黒鉄重工

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カナダの鉄道模型ショーのレイアウトを観察する 後編【2016/5/29】

2020-09-12 23:16:36 | 鉄道模型記
会場内に唯一置いてあった実車。保線用モーターカーですね。
これはカナダ鉄道歴史協会E&N支部 (Esquimalt &Nanaimo Division of the Canadian Railway Historical Association; CRHA) の所有する2人乗りモーターカー4706-45号(型式不明)で、線路の上に置けば走行もできるそうな。
E&N支部は、目立つところではポートアルバーニの保存鉄道 (Alberni Pacific Railway) 運行のボランティア活動をしています(2020年現在は資金面の困難から運行休止中...)。このモーターカーはそれの保線に使っているらしいです。


運転室。


車番。


最後にもう1箇所レイアウトを見ていきます。これは鉄道連絡船の桟橋です。


この3又に分かれている線路が乗っている物体は桟橋ではなくて筏です。この筏に貨車を乗せてタグボートなんかでどんぶらこと運ばれていきます。内海の航走だと筏が使われることが多いらしい。


桟橋の先端の部分。柱にまとわりついたフジツボ(?)の表現が好きです。


これ、フルスクラッチでしょうな。木造桟橋の実物は見たことないですけど、的確な表現だなと思わせます。

というところでレイアウト観察はおしまいです。鉄道模型は地域性が出ますな。


以下、この日の戦利品コーナー。会場では中古鉄道模型の即売会も催されていました。この日はほぼこれ目当てでしたな。数百ドルPONと出したぜ。
買ったのは全てNゲージです。


まず機関車。ライフライク製のフェアバンクス・モース(FM) コンソリデーテッド・ライン(Cライナー)です。ドッグノーズのディーゼル機関車が欲しかったので、手頃そうなジャンク品を買いました。
CライナーはFMが製造したディーゼル機関車で、ドッグノーズのキャブユニット型です。EMDのFシリーズに似ていますが、ストンと落ちた前頭部形状が特徴です。私は意外と好きです。動力面ではFMの得意とする対向エンジンを搭載していました。しかしEMDの新型のロードスイッチャーとの競争に勝てず、160機程度しか生産されませんでした。

模型の方は、ウィンウィン言いながら一応走ります。が、最近は調子悪くて走らなくなりつつあります。整備が必要ですね。


アトラスのシェイ式蒸気機関車です。個人的には今日一番の掘り出し物でした。シェイ式のNゲージがあったなんて!
シェイ式は一般的な蒸気機関車とは駆動方式がだいぶ異なります。足回りが顕著です。蒸気機関車といえば大きな動輪ですけども、これは電車のようなボギー台車を履いていますね。
かんたんに説明すると、キャブの前方に3本のピストンが垂直に据えられています。その往復運動を回転運動に変換した後、ピストンの左右へ伸びる推進軸を介して回転運動を台車に伝達させます。台車には傘歯車が付いていて、それが推進軸と噛み合って回転することで機関車が走行するというもの。
牽引力が高く急曲線にも対応できるので北米の森林鉄道で多用されました。日本でも数機輸入された実績がありますが、扱うことができず目立った活躍はできていません。あとは台湾の阿里山森林鉄道の機体が有名ですかね。

機構が複雑なので鉄道模型では推進軸やピストンの機構を省略するものもありますが、アトラスの模型ではそれを完全再現しています。推進軸もピストンも動きます。伝達方式は実機とは逆向き(台車→推進軸→ピストン)ですが、動きは本物そっくりです。
これもジャンク品扱いでしたが、前進は問題なし。よく走ります。ただし後進は不動です。要整備なのですが、一度解体したら元に戻せる自信がありません・・・。


バックマンの2-8-0コンソリデーテッド型蒸気機関車。ロードナンバーはカナディアンパシフィック鉄道3528号機です。
2-8-0は19世紀末~20世紀初頭の貨物用蒸気機関車としては一般的なものです。日本でも鉄道院がアメリカから2-8-0を輸入した実績があります。9000番台の形式はだいたいこの車輪配置だったはずです。

CPRかCNRの本線用蒸気機関車が欲しかったので、目ぼしそうなものを選んできました。20世紀初頭の貨車と客車は一定数揃いつつありましたが、肝心の機関車がなかったので・・・。
ちなみに3528号機の実機の写真を見てみると、模型とは異なるだいぶ形状をしています。車輪配置こそどうにか同じですが、日本だったら”タイプ”を名乗るのも厳しいでしょう。それでも市販してしまうのが北米型蒸気機関車模型のおおらかさというか大雑把さというか。

模型は、ディーラー曰く中古品だけどオーバーホール済みという触れ込みで、それを信じて買いました。走らせてみると、速度があるところから全く上がらないでずっと低速で走ります。が、走りはとても安定しているので、黒鉄重工の主力蒸気機関車となっています。


自動車を運ぶ貨車、オートラック6台(CP鉄道5台、BN鉄道1台)。赤い5台はマイクロトレインズ、緑のは・・・忘れた。
クソデカ貨物列車といえば海上コンテナ2段積みのダブルスタックカーですけど、これも負けず全高がクソ高いです。日本の非電化路線レイアウトのトンネルは多分くぐれないです。
マイクロトレインズの方は側面の銀色の格子がステンレスのエッチング板になっていてとても細密です。さすがマイクロトレインズといったところです。でもクソ高いので中古でないと揃えられません。


緑の方はディテールではマイクロトレインズに劣りますが、前の所有者が素敵な改造をしていました。貨物列車の最後尾につけるFREDの尾灯の点滅機構を再現していたのです。
FREDと呼ばれる貨物列車の監視装置で、ブレーキ圧と連結器の状態を監視します。これの実用化により従来のカブース(車掌車)は廃止されました。
監視情報は無線で先頭の機関車に送信されます。この電波は誰でも受信できるので、撮り鉄が無線受信機片手に列車の位置を特定するのに使っています。

んで、FREDには点滅する尾灯の機能もありにけり。現代貨物列車には欠かせない機構なんですが、Nゲージではあまり一般化していないようです。それを再現してくれた貨車が売られていたので飛びついたのです。
装置は写真のようになっています。貨車の内側はがらんどうなので設置は余裕です。左にあるスイッチを動かして点滅させます。


 
光るとこうなります。つよい。
貨物列車の最後尾に連結するとよく目立ちます。


メーカー不詳の穀物用ホッパー車、いわゆるグレインホッパーです。青いのはアルバータ州、赤いのはカナダ小麦局のそれぞれ私有貨車です。私有というか公有貨車?
北米のホッパー車はこれらのように時たま派手な色使いの貨車があります。主に穀物ホッパーに見られる気がします。
レイアウト上でも貨物列車の中に彩りを添えられるので私は好きです。既に他の店で買った中古のホッパー車を持っていましたが、さらに増備しました。
Albertaの文字が書かれた青いホッパー車はディテールが細密です。


バルクヘッドフラットカー。CP鉄道のナンバーです。
長物車の車端部に丈夫な妻板を設けたものです。2x4や4x8合板鋼管、電柱等を輸送するのに使われます。これには予め合板が積載状態で売られていました。合板はビニールで梱包されているので、見た目には分かりにくいです。


大型の有蓋車。ブリティッシュコロンビア鉄道の貨車です。


大型の家畜車です。車番のCBPXは調べたところ該当する会社がなかったので、メーカーが作り上げた架空の会社の可能性があります。
なんと二階建ての家畜車です。見た目がすごいので買うことに。ただし内部はすっからかんなので、2階の床を追加してやる必要はあります。


コン・コーのホッパー車です。北米型では珍しい3両セット売りPKGで、バーリントンノーザン鉄道の番号が入っています。まあタイプでしょうけど。
これはさっきの穀物ホッパーと違って覆いが付いていないので、石炭等の鉱物を運ぶ貨車だと思います。


森林鉄道の運材車。木材の載っている貨車はマイクロトレインズ製、空荷の貨車はメーカー不詳、キットか前所有者のフルスクラッチの可能性があります。
上記のシェイに牽かせるために買いました。マイクロトレインズの貨車は、丸太が実感たっぷりで繋ぎ止める鎖も金属製と、さすがです。
空荷の方は、走らせてみると重量が軽すぎて脱線しやすいという欠点を持っていました。これは木材を乗せれば解決できますね。


台車だけの運材車も買いました。かわいい。


シェイと連結させると非常に様になります。素晴らしい。
以上、大満足の中古模型購入報告でした。

おしまい

カナダの鉄道模型ショーのレイアウトを観察する 中編【2016/5/29】

2020-09-01 22:47:52 | 鉄道模型記
ビクトリア鉄道模型ショーの続きです。前回に続いてNゲージレイアウトから。


本線から分岐する支線には操重車と控車兼救援車が。


その先には保線マンがいました。この先で何かあったな・・・。


ガス工場。


ダイナミック線路交差。


戦車置きたくなるのはどこの国も同じなのかもしれんなぁ。


原油工場かな。


穀物工場です。引き込み線にいるホッパー車は実は自分も持っています。


穀物エレベーターいいですよね。これのあるレイアウト作りたいです。


街のレイアウト。


これはコンテナヤード。


工場の積み下ろし用の引き込み線ですな。


線形の都合で街のレイアウトは変化を付けづらいのが難しいところですね。


線路を剥がしているところ?
岩の表現が素晴らしいです。


これは標高の高いところをモチーフにしているんでしょうかね。


角地。


ティンバートレッスルの変形版ですかね。


古今東西の貨車。


センタービームフラットカーの構造は興味深いので模型でも写真を撮ってしまいますね。これは合板を輸送する長物車の変形版です。


1番ゲージ?


HOゲージの運材列車。


機関車はクライマックス式のやつでした。これの模型あるのか・・・。でもシェイよりは機構の設計が楽かな。


川のレイアウト。


雪原のレイアウト。


これはヨーロッパ系のレイアウト。架線を張ってあるのが高ポイント。設置工事やその後の維持が大変なのでやれるところはなかなかありませんよ。


立派なティンバートレッスル橋。北米の黎明期の鉄道に欠かせないアイテムです。
これのキットを持っているのでそれを使ったレイアウトを作らないとですね。


峡谷のレイアウト。これは日本離れしていて好きです。


洞門が良いですよ。


川と線路のこの高低差が良い。ここまで高さを稼ぐと他の区画と合わせるのが大変だろうなと。

というところで今日はここまで。


後編へ→

カナダの鉄道模型ショーのレイアウトを観察する 前編【2016/5/29】

2020-08-31 22:23:34 | 鉄道模型記

2016年5月29日。
ビクトリアの鉄道模型ショー (Vivtoria's Annual Model Railway Show 2016) が2016年も開催されましたので、見にいってきました(去年の様子はここから)。
主にレイアウト展示と中古模型の販売をやるイベントで、レイアウトを眺めつつ掘り出し物の中古品を買い漁りました。
戦利品は後で紹介するとして、まずは会場のレイアウトを見ていきましょう。


南国の島のようなレイアウトです。


複数のパネルを繋ぎ合わせるレイアウトですが、接続部は橋になっていて違和感を感じさせない作りにしてあるのは感心です。


右側の島。


右端はこんな感じ。


工場の中もよく作られているなぁと。


次です。これは森林鉄道のレイアウトです。


雑然と散らかった現場が素敵。


材木の積替え場ですな。


デルタ線という言葉は日本語で、アメリカ英語ではワイと呼びます。イギリス英語は知らん・・・。


森林鉄道に欠かせないスチームドンキーも見事。


積替え場の地面にはもう1本線路が通っています。ここが周回線路(本線)です。


手前と奥の線路の奥行きが良き。


駅です。本屋を増築中。給水槽もありにけり。材木の風化表現の違いが楽しいです。


レイアウトの反対側は貯木場と製材所です。


製材所。


細かい~。


レイアウトの角を池で処理するのはいい考えかもしれない。


運材車に積んである木材を貯木場へ下ろすところ。


列車が走っているところ。


次です。エスクイモルト海軍基地内の鉄道模型愛好会のレイアウト。ひたすら距離が長いです。


海軍基地の区画。


Nゲージで、本線は3本あります。とにかく走らせるのだというのが命題で、レイアウトの作り込みは一歩劣る感じですが、地面の作り方はやはり日本のものとは違いますね。植生の違いですかね。


引き込み線の多さが目に入ります。こっちの鉄道は未だ引き込み線や専用線が多いので、よく取り上げられるのでしょう。


角地はこんな感じ。

というところで今日はここまで。


中編へ→

【Bトレ】 静鉄A3000形を作る

2016-10-23 21:10:01 | 鉄道模型記

10月15日に静岡鉄道の長沼工場の開放イベントがありました。
デワ1形の展示とかA3000形の運転体験とかやっていましたが、物販ではA3000形のBトレが売られていました。お値段2,300円。Bトレも随分高くなってきましたね。
いつの間にと思ったんですが、ついこの間発売されたばかりだったようです。ていうか登場から半年でもう模型化されたのか、仕事早いね。どうやら事業社限定製品っぽいです。
Bトレはほとんど作らないのですが、A3000形は地元の電車なのと、いずれ7色全て出るだろうし全色揃えたら中々様になるだろうと思ったので購入してしまいました。



Bトレは組立模型なので自分で組み立てていく必要があるわけなんですが、箱を開けてビックリ!部品構成が通常のBトレとだいぶ異なっていたのです。
普通だと車体は前面、側面*2、妻面の4面を貼り合わせて組立てます。A3000形も基本はそれを踏襲してはいますが、側面の部品が2つ(窓を入れれば3つ)に分割されていたのです。
ちょうど車体の塗装ごとに車体の水色、ドアと幕板の白、窓まわりの黒という風に分割されています。先に書いたとおりBトレは普段作らないので詳しくないんですが、自分が知っている限りではこのような構造は初めて見たので驚きました。会社が製品を作る時に塗装工程が楽でいいですよね(部品の色は成型色でなく塗装)。



窓を組立てていきます。この写真を撮った後部品のハメ忘れがあったんで慌てて解体しましたが・・・。
これの組立図、1つの図解に車体の組立工程を全部詰め込んでるせいで読みにくいです。紙面構成もあるんでしょうけど、そこはページ数増やしてもうちょい分けて書いてもいいんじゃないと思います。



前面も2層構造という凝った分割をしています。ライトケースの立体感などがよく表現されているほか運転台上の計器盤も彫刻されていてよく出来ています。



続いて側板の青い部品を貼り付けます。



最後に白い部品を取り付けます。部品同士の隙間がなく合いがピッタリなのはさすがバンダイという出来です。



シールはこんな感じ。予備を用意してくれているのは親切。
行き先表示は普通と急行と通勤急行の3種です。日本語と英語の両方が収録されているのがマニアック。
方向幕ベースのシールはのり面に黒が印刷されていて風防の裏側から貼り付ける形になっているので、ガラスの裏から表示されているという立体感を再現しています。
他にも前面/側面の車両番号、A3000 Seriesの銘板、虹のロゴ、車椅子表示、号車番号、側面行き先表示器とたくさん種類があります。これは実車がそうなのでどうしようもないんですが、貼る量が多くて中々しんどい作業でした。



完成しました。いい感じになっていると思います。
最新のサスティナ車体に昔のTS台車の組み合わせは何回見ても不思議ですね。



前面。行き先は通勤急行で、静岡側を日本語、清水側を英語としました。
部品分割上、おでこに目立つ合せ目が来てしまうのは減点ですね。これ、成型色が白なら合わせ目消しが出来るんですが、実際は透明の成型色に白の塗装ですからどうしようもないです(合わせ目消ししてその上からまた塗るほどの気力はない)。前面部は別部品化して、白い部分は3パーツにするのが良かったと思います。



と、こんな感じでした。
おでこの合わせ目以外は見た目もよくサクサク組立てられるので楽しかったです。これは全色揃えたくなってきます。実車の導入計画の都合上一気に製品が発売されることもないのでお財布にも優しいですしね。

以上です。静岡へ来た際には買ってみてはどうでしょうかというベタベタなオチでおしまいとします。

最近作ったもの(クハ103+クモニ83・静岡鉄道1000系)

2013-01-22 22:18:29 | 鉄道模型記
ここ数か月の間に鉄道模型をいくつか作っていたのですがすっかり紹介しないまま年が明けてしまったので、いい加減記事書けということに。



クハ103+クモニ83
なんだこいつという編成ですが、府中にある東芝の工場に実際にある車両です。
なんらかの試験に供されたのではないかと思っていますが、現在は工場内の留置線に置かれているだけの様です。
荷物車クモニ83は無論、低運転台の103系も今や貴重な車両です。この先も解体されずにいるといいのですが。



参考写真。2年前に実際にこれを見てきて「なにこれ面白い、模型で作ろう」と思って思い立ったのが2年前。思い立った後すぐに材料をそろえましたが、以来積みプラに。先月やっと作り出しました。



ネタで作ったので実車の再現度はあまり高くないです。それっぽく見えればそれでいいのです。
実車がやけにつやつやだったので艶消しトップコートをかけたのは間違いだったかな?



クハ103。以前は近くを走っている京王に刺激されたのか、動物のイラストがたくさん描かれた楽しげな車両でしたが、近年中央線のオレンジ一色に変更されました。
実車は初期型なのでユニット窓ではないそうなのですが、在庫が無かったので仕方ない。お金もそんなにかけられないし。
あと、Hゴムが塗られていないじゃないかとお思いかもしれませんが、仕様です。
実車だとオレンジに塗られているんだから仕方がない。なんてモデラー思いな車両なんでしょう。
さすがにアルミサッシまでオレンジには塗ってくれてなかったのでそこはちゃんと色差ししてあります



ライトはちゃんと豚鼻に改造。ユニット窓車に豚鼻はいないと指摘されましたが、知らなかったんだから仕方ない。
連結器上のステップは間違って切り取ってしまいました。
方向幕には「東芝府中」が入っていますが、わざわざ用意する気になれなかったので省略。今後何かのついでに作ることはあるかもしれません。



クモニ83。現存しているのはこの1両だけ?こちらは実車の再現度が良かったこともあって、クハ103と違ってそのまま本線走行させても問題ない仕上がりになっています。とはいっても動力は積んでいませんので、70系あたりに引っ張られるのがお似合いでしょう。



なお、車体は製作中にヒーターの熱風を受けてしまい変形、再起不能となりましたので新しい2代目の車体を用意して製作。一応、復旧扱いです。
簡単に逝ってしまうものですね。こわいです。



先頭に来る側のライトはクリアパーツに差し替えてあります。見えない連結側はそのままです。
方向幕には下関や大阪などが入っているどうですが、103と同じく用意するのも面倒なので省略。

こんな感じです。
どこかのレイアウトの留置線にぽつんと置かれているかもしれません。




静岡鉄道1000系
3年前に購入したプラッツ製の静岡鉄道1000系のキット。3つあるうちの2つ目です。休車中の1つめもいい加減復旧せにゃ。



クモハ1001。連結器の首が垂れてるな・・・。
今回作った1000系の形態としては、集中クーラーの乗った初期型、スカート・ラッピングの無い2000年代前半以前のものをプロトタイプとしています。
銀一色だから塗るのが楽。



クハ1501。
動力は鉄コレ動力を搭載、床下機器はキット同封のものの中からできるだけ実車に近いような配置に変更しています。



1000系の屋根はとにかく白っぽいので、屋根からクーラーまで全部白にするのもありだったのですが、それだと模型としてのメリハリにかけるのでクーラーは白、屋根は薄いグレーにしました。



前面ストライプは、キットでは塗装で再現しろという鬼畜っぷりでしたのでデカールを自作して対処しました。一定の成果が出たと思います。


以上になります。
続く?

最近の模型製作事情

2012-07-27 21:44:14 | 鉄道模型記
最近はすっかり鉄道ブログ・旅行記ブログになりつつありますが、元はといえばプラモ製作記ブログ。
とはいえ、昨年にギラ・ドーガ作って以来ちっとも新作を作っていませぬ。
ここ数か月は部活のほうで鉄道模型レイアウトをずっと作っていたおかげで製作欲が十分満たされていたので・・・。レイアウト以外に何か作るほど手が回らなかったのもありますが。

それでもなにも作っていなかったわけではないので、ここでまとめて披露しますね。



また作ったよ、痛コンテナ!
ライフワーク(?)である痛コンテナ、数年ぶりの新作。今回はアイドルマスターのコンテナを製作しました。
作り始めたのは去年の秋ぐらいから。完成したのは4月の半ば。完成してからすでに3か月以上が経過。

去年放映したアニメが終わるまでに完成しようと試みるも、間に合わず。以降製作意欲をなくすも、4月に運転会をやるというのでそれに間に合わせるために運転会前日に徹夜して無理やり間に合わせることに成功。
いやあ、死ぬかと思ったね。



天海春香、如月千早、三浦あずさコンテナ。
これまでは1キャラクターに付き20fコンテナ1つでしたが、今回は大増量して1キャラクター3コンテナ分。20fコンテナ3個だとちょうどコキ1両分に収まるので、つまり1キャラにつき1コキ分。
さすが、アイドルとなると扱いが違いますね。



コンテナのデザインは、側面にキャラクターのイラストと名前、アイマスのロゴ、上面には765プロのロゴを貼りつけています。



高槻やよい、水瀬伊織、双海亜美・真美コンテナ。
キャラのイラストはすべてデザインが異なります。イラストはアニメの絵を使わせていただきました。どうもすみません。
亜美真美はイラストの都合により2人で1つになっています。別々のほうが編成を長くできてよかったんですが・・・。



星井美希、我那覇響、四条貴音コンテナ。
デカール台紙はインクジェットプリンター用を使用。台紙が白いのを目立たなくするためにコンテナも白地にしています。
デカールをきれいに切り取れば白い台紙を輪郭として利用できたのですがね。
そうすれば、当初考えていたコンテナの地の色をアイドルのイメージカラーに合わせるなんてことも出来たんですが、そうなると神経がすり減っていよいよ修羅の道へ。
やめました。

ちなみにコンテナはIPAなんかには漬けずにそのまま上から白を塗っていますので、コンテナのロゴがよく見ると浮き上がっています。
まあよく見ないとわからないし、古いコンテナを改装したっぽさが出ていいでしょう?面倒だっただけですよ、ええ。



秋月律子、菊地真、萩原雪歩コンテナ。
コンテナの合計は42個。これだけの数のコンテナ、そろえるのが大変でした。
基本的に中古屋で買うんですが(正規の料金で買っていたら財政が危ない)、とある中古屋で大量に置いてあったのを見た時はすぐに飛びつきましたねぇ。あれでだいぶ助かった・・・。
あとは、コキの両数も足りなかったので20fコンテナ付きコキを見つけたら買うようにしていました。



音無小鳥コンテナ。
とにかくこういうのは編成が長いほどいいということで事務員さんも入れました。だったら社長も入れればよかったと今さら。



嗚呼、壮観だ壮観。コキに載せると機関車込みで14両という立派な貨物列車になります。目立ちますよ~。
1個作るのにおよそ20分かかるので、アイドル12人(亜美真美は1人分)+事務員の39個で780分。13時間ですね、ハハッ。

今後しばらく私の貨物列車レパートリーのメインを担いますので、見かけた際はどうぞよろしくお願いします。



2つめ。完全におまけ扱いですが。
KATOの大井川鉄道かわね路号セットを買いました。
客車は力入っていてちょっと感動したのに、SLのほうが従来品と同じ構成になっていてがっくりきたやつです。
KATO側はC11 227が好適と言っていますが、デフの点検窓は無い、旋回窓は無い、予備灯は無いという無い無い尽くし。要は似てないよということ。素人でもこれだけわかるんですから、大鉄オタクが見たらもっとあるんでしょう。
どっちかというと今は引退した312号機に近いので、それを選択しました。
とりあえずランボードに白線を入れました。他にも手を加える場所はありますが、これでだいぶそれっぽく見えるでしょう。
あとは、大鉄の機関車がつやつやなんておかしいので艶消しクリアを吹いて表面の光沢を調整しました。
当面はこの状態で行きます。



あとは、TOMIXの373系中古を購入しました。動力が古い旧製品でしたが、5000円台といいお値段。つい買ってしまいました。
で、家に帰ってみて開けてみると、スリーブの下に増結3両が隠れていたというオチ・・・。6両で5000円だったのか・・・・安い!出物でしたね。
これで現役・現存のJR静岡車(211系・313系・371系・373系)はすべて揃いましたね。
ただ、GMエコノミーキットの211系にガタがきてるんで、完成品に置き換えようか考え中・・・。313系も増備したいですね。3000番台の再販はよ。



と、ここ数か月の動きでした。
夏休み明けからはじゃんじゃん作っていくと思います。どうぞお楽しみに。

初めてBトレ作ってみた

2012-02-08 21:09:18 | 鉄道模型記

先週末はヨコハマ模型フェスタに行ってきたのですが、その時売られていたのがこのBトレ東急9000系。かなり人気だったようです。
つい買ってしまいました。
自分は田都厨なので9000系では正直手が伸びなかったと思うのですが、なんとこれ田都線の2000系も作り分けることができる親切仕様。これにやられました。ちなみに、9000系大井町仕様も作れます。抜かりがない。



119系を作るモチベが上がらないので合間にササッと組んでみました。初めて組んだのですが、組む時のストレス無さすぎワロタwwwこれだけでもフルスケールから乗り換えてもいいくらい。
模型を作るのは好きですが、面倒なことは嫌いという矛盾を持っている自分としてはこれはすごく相性がいいです。



9000系と2000系の違いは主に屋根のクーラー。ちゃんとそこを作り分けています。あと、パンタがシースルーなのには驚いた。




方向幕も現行のものから新製時のものまで用意。スカートの有無も選択可能です。
自分は、東武直通開始前の幕とスカート無しにしました。懐古厨乙。



あとはクーラーを塗り分けるだけですね。

う~ん、Bトレにも触手が伸びそうだなー。やばいなぁ。


あと、119系はまだまだかかりそうです。作んのマジだりぃwww

2年ぶりの新作

2011-12-13 20:43:28 | 鉄道模型記

その昔、私は痛車ならぬ痛コンテナなるものを作っていました。こっちに来てからめっきり作らなくなってきましたが・・・・ついに新作を作りました!
ちなみに、これは鉄道むすめの痛コンテナ。まだ製品化されていないのを走らせたいと思って製品を模して作ったコピー品です。英訳が大変だったね。
今やこれの全部が製品化されているという。時の流れって怖い(あ、でも、あさぎのグレーの服ver.はまだですな



約2年ぶりの新作の題材はアイドルマスターにしました。アニメの絵を使わせていただきました。
製作自体はアニメの始まる半年前から進んでいたのですが、竜宮組のイラストが無いわコキが足りないわで気が付いたらアニメが最終回目前。
アニメが終わる前になんとか完成させて公衆の面前で走らせたい!学園祭が絶好の機会だったのですが、落としましてねぇ・・・。
幸いにも今週末、走行させる機会があるのでそれが最後のチャンス。


キャラは所属アイドル全員+ぴよちゃん。ただし、亜美・真美はイラストの都合で1人と数えて合計13人。過去最多。
すでにコンテナは塗装済み。あとはデカール貼っつけるだけなんですが・・・。今回は数が多いです。
今までは1回の製作で最大10個程度だったのですが、今度は一気に増えて39個です・・・。今まで1人1コンテナ(20f)だったものを3コンテナまで増やしました。つまりコキ1両分。しかも1コンテナずつ絵柄が違う豪華ぶり。
だいたい1コンテナ作るのに20~30分かかるので・・・あとは推して知るべし。ああ恐ろしい。
製作期間はあと5日。完成してくれないと困る。

浮気してしまいました・・・

2010-06-02 21:38:18 | 鉄道模型記
今、GXを塗りたくっているところなんですが・・・鉄コレに浮気してしまいました。ガンプラの神様、ごめんちゃい!!



相も変わらずクソ画質ですいません。はやくコンデジ欲しい。
先日手に入れた大井川鐡道1000系をNゲージ化してみました!
・・・といっても、ダミーのパンタグラフと車輪を金属製のものに換えて、動力を組み込むというものなんで、たいして見かけは変わらんのですがね。

ちなみにこの1000系は伊豆箱根鉄道から譲渡された車両で、国鉄の157系にも似たデザインと塗装が好印象な電車です。現在は引退して、すでに解体もされています。


が、ここで終わらないのが例の大鐡クオリティ。

鉄コレのままではどうしても見過ごせない一つの問題。それは先頭に着いているヘッドマーク!



「金谷←→千頭」と書かれているこの行き先ヘッドマーク。鉄コレにはこれがない。これがないと真の大鐡車両とは言えない!



そんなパーツがあればいいのですが、普通は無いんで例によってデカールを自作。今回は青HMを。



作ったデカールをプラ板に貼り付けて、デカールの形にそって切ります。
厚さ0.5mmのものを使ってみましたが、やや厚すぎたようです。それより薄いものの方がいいかと思います。
また、切り取ったプラ板の断面は白く、そのままでは見たときに興ざめしてしまうのでそこをそれっぽい塗料(GXの胴体に使った青w)で塗って誤魔化すのがおすすめ。



最後に瞬間接着剤でくっつければ・・・完成!

おお!HMを付けただけですが、予想以上に情報量が増してかなり効果が出ています。
312系にも取り付けて、C11と共演させるのが楽しみです^^

旧型客車

2010-04-27 20:56:10 | 鉄道模型記
大学の鉄道研究部に入ったのですが、GW前にNゲージの運転会をやるとのこと。
だったら、C11を走らせないわけにはいかない!と思ったのですが、あいにく客車がない。
チを繋いで走らせるのもなんか情けないしな・・・。


なので、月末ですがなんとか連休まで生き延びられそうなので、大鐡のSL急行の最低数である3両を調達してきました。
それにしても客車って安いのね。電車が急に高嶺の花に見えてきたw


で、ここで終わらないのが大鐡クオリティです。




携帯電話のカメラじゃマクロできないから遠めの写真でごめんね><
大鐡の客車にはドア横に急行サボ、側面中央窓下に「かわね路」号のサボが付いています。
それを自作デカールを作成して貼り付けてみました。
すごく小さいのでそれほど効果がないかと思いきや、いいアクセントになってメリハリもついています。
客車最後尾についているテールマークも作りたかったのですが、資料がなかったので断念。

それと、C11にも新金谷機関区所属を示す「新」プレートを張りました。「大鐡」のほうはちょっと無理でしたが^^;


ちなみに、アヘッドはもう完成したのですが撮影環境が整わないのでもうちょっと待っててね。
では~。