7日目です。青森駅に到着し、これにて部としての夏合宿は終了。解散して各自帰宅していきます。
鈍行で頑張る人もいれば、新幹線でワープする人もいるし、その日の夕方出るあけぼので帰るという人もいます。
が、
私はこの日は帰らずに三陸鉄道へ行こうと思います!
前々から行ってみたい鉄道の一つであることは周知の通り。ただ、なかなか行きにくいのも事実。
そんなところに今回の合宿。渡りに船。行くしかありません。大げさですが、三鉄乗るために今回の合宿に行ったようなもんです。
第44走者:東北本線特急「つがる」 E751系 青森05:52→八戸06:48
ここで特急カード発動。はまなすに接続している「つがる」に乗ってまずは八戸を目指します。
北海道&東日本パスでは特急は乗れないのですが、これに乗るのと後続の普通に乗るのとでは久慈到着が3時間も違ってしまうのでここは特急を選びます。
また、12月のダイヤ改正で青森-八戸間は第3セクター転換させてしまい、次に来る時はもうこの区間を特急が走ることは無くなるので、特急の乗り納めという面もあります。
この行き先ももう見れなくなります。
最初で最後の東北本線青森-八戸。特急ということもあって快適に移動。八戸では485系3000番台がいました。
これもリニューアルされているとはいえ実態は何十年も前の国鉄型特急電車ですから今度の改正で廃車・・・かと思いきや、ひとまず生き残るようですね。
でもそうだと、E751系と合わせるとちょいと車両余剰にならないかい?こりゃ蓋を開けてみないとわからないですね。
第45走者:八戸線普通 キハ48形500番台 八戸07:12→久慈09:02
八戸からは八戸線に乗り換え。
隣にいるのは青い森鉄道の青い森701系。全線開業を控え、新塗装に変わった編成でした。
非冷房車に行き先表示はサボ、おまけに車掌乗務と、昔のローカル線を感じさせる雰囲気です。
八戸を出てすぐは市街地を走行。学生もたくさん乗っています。かわいい女子高生もたくさん(ry
その人たちも降りて行くと車内はがらんとします。そして鮫辺りからは海沿いを走ります。
空模様はご覧の通りで、雨もぱらつくあいにくの天気です。
砂浜があったり、
小さな漁港があったり、
ここら辺からもうリアス式海岸?
・・・みたいに結構変化に富む車窓でした。
久慈駅に到着。
いよいよ三鉄に乗車・・・の前に買っておかなければならないものが。
JRと三陸鉄道は外に出なくても乗り換え可能ですが、ひとつ用があるので改札外へ出ます。
右奥にリアス亭という駅そば屋があります。そばの他にも駅弁も売っていまして、その駅弁こそが三陸鉄道の名物、うに弁当です。
詳しいことはまた食べる時に。事前に予約しておいたので難なく確保。
きっぷ売り場横の展示スペースはご覧のとおり。さすがですwww
時間もそんなに無いのでホームへ移動。お座敷列車のさんりくしおかぜがいました。
第46走者:三陸鉄道北リアス線 36-1100形+36-100形 久慈09:12→宮古10:42
山田線経由の南リアス線直通列車に乗車。36形は「さんりくがた」と読むのが正式らしいです。他の三セク鉄道にあるNDCとは違った重厚感ある車両です。
三陸鉄道は国鉄盛線、宮古線、久慈線と、同時に建設中だった区間を引き継いだ第三セクター鉄道、その第一号です。北リアス線と南リアス線の2路線があって、間にはJR山田線があります。
ここ数年では、「鉄道むすめ」の展開に力を入れていることが一部で有名です。それはそれはもう病気としかいいようがありません(褒め言葉)。そういう私も、それがここに来るいちばんの理由になってるんですけどねw
リ、リクライニングシートだと!?
なんでも485系のをかっぱらってきたのだとか。いやはやすごい。でも後から改造して取り付けたやつなので、どうしても窓配置と合わない座席が出てきます。
でも、海側の席が満席だったので後ろのセミクロス車のロングシートに座りましたとさorz
そして出発進行。最初は山の中を走っていきますが・・・
陸中野田辺りから海が見えてきます。
そして、野田玉川-堀内間の安家川橋梁からみる絶景。夏休みも終わった平日ながら、徐行運転をしてくれたのには感謝。おかげでじっくりと堪能することができました。
続いて堀内-白井海岸間の前浜橋梁。ここでも徐行してくれました。
これ以降は特に目立った絶景は無しでした。三陸鉄道はリアス式海岸を62のトンネルと292の橋で貫いている、曰く新幹線みたいな高規格な路線なので、海の景色はどうしても少なくなってしまいます。
だからこそ一瞬見える海辺の景色は絶景と、ありすさんは申しております。
北リアス線を乗り通し、宮古駅で下車。後ろの車両はハイレグを着たシカに占領されてました・・・。
宮古駅に到着。
三陸鉄道の本社もある宮古駅にはお土産コーナーも充実。鉄むすのグッズもたくさんありますよ。
特に、発売されたばかりのフィギュアの山積みといったらもう・・・頑張りすぎでしょwww
第47走者:岩手県北バス 宮古駅前11:10→浄土ヶ浜ターミナルビル11:25
駅から出るバスに乗って、宮古の有名観光地である浄土ヶ浜へ。遊覧船「陸中丸」に乗船して浄土ヶ浜とその周辺の景勝を堪能します。
時間になって出航。私の他にもぼちぼち観光客がいました。なお、この日は雨に降られずに済みました。良かったです。
出航するとうみねこの群れがお出迎えしてくれます。というのも、船内で販売しているウミネコパンという昆布入りパンを求めてやってきているのです。
裏浄土ヶ浜。太平洋の荒波をもろに受けているので荒々しい感じです。
火山岩からなる浄土ヶ浜周辺ですが、この部分だけは砂でできています。人の鼻のようにも見えますね。
天然記念物の高さ40mのローソク岩。火成岩が水成岩を突き破って出来たものです。
ハチ公岩。由来はその形が犬に似ているところからだそうです。
天然記念物の潮吹穴。岩の下が洞窟なため、波が押し寄せると鯨のような潮吹きが上がります。この日は雨も降りそうな天気だった割には波は穏やかでした・・・。
姉ヶ崎。ウミネコの繁殖地になっています。
天然記念物の日出島。クロコシジロウミツバメの繁殖地の北限で、大昔の化石も多数発掘されています。
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