります。車両はJR四国の新しい主力特急型気動車の2700系。既に「うずしお」の運用はほぼこれと2600系です。2000系は既に居らず。ただしなぜか185系が1往復しぶとく生き残っていますけどね・・・(高松~徳島の送り込み運用かな?)

製造したてほやほやの気動車ですから快適性は抜群。コンセントは各席に付いているし車内Wi-Fiは24時間連続接続できます。どこぞの新幹線のように30分ごとにいちいち繋ぎ直す必要がありません。競合相手が高速バスだからでしょうが、頑張っているのを感じます。


徳島駅に着きました。もう22時半なので閉店ガラガラ状態。


同日22時46分
徳島県徳島市 東横イン徳島駅前
今日はもうこれ以上進めないので、徳島市で一泊です。なんだかんだ夜中まで移動してしまいました。こういうのも大学生の時はやりましたが、ここ数年はご無沙汰ですね。これがサイコロの旅だ。


いつもの東横インで一泊。地域共通クーポンとやらは酒とつまみに変換されました。
これにて2日目終了。


2020年11月2日(月)8時43分
徳島県徳島市 JR徳島駅
3日目、最終日です!しかし今いるのは徳島県、どうにかゴールできるような気がします。雨なのが気がかりだけどな。
ちなみにこの日は月曜日。みなさん今日は仕事デース?私は休みデース!


  1. 風が恋を運ぶ 三宮
  2. 乗るのは何回目? 和歌山市
  3. 四国脱出 岡山
  4. サイコロ初到達 高知
  5. 四国横断 松山
  6. 四国の奥の方 八幡浜
そんなに長距離の目はないです。まだ様子見か。しかし1/2の確率で四国満喫ツアーです。四国の重力から脱出できるか、否引き込まれるか、この10投目で決まります!





1!!


1.風が恋を運ぶ 三宮
乗車時間3時間13分、乗車距離291.0km。徳島駅9時23分発特急「うずしお」8号に乗車、高松駅で10時40分発快速「マリンライナー」24号に乗り換え、さらに岡山駅で11時33分発山陽新幹線「みずほ」604号に乗り換えて新神戸駅で降りる。最後に神戸市営地下鉄に乗り換えて目的地の三宮駅には12時36分に到着する。

姫路から来た道をそのまま戻るような形で神戸三宮へ。いよいよゴールへ王手をかけた。一方で四国での滞在は短いものとなった。山陰地方といい、山陽新幹線から逸れてもどうもすぐに戻る傾向にある。

ちなみに選択肢に書かれている文句からいかにもフェリーに乗りそうな感じになっているが、よく調べてみたらちょうどよい時間に運航されていなかったので今回はボツ。かなしい。


徳島とはもうお別れです。
ホームへ入ると、2000系の廃車を尻目にしぶとく生き残っているキハ185系の特急「剣山」がいました。高知を引いていたらこれに乗る羽目になっていましたね。


「うずしお」8号に乗ります。車両はレア物の2600系でした。始めはこれを量産するつもりでしたが、大人の事情でそれができず2700系が別に開発されることになったのです。2600系は4台くらいしか作られなかったはずです。
とはいえ製造時期は同年代なので乗る分にはどちらも一緒です。コンセントもWi-Fiも付いています。ちなみにここで4回目の指定席権を行使しました。ただ、悲しいかな四国の特急は自由席でも余裕で乗れてしまうのであんまり使う意味は薄いです。


高松駅に着きました。雨なので高徳線の景色はあまり楽しめず。
2600系と7200系が並んでいますけど、2600系の低身長と腰の低さが際立ちますね。地面の高さが実は違うんじゃないか?と疑りたくなります。


御存知「マリンライナー」に乗り換えて岡山へ。


雨の瀬戸大橋。「うずしお」で使った指定席は「マリンライナー」で使ってもよかったかもしれないなぁ、と今書いていて思いました。まだこれの指定席には乗ったこと無いんですよね。


N700系「みずほ」に乗り換え。



四国入りしておきながらうどんを食べずに出ていくという無礼を働いてしまったのですが、岡山駅のホームでうどんの持ち帰り弁当があったのでこれを買って新幹線の車内で食べました。これで四国さんにはどうにか言い訳が立つでしょう。
コロナ禍で外食でも持ち帰りできる料理の幅が増えましたけど、売上をどうにか確保しようという消極的な展開なのと、店の現場としてはオペレーションが増えて大変そうなのもあって、そのうち客足が戻ってくれば持ち帰り弁当もしぼんでくるんだろうなーという予想です。このうどん屋がどうするかまでは知りませんが。


新神戸駅に着きました。ここから三宮駅までは神戸市営地下鉄に乗ります。神戸市営地下鉄といえば、2020年6月に北神急行を吸収しましたね。扱いはどうなってしまったかと思ったら、路線名が北神線になってたりラインカラーが茶色だったり、意外と痕跡が残っていましたね。


新型の6000形がいました。ただしこれは次発なので乗らず。


乗るのはこっち。戦力外通告を受けて徐々に数を減らしている1000形です。



三宮駅に着きました。外は雨だし人も多いし時間も少ないし、ってことで改札の外のひと気のないところで11投目を振ります。


  1. 無事ゴール 大阪
  2. 北に逸れる 福知山
  3. 北陸が呼んでいる 敦賀
  4. オーバーラン 京都
  5. 今から九州 小倉
  6. うどん食べに戻る 高松
まだ昼なのでゴールは1枠だけですか。九州へ戻される目もありますけど、それでもまだ挽回できます。あとうどん食べるために入れた高松ですが、さっき新幹線でうどんを食べれたので存在意義を失いましたね(「うずしお」の車内で6択を決めたので...)。四国はもう帰っていいぞ。






1!!
あっ、ゴールだ!!

1.無事ゴール 大阪
乗車時間21分、乗車距離34.4km。JR三宮駅から12時52分発JR神戸線新快速に乗り、ゴールの大阪には13時13分に到着する。
最終日終了までまだ約半日を残した状態でのゴールとなった。


終わりは突然来ますね。あっけないものです。ちょっと拍子抜けです。なんとかもうちょい引っ張れなかったのか。つまらない。
まあこれがサイコロの旅だということで・・・。


同日13時23分
大阪府大阪市淀川区 JR新大阪駅
大阪通り過ぎて新大阪駅まで来ちゃいましたが、なにはともあれ、今回も無事にゴールすることができました!

はい、おしまいです。お疲れ様でした。



(画像はニコニ・コモンズから https://commons.nicovideo.jp/material/nc235459)




えっ続くんですか→

北陸project ~Hokuriku Master Side M. その20【2018/4/28~5/3】

2021-04-05 22:21:00 | 旅行・イベント記
2018年5月1日(火・祝)7時44分
福井県福井市 ホテルリバージュアケボノ
4日目です。5月になりました。
まずはホテルで朝飯を食べるところから。なかなか質が高くてよろしゅうございました。


同日8時51分
福井県福井市 えちぜん鉄道福井駅
今日はですね、えちぜん鉄道に乗ってみたいと思います。当時の期間限定として、えちぜん鉄道福井駅の設備が建設中の北陸新幹線の高架を仮駅として運用していました。いま頭上にあるコンクリートの高架は、将来北陸新幹線の福井駅となる構造物です。
この暫定措置は同年6月24日に解消されて同日からえちぜん鉄道は高架の新駅舎を使うようになしました。ギリギリ仮駅舎の姿を見ることができたわけです。


ホームには今から乗る勝山行の電車が出発待機中です。
プラットホームはちゃんとした造りになっていて、恐らくえちぜん鉄道が退去した後もこのまま転用するんだと思います。そうなると福井駅は、主要駅ながら配線が1面2線でいささか余裕のない構造になります。両側は北陸本線とえちぜん鉄道に挟まれているので、通過線や2面4線を敷く余裕がないのが要因です。
ちなみに写真奥に見えている赤い建屋がえちぜん鉄道の新駅舎です。


留置線と言うか待避線と言うかホームの奥の方にはMC7000形が停まっていました。初めて見た。
いわく119系7000番台というアレです。変わり果てた姿とはこれのことを言います。乗ってみたいなー。帰り乗れるかな?


第25走者:えちぜん鉄道勝山永平寺線勝山行(MC6100形)福井8:57→勝山9:48
そいでは発車。えちぜん鉄道に乗るのは2回目です。前回は東尋坊に行くために三国芦原線に乗りました。今回は、初めて乗ることになる勝山永平寺線です。


福井~福井口の線路はこの時期限定のおもしろポイントなので、前面展望にかじりついてみましょう。


隣の新福井駅です。ここまで新幹線の高架を走っています。駅の出入口は1箇所でホームは対向式なので上下ホームを行き来するために構内踏切があります。
なので、この先新幹線が通る線路の高架を堂々と合法的に渡ることのできる駅ということになります。ただ、かつての旧津軽今別駅(現奥津軽いまべつ駅)の方が様々な面で格上だったのでほとんど話題になっていなかったと思いますが・・・。


新福井駅を発車すると新幹線の高架は途切れ、線路は単線に。ここからは地上に降りていきます。


いまこの視界には3路線の線路が広がっているという贅沢な光景です。
真ん中の線路が今乗っているえちぜん鉄道です。ここはこの先北陸新幹線の高架線路が建てられます。
なので、今走っている下り坂の高架は仮橋です。電車からだと見えにくいんですが、外から橋を眺めてみるとけっこうへろへろな外観で、本当に一時的に設置するだけの橋なんだなと分かります。
で、右の高架線がえちぜん鉄道の新線です。この先の福井口駅とその少し先まで高架化されています。
左の高架線が北陸本線です。ちょうど521系が走っていますね。北陸本線福井県内の第3セクター鉄道の名前は何になるんでしょうね?「福井」も「越前」も既に封じられているので、トキメキとかあいの風とか、そっち方面のセンスが光る名前の予感がします。ふくいダイナソー鉄道とかですかね?


地上に降りました。もう福井口駅が見えてきました。高架線にある箱状の建屋の部分が新しい福井口駅です。


福井口駅を出発すると、勝山永平寺線と三国芦原線との分岐点に差し掛かります。勝山方面は右です。


高架区間の終点が見えてきました。


ここがそうです。あとはもう線路を切り替えるだけのところまで来ていますね。

ここから先は今までの線路と同じ。でも私は初めて乗るので車窓を楽しみました。ずっと九頭竜川の左岸沿いを走るので、時々九頭竜川が見えます。天気もいいですし、楽しいですね。


勝山駅に到着しました。電車の到着の直後に、福井行のMC7000形が発車していきました。帰りはアレに乗りたい。


いい感じの終着駅です。


ここまで乗ってきたMC6100形(MC6106)。単行電車いいですね。


駅の外へ。ロータリーには恐竜がこっちを見ていますね。猛虎魂を感じる柄なのでタイガースサウルスあたりの名前でしょうが、実際にはフクイサウルスでした。いわゆるフクイリュウ。
それと、勝山駅から越前大野駅までの間を路線バスが結んでいることを発見。ここを短絡できると何かと楽なので、今後使うこともあるかもしれません。


駅前には保存車があるのでそれを見学。勝山駅前電車博物館です。
テキ6号機とト68号が保存されています。
テキ6号機は1920(大正9)年に梅鉢鉄工で製造されたテト6~9号機の4機のうちの一つです。当時織物帝国だった勝山から繊維製品を福井まで輸送していました。1980(昭和55)年に本線上から引退して入換機として余生を送ります。2011(平成23)年に勝山市に譲渡されてここに保存されています。



注目すべきはテキ6は動態保存されていること。やろうと思えば自走可能なのだそうです。よく見ると架線が張ってあります。飾りではなくて本物なんですね~。


相方のト68号。1919(大正8)年製で、木造貨車として現存最古級だそうな。
地味ながら貴重。


テト6の運転台。どっちかというと外観も含めて電動貨車みたいな感じですが、分類上電気機関車で合っているのだそうで。


反対側から。降雪地帯で動態保存で架線も張ってあるからか、屋根が結構厳ついです。車両が黒いのもあって屋根の中から見ると薄暗くてよく分からない・・・という状態なのは少し難点ですが、まあしょうがないですな。

というところで今日はここまで。


その21へ→

北陸project ~Hokuriku Master Side M. その19【2018/4/28~5/3】

2021-04-04 19:01:00 | 旅行・イベント記
2018年4月30日(月・祝)16時14分
石川県小松市 小松空港
第23走者:小松バス空港線小松駅行(ふそう・エアロスター)小松空港16:20→小松駅16:32
そいでは、小松空港を去ります。帰りは普通の内燃式バスです。あの電気バスは1日4往復しか小松空港を発着しないようなので、殆どの場合は内燃式バスに当たることになります。
なおこれは各駅停車で、行きに乗った電気バスは直行便です。停車と発車を繰り返す各駅停車で電気バスを運行すると蓄電池がモリモリ減りそうだからでしょうかね。


この後は福井駅に行きますけど、電車が来るまで時間があるので駅の東口にある「こまつの杜」という公園へ来てみました。ここ、住所も「こまつの杜」と変えてしまっていて、コマツやるな、と。


クソデカダンプのコマツ930E-2です。出身地はアメリカで、チリの鉱山で鉱石を運ぶ仕事をしていましたが、希望退職後に日本へ移住してここで佇む仕事に再就職しました。
寸法(LWH)は15*9*7mくらい。曖昧な書き方なのは、公園の説明書きには寸法が記載されていなかったため。その代わり好きな食べ物とか性格とかが書かれています。子供向けにしたってバカにしすぎじゃないかと思いますが。
重さの方は書かれていて、重量は499トン、積載量297トンだそうな。


車輪は電気駆動ですが、その電気を生み出すのはディーゼルエンジンです。いわゆる電気式ディーゼル方式というやつです。車輪の奥に見える黒い物体がエンジンだと思いますが、なにせ現地では一言も触れられていないので正確なところは分かりませぬ。
代わりに特技とか気になる人とか書いてありました。コマツがぶち建てた公園でも技術面への言及はこんな扱いなのかと、まあ割とがっかりですね...。


横から。まあ、クソでかいんですわ。自分もホウルトラックを見たのは初めてです。
ホイールベースは意外と短いので、案外小回りは利きそうです。
ダンプのシャーシの下へ潜れるような歩道がありますけど、この日は臨時休館か何かでこういったものはすべて閉鎖でした。


ダンプだけじゃなくて履いているタイヤについても説明があったのは良い点です。
タイヤはブリヂストンのORタイヤ(off the Road; 不整地用)で、建設・鉱山用の53/80R63 VRPSなのだそうな。直径4m、自重5トン、耐荷重84トンだそうな。
右後輪の内側タイヤだけトレッドパターンが違っていますが、突っ込んでもわからないと思うんで放置です。


ここはコマツの工場の跡地に建てた公園です。あの大きい建物はコマツの工場だった建物なんでしょうかね?
駅前の一等地を公園にするのも贅沢な話なものですが、そういう背景があったのでした。北陸新幹線の駅は東口にできるので、またそのうち再開発されるのかもしれません。それまでは公園としておくとかね。



コマツの昔の本社事務所を復元した建物です。その実態はワクワクコマツ館という子供向けの学習施設です。今日は休みなので外から見るだけ。外観も資料的価値は無さそうなので、スーッと見て次へ。


ここはコマツで生産している製品を置いているところ。時期によって製品が変わるのかもしれん。
これは、WA380ホイールローダーです。


昔の製品を置いてあるところです。時間少ないですが量も多くないので順番に見ていきましょう。


1965(昭和40)年製、現存するコマツ製最古のホイールローダーJH30Bです。
これが日本製ホイールローダーの草分で、売れたんだそうで。


1961(昭和36)年製、D50A (A)実験車10672号機ブルドーザー。
性能・耐久実験車で、16,000時間もの間実験に供されていたもの。これの量産車がD50-11スーパーとなります。


1958(昭和33)年製、D50-S 8ドーザーショベル1号機。
切削力不足、視界不良、積込み高さ調整不能という欠点を持っていたD50を改良した型式です。


1949(昭和24)年製、D50-2 16号機。
国産ブルドーザーの元祖で、コマツ史上でも欠かせない機材なのだそうな。当時はこれ1台で労働者200人分の働きを出したとかで。
現存するD50では最古の機材。1号機はその2年前に製造されています。


1936(昭和11)年製、T25トラクター。これは現存最古のコマツ製トラクターです。


コマツユニカLT1200。1960年代に販売されていたいわゆる農民車コマツで、主は農業用トラクターですが街乗りも両立できるようにした小型自動車です。区分的には軽自動車だったはず。ただし60年代中頃に販売を始めたユニカからは、小型特殊自動車扱いのトラクターになりました。
移動や運搬や牽引はもちろんで、PTOで動力を取り出して耕運機や脱穀機を動かすこともできるように設計されていました。


最後にコマツの創始者竹内明太郎の銅像を収めたところで時間切れですんで、小松駅へ戻ります。


第24走者:JR北陸本線福井行(521系)小松16:54→福井17:56
北陸本線を南下します。慣れたものです。


同日18時34分
福井県福井市 ホテルリバージュアケボノ
福井駅から歩いて今夜投宿するホテルへ。今日からは普通のホテルに泊まれます。福井は普通に宿が予約できた辺り、やはり金沢駅周辺の観光地人気は高くなってるんですなぁ、と。


飯時でしたので、再度外へ出て歩いて夕飯食べに。着いたのはヨーロッパ軒。元々行く気でいましたが、ホテルから歩いてすぐのところだったとは。


もちろん名物ソースカツ丼を食べます。張り切ってエビフライもつけました。
昔ながらの目の細かいパン粉なのが良いです。言うほど重くないのであっという間に食べれてしまいますね。

というところで3日目終了。翌日へ続く。


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