
石炭の匂いのする方へと向かいます。途中にはこんな看板が。これは確定ですわ。

おおっ!おおっ!
これは予想以上のものが見れそうですぞ!

3軸貨車!
3軸車は日本では発展しなかったカテゴリーなのでこれだけでもうおいしいですね。貨車というよりはこれは荷物車でしょうね。
そんなことよりも、このクラシカルな外観がたまりません。

やだ、なにこれかっこいい!!
一番奥まで行くと、蒸気機関車が準備を行っていました。既に運転できる状態のようです。
まさかこの地で生きている蒸気機関車を見られるとは思いませんでした。なんともいえない胸が高鳴りを感じます。

さてこの蒸気機関車、ボールマウンテン蒸機鉄道(Ballenberg Dampfbahn)という有志の団体による保存鉄道が運営しています。ツェントラル鉄道(zb)の線路を借りて、実際に営業運転を行っているのだそうです。
海外ではこういった動態保存活動が活発です。古いものや文化的に貴重なものを保存・維持していく風土が欧州にはあるようで、我々から見ると実にうらやましく思えます。日本だとこういうのはなかなかできませんからね・・・。

ドレインも大量に出ていて実に頼もしいです。


まだ朝の時間帯のインターラーケンに1機の蒸気機関車がこの日の運転の準備を云々・・・。
お気に入りの写真です。整備のおっちゃんがいないともっと良かったけど仕方ないね。

実によいものが見れました。とりあえずこの場から離れますが、客車を連結して運転の準備をしていたということは、このあと運転するというわけで、もしかしたらホーム入線も撮影できるかもしれません。

引き上げ線に留置されているRe460のインターシティ。ああ、模型でコレクションしたい・・・。でも高い。

さてさて、駅の時刻表を見てみたところ、09:45発Brienz Meiringen行のEXT.の表示が。EXTは「臨時」の意味ですのでこれで間違いないでしょう。
そして、この後私たちが乗る列車は10:00発なので、ホーム入線どころか発車シーンまで見られます!

さて、期待を高めていると今度はドイツ鉄道(DB)の誇る高速列車ICEが到着しました。フランスのTGVと並んで日本でも知名度のあるドイツの高速列車です。

ドイツらしい質実剛健としたデザイン。
これは動力集中式のICE1で、両端に機関車、間に客車を合わせて14両連結しています。TGVと同じ方式ですが連接式のTGVと違ってボギー式です。
ちなみに、私としては動力分散式のICE3のデザインが高速鉄道の中でも一番秀逸なデザインだと思っています。あれはガチでかっこいい。車内が狭いらしいけど・・・。

2等車の801形。ちなみに機関車は401形。

食堂車の803形。屋根がやや高く天窓があるのが特徴。JR九州の787系「つばめ」のビュッフェ車や小田急のロマンスカーVSEはこれからヒントを得たのかな?

1等車の801形。
なお、この後乗る10:00発の列車というのがこのICEなのでございます。フランスへ向かう途中にドイツの列車に乗れるのもまたうれしいですな。

BLS AGの普通列車。ゴールデンパスの客車と基本は同じっぽいですね。BLS AGが合併する前に存在していた旧BLSの塗装で、今後はBLS AGの銀と黄緑色の塗装に変更されていくらしいです。

zbの部分低床車ABeh160形。2012年に登場したまさに最新鋭の電車です。これで旧型車を淘汰していくそうです。スイスでも電車化の波が来ている・・・のか?
やっぱり非貫通型の方がデザインの幅が広がっていいですなぁ。
今回はここまでです。
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