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サイコロの旅に勝って晴れて自由の身を手にした後に行ったのが「ジーライオンミュージアム」というビンテージカー、クラシックカーのショールームです。
ここにはどうやらアメ車がたくさんあるらしい、ということで以前より目をつけていたところでした。大阪市内で丸一日暇になってしまった今ころ行く機会です。
本編では尺が長くなると中の様子をほとんどカットしましたが、落穂拾い編ではもうちょい尺を取って見ていきましょうかね。というか毎度おなじみ、尺が長すぎ黒鉄重工の博物館見学記です。
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一番初めに目に入ったのがまずこれですからね。
本編でもちらっと書きましたが、シボレー・ベルエアーの初代(たぶん1954年式)です。50年代アメ車代表のひとつですな。とてもイカした車だと思います。
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後輪は全て覆いが被せられていて、全体的に張り出したフェンダーや控えめながらテールフィンとの一体感がよく主張されています。
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この頃のアメ車は座席からダッシュボードからみんなボディと同じ色に設定されていますよね。特に赤なんかだと目が疲れそうなものです。
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シボレー・フリートライン(たぶん1949年式)です。2ドアセダンでスポーツっぽい車です。
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後ろはファストバックスタイルでぬるんとしたボディ形状が良い。ファストバックはえっちだなあ。
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GMC・サバンナ(初代;1996~2002年)。大型の商用バンで、シボレー・エクスプレスの兄弟車です。1990年代のアストロブームの時に一緒に輸入されたのかな?
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オークランド・シックス・モデル212オールアメリカン・4ドアセダン(たぶん1929年式)
オークランドという自動車会社が1907年に創業されにけり。1909年にGMの傘下に入っています。この頃のGMにはまだシボレーブランドは無かったので、オークランドはGMのエントリーブランドの地位に置かれました。シボレーがGMに加わると、オークランドはシボレーとオールズモビルの中間のブランドになりましたが、オークランドのサブブランドとして1925年に立ち上げたビュイックが人気でオークランドを追い抜いていったので、1931年にオークランドは廃止されました。
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シックスは1913~1929年まで生産されていた乗用車で、車名は6気筒エンジンに由来します。
1928年にホイールベースを117inchに拡大したモデル212オールアメリカンというモデルだと思います。たぶん。
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密閉式のセダンボディですな。丸いバックウィンドウがおしゃれか。
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ロールスロイス・ファントムVI。たぶん。クソ重そう。
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倉庫を改装した本館の中へ入ります。本館は小さな倉庫が数棟あるような感じで、倉庫の棟ごとに展示している車の国も違うという展示をしています。入館して最初の棟は、自動車黎明期と日本車の展示です。
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まずは自動車の生まれる前、自動車の起源からということで馬車から。馬車はもちろんのことお馬さんの模型もあるのでわかりやすいです。
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馬と馬車の連結もいろいろな工夫が積み上がっているんだろうなぁと思いますが見ただけでは分からず。そもそも本邦、馬車文化があまり無いですしね。
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こちらが馬車。フランスのトゥールーズのコーチビルダーでだいたい150年前に造られた個体で、南仏ラングドック地方で使われていたそうな。
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自動車にしろ鉄道の客車にしろ、馬車で培われた技術が土台としてあるので、これを持っていたヨーロッパ人はそれらの開発においてそりゃ強いよなっていう。
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板バネとか使っていますし、後の自動車と大差ない足回りではないでしょうかね。
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ブレーキも付いているんですなぁ。
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馬車の技術を使ったイギリスの乳母車。足回りが馬車に似ているみたい。
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車輪そんなに大きくしないとだめなのかしら。
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バネの形状が凝っていますな。籠の形状に溶け込むような形になっているのが良いです。
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なるほどな~(よく分かっていない)
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謎自動車。たぶん電気自動車だと思います。電気自動車は簡単に起動や運転ができるとして女性からの支持があったと言われています。
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自走式馬車みたいな車体なのが興味深いです。馬がいない分、衝突安全性は皆無なんですが、そういう思想は当時はなかったでしょうし。運転するにしてもちょっとした冒険だったのでは。
・・・とここまで書いておいて、実はただの馬車かも知れない・・・と予防線を張っておきます。
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御存知フォード・モデルT(1923年式)。
1923年はモデルTの絶頂期で、年間生産台数が史上最高の2,055,300台を記録しました。以降は衰退期に入ります。
約20年間モデルチェンジしないまま売れ続けたと言われていますが、マイナーチェンジ相当の改良はしばしば行われていて、初期型と末期型では結構印象違います。ボンネットなんかはわかりやすいですかね。
ボディは、2人乗りオープンカーのラナバウト仕様。色々なボディ種類の中で一番安い仕様です。
というところで今日はここまで。どうもこの調子じゃ長くなりそうだなぁ。
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