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九州project ~The Last Domestic Journey. 最終回 【2014/09/27~30】

2015-03-28 23:12:49 | 旅行・イベント記
9月30日、最終日です。
この日はもう、観光らしい観光はしないで空港へ向かうのですが、いくらなんでも時間が余ると思ったので鹿児島名物「白くま」を食べようと提案しました。
もちろん白くまを食べるというのは半分は表向きの理由で、「水曜どうでしょう 対決列島」で登場した天文館むじゃきを食べるというのが真の理由というか目的です。
これでまた聖地巡礼じゃと思いきや、おじいさんがとっとと空港に行くと言って聞きません。まあ運転手は私なので如何ようにも出来るのですが、あまり過ぎたことをするとホットスプリングの時のミスターになりかねないので、しぶしぶそれを飲むことに。

ですがその時、天の声が。「肥薩線の古い駅に行くのじゃ」。調べてみるとちょうど空港から近いんですね。よし行こう。



はい来ました、JR肥薩線の嘉例川駅です。1903(明治36)年の開業以来の大変古い駅舎を持つ駅です。よくも今まで壊されずに来たものだ。
明治の建築ですが、印象としてはそれより前の江戸時代とかそんな雰囲気を感じさせるような気がしなくもないです。



建物財産標もあります。ちゃんと明治36年ですね。



室内。古いですがよく手入れされているので汚くはなくきれいです。素晴らしい。



駅名標はJR九州の標準タイプ。無人駅ですが特急も停まります。まあ、特に急がないの代表格「はやとの風」なんですが。
肥薩線は「はやとの風」やら「SL人吉」やら魅力的な列車が走っているので、いずれは乗りに行きたい路線です。



ホームは片面1線と思いきや、向かい側にもホームが残っています。



ホームの端には「ななつ星」の停止位置目標が。今のところ嘉例川駅に停車する設定はなされていないようですが、そういうこともあり得るということですな。
その奥には側線が分岐しています。貨物側線だろうな。



駅務室には史料が展示されています。タブレット閉塞の器械なんかはこの手の史料ではもうおなじみですね。



見学を終えたらレンタカーを返却して空港へ。ありがとうラクティス。それでもまだ時間があるので、展望デッキに出て飛行機を眺めます。
日本エアコミューターのサーブ340B(JA8886)。聞いたことねえ機材だなと思ったらスウェーデン生まれらしい。そして意外にも鶴丸。



ジェイエアのエンブラエルE170(JA218J)。



ANAのB767-300(JA8342)。



ソラシドエアのB737-800(JA801X)。



日本エアコミューターのDHC-8-400。ボンバルディアはこの半年間で割りとマジでお腹いっぱいになってる(2015年3月現在)。



JALのB767-300。
本土対離島のハブ空港と言われるだけあって、いろいろな機材が見られて楽しいですねえ。ここら辺で切り上げます。



そしてフジドリームエアラインズの14:15発FDA134便静岡行に搭乗します。さようなら鹿児島。また来ます。
乗機はE175(JA08FJ)。8号機はティーグリーンです。ちなみに2015年導入の9号機はゴールドのようですな。名古屋城のシャチホコってことかな・・・。



飛びます。
帰りも快適なサービスで満足。



そして着陸。



静岡空港に到着しました。
往路でも書きましたが機内の居心地や乗務員の対応が良かったので、また乗りたいかなと思います。



エントランスを出るとなんかしずてつジャストラインのバスが。ていうかもうバスじゃなくて普通のハイエースですけど。
それでも塗装はハイエースの地の塗装の上にマゼンタと青のブロック模様を配して車内には運賃箱も装備、ちゃんと緑ナンバーですし、これはもう立派なバス、バスです!
そういえば島田駅~静岡空港の路線が定期路線からデマンド路線に変更されたって聞いたけど車両も変えられたのか。
でまあ、このバスには乗らずに自分ちの車で帰りました。

色々周りましたが、まだまだ行きたいところはたくさんありますゆえ、またいつの日にか行くことになるでしょう。いつかその日まで。

おしまい

初めてのバンクーバー遠征 その4 【2014/11/22】

2015-03-27 19:57:52 | 鉄道撮影記

スカイトレインSkytrainに乗ってメインストリート・サイエンスワールド駅Main Street-Science World Stationまで乗ります。ウォーターフロント駅から4~5駅くらい。



ここで降りた目的は、スカイトレインの駅のそばにあるVIA鉄道のバンクーバーパシフィック中央駅Vancouver Pacific Central Stationの下見。
VIA鉄道はカナダの各鉄道から分離された旅客部門を統合した、カナダ国内の都市間旅客鉄道を一手に担う国営鉄道です。アメリカのアムトラックに似た経緯を持った鉄道ですね。
有名な列車はバンクーバー~トロントを結ぶ大陸横断列車「カナディアン号The Canadian」。3日くらいかけて走破します。豪華列車の部類なのでおいそれと乗れるものではないですが憧れますねえ。

駅舎はこのように大変立派な外観をしています。かつての鉄道の最盛期を感じさせます。



VIA鉄道の他にも、アメリカの旅客鉄道アムトラック、高速路線バスのグレイハウンド、パシフィックコーチ、レンタカーにハンバーガー屋まで。
鉄道駅の他に高速バスターミナルの側面も持ち合わせています。こっちの言葉だとバスディーポといいますね。



鉄道華やかし頃は送迎の人や車であふれていたであろう広めの駅前ロータリー。
今となってはガラガラのコインパーキングに・・・。いと悲し。



駅舎の室内も立派です。豪華かっていうとそうじゃないかもですが、質実剛健という印象です。広さの割に人はまばら。まあ、まだ発車時刻には遠いしな。
室内の配置や間取りをなんとなく把握。来月にここから列車に乗るのでそこら辺を見ておきます。



改札の向こう側には心躍る魅惑のバッド製ステンレス客車の姿が・・・!!
改札の駅員にホーム入ってもいいか聞いたらまあ普通に断られました。日本やヨーロッパみたいには行かない。その後実際に列車に乗って分かりましたが、鉄道というよりは航空機の搭乗に近いシステムです。



駅を出て脇道から客車を見ますが、うーんこの。ところで、機関区ってどこにあんでしょうね?未だ場所の特定に至っていないのです。



再び駅舎。
下見を終えたところで、今日の目的は終了。帰ります。



スカイトレインの駅に戻るところで高架を横切るスカイトレインのMark I電車。1984年のスカイトレイン開業時から走る古参車両。
前面のデザインはもうちょっとどうにかできなかったのかって感じですね。窓が小さくて前面展望が殆どできない。
今のところ今までで一番ダサい電車ランキング1位に輝いています。



ホームに昇ります。ちょうどキングジョージ寄りのホーム端から電車を撮影できるので、ここでしばらく撮影を試みます。



Mark II電車。2002年の新線開業時に導入された新型車。2編成つなげた4両編成。
Mark Iと比べて前面デザインが流線型に変更され格段に改善されています。展望席も設けられ良好な前面展望が味わえます。車体も3ドアとやや広くなったのかな。



これはMark IIの後期型。2010年のバンクーバーオリンピックに向けて増備されたもの。
車番が前期型の200番台ではなく300番台から振られています。塗装もカナダラインの車両に合わせています。



最期に走る箱ことMark I。いやほんと中間車だけが自走しているようにしか見えない。


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九州project ~The Last Domestic Journey. その9 【2014/09/27~30】

2015-03-25 21:55:35 | 旅行・イベント記

鹿屋を北上し、垂水まで行きます。そこから本日二度目のフェリーに乗船。いわさきコーポレーションの垂水・鴨池フェリーですね。
ちょっと時間が推していましたがどうにか間に合いましたね。



出港。さようなら大隅半島。また来ます。



桜島が一応見えますね。
このフェリーはうどんが名物らしくて味もいいらしいですが、夕食がたぶん今日もガツンと来ると思うのでじっと我慢です。



鹿児島市鴨池港に到着しました。ここからはもうホテルに一直線です。



はい着きました。今日の宿泊先は城山観光ホテルです。山の上にあるでかいホテル。



で、今日もコース料理。先附。苦瓜の味噌炒め。



前菜5品をおみまいされます。



地ビールがおいしいネー!
甘いビールでした。たまにはこういうのも。



本日のすまし汁。



本日のお造り。
あー、刺身食いてえ。



黒豚豚骨煮。割りとこってりしていた印象。スープを吸った大根が良い。
???「子豚の煮込みが死ぬほど食いたかったんだよ!」



黒毛和牛陶板焼き。
柔らかいなあ。うまいなあ。月並みな感想しか出ないね。
ここらへんから祖父母から食べきれなかった分の料理が譲渡されてきます。ですが昨日よりは余裕があります。



本日の茶碗蒸し。



本日の自家製さつま揚げ。れんこんとかさつまいもとか。



鶏飯。奄美大島の郷土料理です。炭水化物は一気にのしかかってきますね。



追い打ちを掛けるようにさつま汁も。



締めのデザート。どうにか食べきったが今日も限界。加えて祖父母の分は食べきれず。
こうやってみると、好きな分だけ食べられるビュッフェ形式というのは気が楽なもんですね。

これで3日目終了。
明日はもう帰ります。


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九州project ~The Last Domestic Journey. その8 【2014/09/27~30】

2015-03-23 23:45:11 | 旅行・イベント記

館内の見学を終えたら、再び屋外展示を見に行きます。最初とは別の場所です。もちろんこのデカブツを見るため。



「こんなの飛行機じゃないわ!羽の付いたカヌーよ!!」
「だったら漕げばいいだろ!!」

この羽の付いたカヌー飛行機、名前は「二式飛行艇」、通称「二式大艇」と呼ばれている海軍の大型飛行艇です。
羽の付いたカヌーと呼ぶには畏れ多い、当時の飛行艇としては脅威の高性能を誇る日本軍の傑作機のひとつでした。戦後しばらくもこれに敵う飛行艇は存在しなかったとかなんとか(まあ他国は日本ほど高性能な飛行艇が必要じゃなかったというのが実際のところなんでしょうけど)。



日本軍機には珍しい四発機。強力な火星エンジンを搭載したことで最高速度は465km/h。攻撃力も20mm旋回機銃5門と高く、敵機を撃墜したことも。その上防弾装備もばっちり。
他にも航続距離7153km、爆装として250kg爆弾8発、24時間飛べる、ベッド、トイレ、冷蔵庫付きなど。恐るべし飛行艇じゃ。



この426号機は、戦後アメリカ軍が性能試験を行うため接収し、本国で試験運用されました。その時、米軍士官が「日本は戦争には負けたが、飛行艇では世界に勝った!」との言葉を送ったとか。まあ賞賛しときながら日本の航空産業を解体していくスタイルなのがお笑いですが。ジョークのつもりか?
試験終了後しばらくしてスクラップになるところを船の科学館の笹川良一初代館長が船の科学館での受け入れを表明。1979(昭和54)年7月に二式大艇は日本に帰還し船の科学館にて展示されました。
その後2004(平成16)年4月、船の科学館から海上自衛隊鹿屋航空基地資料館に移され今に至ります。



現存する二式大艇は世界でもここだけ。これほどまでのデカブツをよくアメリカから帰還させ、今に至るまで保存してくれたことには本当に頭が下がります。保存状態も、屋外展示のどの機体よりも良いです。
この後見るUS-1飛行艇と合わせて日本の航空機史を知る上で重要な史料だと思うので、今後も大切にされることを願ってやみません。



今回の旅行で一番の楽しみだった二式大艇の見学。見ることが出来て本当に良かったです。



さらに史料館の裏側にある展示コーナーへ。またもや魚雷が。ハイパーズたちにはたまらない場所ですね。
上が八九式魚雷、下が九二式魚雷。共に艦艇用ですがいわゆる酸素魚雷ではないですね。これにはハイパーズもがっかり。吹雪にでも持たせよう(提案



これはなんの魚雷だか分からなかったですが、米軍の短魚雷なのかな?



零戦二一型のプロペラと栄一二型発動機。漁師が網を引き揚げたら偶然一緒に巻き込んでいた模様。水没するとっていうか不時着水するとプロペラって簡単に曲がるもんなんですね。



艦上攻撃機天山一一型のプロペラ。これも漁業網に引っかかったもの。\テーンザーン/



局地戦闘機紫電改の誉二一型発動機。ダイビングかなんかをしている時に見つけたらしい。半分ほど脱落していますな。



そしてその奥にはUS-1A救難飛行艇が。対潜飛行艇PS-1を救難機用に仕様変更したもの。
先ほどの二式大艇を開発した川西飛行機の後進、新明和工業が開発した飛行艇です。そのためか、全体的に二式大艇に似た外観をしています。
これも二式大艇譲りの長い航続距離と、荒れた外洋でも着水できる能力、さらに二式大艇には無かった陸上への着陸能力など高性能に仕上がっている様子。
現在はそれをさらに向上させたUS-2に移行してますね。最近はインドへの輸出が内々定したみたいな話もありましたね。



P-2J。前々回も見た対潜哨戒機。この4783号機はラストナンバーで、除籍前は鹿屋基地所属機だったもの。

これで鹿屋基地編はおしまい。楽しかったです。



鹿屋基地近くのコンビニで昼飯を調達します。昨日ホテルの料理を食べきれなかった反省から、おにぎりだけという軽いお昼にしました。
そして次に訪れたのは、鹿屋市役所の近くにある「鹿屋市鉄道記念館」。国鉄大隅線のなんやかんやを伝えるために建てられた記念館です。
入口にはED76形48号機の動輪が。48号機は鹿児島国体でお召し列車に指定された機体です。



記念館の目玉はこのキハ20形441号車。大隅線で最期を迎えた車です。
いつもは車内に入れるのですが、ちょうどこの日は休館日でしたので外から眺めるだけ。記念館にも入れませんでした。また来ます。



腕木式信号機。動いているところは見たことないです。



保線用モーターカー。なんかクレーンみたいなのが付いていますね。



保存車両は屋根付きで定期的な補修もされているようで、状態は良いです。前照灯がブタ鼻じゃない原型のものなのがひそかなポイントですね。
ちなみにこの記念館は旧鹿屋駅の跡地に建てられています。



駐車場の裏には駅名標が。鹿屋の他にも大隅線各駅の駅名標が立っています。


これでこの日の訪問先は全て消化。鹿児島市内にあるホテルへと向かいます。


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初めてのバンクーバー遠征 その3 【2014/11/22】

2015-03-22 21:18:02 | 鉄道撮影記

空港を出ます。最後にレンタカーの場所を確認してその帰りにElDorado NationalのE-Z Rider II MAXに遭遇。
jetsetparkingということは駐車場と空港を往復するバスなのかな?



空港からはまたスカイトレインに乗ります。基本的に空港から出る公共交通機関がこれだけなのです。
ちなみに、空港からダウンタウンへ乗ると運賃が通常の$4に加えて$5かかり、合わせて$9かかります。ダウンタウン→空港だと加算運賃ないんですけどね。
スカイトレインに乗るだけならそれでいいですが、他の路線やバスに乗り継いで観光するなんて場合には$9.75のデイパスを買ったほうがお得ですし、料金ゾーンをいちいち気にしたり小銭を用意したりする手間もないので動きやすいです。ちなみにカナダの路線バスの運賃箱はお釣り出ません。
デイパスは空港内のセブン-イレブンで購入可能です。



スカイトレインといってもカナダラインはだいたい地下鉄。
無人運転なので、前面展望を存分に楽しめます。



車内は左右で座席の向きの違うクロスシート。椅子は硬い。



というわけで、終点のウォーターフロント駅Waterfrontに到着。



と、トロリーバス!!
地上に出ると、後ろからトロリーバスが走ってきました。SUGEE!!
日本だとほぼ無いようなものですからね。さすがに気分が高揚します。



調べてみると、バンクーバは北米でも有数のトロリーバス路線網を持つ街だそうで。長いポールがいいですねえ。ばったみたい。
ちなみに車種はニューフライヤーのE40LFR。Rシリーズと呼ぼう。Xシリーズのひとつ前のモデルかな?



交差点の架線。2本ずつ張られていることを除けば、路面電車と似たような雰囲気ですね。ごちゃごちゃしていてこれもよい。



連節バスも来た!!E60LFRですね。
いやあ、すごい光景だ。



架線のない道路では普通のバスが走っていますね。そりゃそうだ。連節バスのDE60LFR。
連節バス多いなぁ・・・。当たり前のようにやってくる。



海岸部へ。対岸にはノースバンクーバーが望めます。



ガントリイイィィィ!!!



角を曲がるE60LFR。すごい角度だ。



露出が港湾部に合わせているので見えづらいですが、線路ですよ線路!



折り返し待ちで留置線に待機しているスカイトレインの車両。さっき乗ってきたカナダラインとは別の路線です。この後乗ります。



そしてその奥には、スイッチャーと見るものを圧倒する貨物列車が。これが噂の北米名物、必殺二段積み海上コンテナ貨物か・・・(ゴクリ
一度走っているところを撮ってみたいなあ(3月時点ではまともな写真はとれていない模様)



ウォーターフロント駅に戻って、ウエストコーストエクスプレスの時刻表を見てみます。ウエストコーストエクスプレスはバンクーバーとその郊外を結ぶ通勤中距離列車です。
通勤用列車という位置づけから、平日の朝夕にしか運行されず、地元民以外は見にくい乗りにくい列車です。ぐぬぬ。列車は2階建ての客車列車という垂涎モノの編成なのでこれもぜひいつか撮影したいところ。



さて、ここからはスカイトレインのエキスポラインExpo Lineに乗りますが、なんだこの動ける箱みたいな電車は・・・。


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九州project ~The Last Domestic Journey. その8 【2014/09/27~30】

2015-03-21 23:17:17 | 旅行・イベント記

館内には鹿屋基地の創設から戦前、大平洋戦争、そして現代までの史料や展示がありますが、中でも一番の目玉はこの零式艦上戦闘機五二型です。
1992(平成4)年に吹上浜で引き揚げられた2機(二一型と五二型丙のようです?)をニコイチして1機の零戦に復元しました。



とても綺麗に復元されているように見えます。とても苦労なされたと思います。天井の青いドームも印象的ですね。



着艦フックが伸びているのは地味に嬉しいポイント。



階段を伝って上から見ることが出来ます。操縦席もよく見えます。
見切れている出っ張りはコックピットに乗り込むためのステップの模様。



尾翼。ニコイチのためか垂直尾翼に所属マーキングは書かれていませんでした。



復元機は無印の五二型のようなので、13mm機銃はないですね。欲を言えば丙がよかったですね。



発動機は栄二一型。これも引き揚げ時はぼろぼろでしたが、まるで動きそうなくらいきれいに復元されています。



五二型丙に付けられていた20mm機銃。ということは復元機の機銃はレプリカかな。
奥にあるのは同じ五二型丙の13mm機銃。



こっちは二一型の20mm機銃。正確には九九式20mm一号固定銃二型改一。
ちなみに五二型丙のは九九式20mm二号固定銃四型。こうやって見比べると結構形が違う。



空母「鳳翔」の模型。世界初の最初から空母として建造された空母ですね。他の艦船から改造された空母は既にイギリスが建造していました。



独特なシルエットの空母「龍驤」。
アイランドを持たないフルフラット・壁・まな板・72な空母ですね。じゃあ艦橋は何処というと飛行甲板の先端の真下に。視界悪そう。



階段を降りると、魚雷が。九一式航空魚雷改。雷撃機に搭載するタイプの魚雷ですね。君の持っている流星改に付けてみよう。ぼくは持っていません。



所変わって自衛隊の展示コーナーへ。Mk-34短魚雷が。
アメリカで開発された艦載機用の誘導式航空魚雷です。随分と長さが短い。



Mk-44短魚雷。やはりアメリカ製。
艦載機用の他にアスロックの弾頭にも使われていました。もちろん誘導式。



ハープーンミサイル。空対艦ミサイルですな。



シコルスキーS-61A。対潜哨戒の他、この機体は救難用として使用されました。三菱のライセンス生産機もあり。


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初めてのバンクーバー遠征 その2 【2014/11/22】

2015-03-20 22:33:48 | 鉄道撮影記

ツワッセンTsawwassenのフェリーターミナルの外に出ると、いたのはバンクーバーへの連絡バス。連節バスが堂々と3台停まっています。
ブリティッシュコロンビア州の公共交通はBCトランジットが総括していますが、バンクーバー都市圏だけはトランスリンクTrans Linkが管轄しています。
路線バスの他に鉄道や近距離フェリーも管理している大きい組織です。



というわけで、このトランスリンクの620系統ブリッジポート駅Bridgeport Station行きに乗ります。
車種はニューフライヤーのXDE60。ナナイモで見たXN40と同じシリーズです。このシリーズはやはりかっこいいね。



40分間くらいハイウェイなどを経由しながら走ります。



ブリッジポート駅に着きました。バンクーバーの中心地に行くにはここから鉄道に乗り換えです。
回送表示になるとSORRYと謝ってくるんですね。日本でも路面電車なんかで見ますね。



バスターミナルにはツーステトップドアのバスが。田舎かな。それとも中距離系統用かな。
車種はオリオンバスOrion BusのOrion Vです。運転席側の窓がへこんでいるのがださい特徴的。映りこみ対策か?



XDE60の屋根。XDEなのでハイブリッド車ですね。クーラーの他にも色々乗っかっています。
それをちょうど屋根カバーが隠す形になっているので、スリムに見えますね。



ひと月半振りに見る電車だ!!
ブリッジポート駅からはスカイトレインSkytrainという電車に乗り換えます。全線立体交差で2輌編成、無人運転と、新交通システムに近い形態をしています。軌道は鉄軌道ですが。
ブリッジポート駅に乗り入れるのは、カナダラインCanada Lineで、2009年に完成したバンクーバーのダウンタウンとバンクーバー空港および郊外都市リッチモンドを結んでいます。オリンピックの輸送力対策で作ったんだろうな。
ちょうどブリッジポート駅で行き先が空港とリッチモンドで別れるので、乗るときには注意です。



すぐ来た電車には乗らず見送って、何本か撮影します。柵が邪魔だなあ。
ステンレス製の2両編成、集電方式は第三軌条、製造メーカーはヒュンダイロテム。VVVF制御で、音はE233系に近い感じ。型式名は特に無し。
加減速時のVVVF音がE233系そっくりなので懐かしい気持ちになりますね。



ダウンタウンには向かわず、バンクーバー空港へと向かいます。
軽く空港内の下見をしていきます。バスの発着場とか。飯屋とか。



もちろん飛行機も見ていきます。展望デッキはなく、屋内からガラス越しに見るに留まります。うーん、カナダの空港はどこも屋外デッキはないのか?
まずは中国東方航空のA330-200(B-5941)。



圧倒的ボンバルディア。今日も一日ボンバルぞい!



エアカナダ・ジャズのDHC-8-300(C-GHTA)。



ウェストジェットのB737-600(C-GWSJ)。胴体ちっちぇー。垂直尾翼でけぇー。
736ってあまり見たことないんよね。



ホークエアHawkairのDHC-8-300(C-YDH)。ホークエアはコミューター航空のようです。拠点はBC州のテラスTerrace。バンクーバーからだいたい1,000km北にある町です。・・・・・・遠っ。



エアカナダのE190(C-FNAJ)。エンブラエルのE170をストレッチしたやつですね。日本では見れない機材ですな。



Central Mountain Airのビーチクラフト1900D(C-FCMV)。これもコミューター航空。テラスのちょっと東にあるスミザースSmithersという町が拠点。
クソ田舎だと思っていたら鉄道が通っているらしい。マジかよ。



ユナイテッド航空のA320-200(N478UA)。



エアカナダのB787-8(C-GHPT)。
うんまあ、基本的に逆光。



中国国際航空のB777-300ER(B-2033)。



JALのB787-8(JA828J)。JALだと787なのか・・・いやでも成田だしなあ。

JALの787を撮影し終えたところで空港から離れます。


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九州project ~The Last Domestic Journey. その7 【2014/09/27~30】

2015-03-16 22:26:35 | 旅行・イベント記

車を走らせて来た場所は海上自衛隊鹿屋航空基地にある「鹿屋航空基地史料館」。
海上自衛隊の旧装備品を展示してある他、鹿屋基地がかつて海軍の特攻基地であったことから特攻関連の史料も多く保存・展示されています。
まずは、屋外展示から見ていくことにします。



R4D-6Q「まなづる」。ダグラスの民間輸送機DC-3の海軍仕様。追加された乳首みたいなレドームが特徴。



グラマンS2F-1。艦載型の対潜哨戒攻撃機。米軍からの供与品。海自の潜水艦絶対殺すマンはここから始まったのだ(多分)。



ロッキードP2V-7「おおわし」。レシプロエンジン2機に加えブースター用のジェットエンジンを装備した戦後の代表的対潜哨戒機。爆装も出来る。
一部は川崎重工でライセンス生産された。



富士重工KM-2。SNJ初等練習機の後継機。



ビーチクラフトB-65「うみばと」。SNB練習機の後継機。計器飛行訓練用に導入した。



川崎重工P-2J。上記のP2V-7を改造して造った対潜哨戒機。
改造点は、エンジンをレシプロからターボプロップに、ブースター用ジェットエンジンを国産機に換装、プロペラの羽根を4枚から3枚へ変更、搭載機器の近代化など。



ビーチクラフトT-34A「メンター」。海上自衛隊、航空自衛隊で使用された連絡機。



ノースアメリカンSNJ-5。米軍供与の初等練習機。SNJよりもT-6と言ったほうが分かりやすいかも。



ダグラスSNB-4。米軍供与の機体。ビーチクラフトS18の軍用型。



バートルKV-107II「しらさぎ」。着水の出来る輸送ヘリコプター。海上自衛隊では掃海用に使用された他、陸自、空自でもそれぞれの用途で使用された。
警察のヘリっぽい。



ベル・ヘリコプターBell47。ヘリコプターのベストセラーのひとつ。落ちたら死ぬってのをこれらの中で一番想起させる機体。
あんまし乗りたくない。



シコルスキーHSS-2A「ちどり」。対潜哨戒攻撃ヘリコプター。潜水艦絶対殺すマン。



最後に戦艦「比叡」の主錨。比叡ファン必見ですね。
ただ、いわれ書きには宇都宮基地(現宇都宮駐屯地?)に戦後保管されていたものを移管したとありますが、「比叡」は戦争時にソロモンで沈没しています。
まさかソロモンから持ってきたとは思えません(ちなみに重量6t)し、大規模改装時に取り替えられたものなのかな?どうも出自がはっきりしない謎の錨なのです。


その8へ→

【1/72】 CF-18 Hornet 製作 完成

2015-03-15 21:16:54 | 航空機模型製作記

組み立てや加工なんかが終わったので、塗装をしていきます。筆塗りで塗っていきます。
や、最初は塗装面積の広い飛行機に筆塗りはキツイだろーと思っていたんですけどね、スプレー缶の値段が$10を越えやがるのでね、こりゃムリだと。
機体色が1色の米軍機ならまだ考える余地がありましたけど、カナダ軍機は2色使うのでこれは厳しい。それにあまり出来の良くないキットにそこまでお金をかけるのももったいないので、結局筆塗りでいくことにしました。
ちなみにサフ無しです。サフを吹くと塗料のノリが良くなるだとか下地のプラスチックが透けることが無くなるとか色々あるんですが、サーフェイサーの缶スプレーの値段が$15と、てめえバカ野郎なんだあこの値段はあと言いたくなるような値段をしてやがりましたのでナシです、無し。

ちなみに、タミヤの筆3本セットが$7、タミヤのマステが$4・・・。
カナダでのプラモ製作はお金がかかりますなあ。

塗り方自体はいつもと一緒。目玉クリップにパーツを挟んで持ち手を作ってベタベタ塗っていくだけ。目玉クリップは$1.50で手に入りました。安い。
プラモ用品だけやけに高いんやな。ボッてるんちゃうやろか。



塗料は組説で指定されていたモデルマスターの塗料を選択。これも例によって$4する高い塗料なのですが、タミヤのアクリル塗料も同じくらいしたので、もう仕方が無いです。ちなみにクレオスの塗料はない。
で、使ってみた感想ですが、これが驚くほど使いやすくていいんですね。
まず水性アクリル塗料なので筆の洗浄が簡単ですね。筆塗りには嬉しい。
次に乾燥が早い。水性塗料は乾燥が遅いのがネックですが、これはラッカー並みに早いです。それでいて、筆跡も少なく塗料の伸びも良いです。
それと、匂いがほとんどしないです。完全な無臭ではありませんが、クレオスやタミヤの水性塗料に比べたら圧倒的な無臭さです。

こりゃいいです。もっと早くに知りたかった、この塗料。値段がかな~りしますがそれでも使いたいと思いました。
ただまあ、日本だとポピュラーじゃないので入手しにくいというのが欠点か。



塗り終えた主翼。筆塗りにしちゃまあまあでしょ?ちなみに3回塗りです。



主脚。白はさすがに隠蔽力弱いんで4~5回塗りました。
タイヤは黒の塗料を買うお金が惜しいんで黒マーカーで塗装。ケチれるところはケチる。



塗り分けのところは、コピーした塗装ガイドを当てて罫書きします。



マステは使わないでそのまま筆で塗りました。だってダルいもん。
重ね塗りも問題ないようね。



ものすごく厚みのあるキャノピー。ここはちゃんとマステを使いましたよ・・・。
ジェット機は窓枠少なくてマスキングが楽。



機首の塗り分けにもアタリをつけていきます。



当たりをつけるための紙を固定していたテープを剥がした時に一緒に塗膜までさらっていきました・・・。
塗膜の強度はそうでもないのか?



リカバリ。まままままままぁ、いいんじゃないかな。
ていうかねえ、合わせ目消しきれてない時点でお察し。



こんな感じに。これもノーズ以外はマスキングしませんでした。



塗装を終えたらパーツをくっつけていきます。フル装備でいきます。



主脚以外の接着が終わった図。
形にするとけっこういいじゃないか。少なくともホーネット以外には見えないね。



ジェット戦闘機はこの満載感がたまらないですね。



主脚をくっつけます。武装や主翼なんかよりも先に主脚をくっつけるんだったな。やりづらい。



完成しました。お、いいんじゃないか?一つ一つのパーツはアレでも集合させると言い感じになりますな。まあ、タミヤやハセガワのキットと並べたら見劣りするんだろうけど。
デカールは一応貼ったんですが、機体塗装とのコントラストが低いんで目立たないですね。何枚かは剥がれてどっか行っちゃったし・・・。マークセッター大事。



こんな感じで、無事に作り終えることが出来ました。日本のプラモ環境の高さを再認識した次第です。はい。
CF-18はまたリベンジしよう。



ちなみに、これまで買い集めたキット群。主に、日本ではもう手に入れるのは難しいだろうと思われる古典キットばかり集めてしまいました。日本で手に入るキットをわざわざ買う必要もないですからね。
ハセガワやアオシマの旧ロゴ時代のキットや、エルエスにオオタキといった現在は倒産してしまった会社のキットなどネたものばかりです。
総数14個。完成品の鉄道模型も入れると22個。これを全部消化する日は来るのか・・・。日本にも大量の積みプラがあるというのに。


おしまいです。

初めてのバンクーバー遠征 その1 【2014/11/22】

2015-03-14 21:07:17 | 鉄道撮影記

ブリティッシュコロンビア州で一番大きな街、バンクーバーへ行きます。目的は、遊び半分、12月のクリスマス作戦の下調べ半分ですね。
大都会バンクーバーと州都ビクトリアの間は海峡があるので何かしらの交通機関を使わなくてはなりません。この2つを結ぶ交通機関は、フェリー、飛行機、水上機がありますが、飛行機、水上機は所要時間が圧倒的に短いもののお値段が高くお話にならないので、値段の安いフェリーで向かいます。
ということで、フェリーターミナルまで70X系統のSwartz Bay行きの急行バスに乗ります。ちょうどフェリーの出港時刻に合わせて運転されるので実質フェリー連絡バスです。



9:00発のBCフェリーに乗ります。バンクーバー島周辺は島が多いので各島を結ぶフェリーが就航しているのですがそれを運航するのがBCフェリーですね。
ビクトリア~バンクーバーのような2時間ごと運航するような航路から夏季にのみ数日しか運航しないような季節便まで色いろあるっぽいです。
乗船するのはコースタル級Coastal classの1番艦コースタル・ルネサンスCoastal Renaissance。1番艦ですよ1番艦。
排水量10,000トン、速度21ノット、収容力は乗員乗客1650名・車両370台。で、でけぇ。車両甲板は2段あるし、ほんとでかい船だ・・・。



左側にはスピリット級Spirit classフェリーの2番艦スピリット・オブ・バンクーバーアイランドSpirit of Vancouver Islandが。排水量18,700トン、速度19ノット、収容力は乗員乗客2100名・車両470台。こちらもコースたる級以上にデカイ船。



コースタル級はBCフェリーの中でも一番新しい船なので、綺麗です。
さらにレストランやカフェにおみやげ屋まであるんだからすごいなこりゃ。



ビクトリア側のSwartz Bayからバンクーバー側のTsawwassen Bayまではおよそ1時間半。短くはないけど言うほど長くもないちょうどいい航行時間ですね。
甲板に出てみます。いい天気です。



島の間を抜けます。景色の変化に富んで面白い。






Galiano IslandとMayne Islandの間の海峡でビクトリア行きのフェリーと離合。
コースタル級3番艦のコースタル・セレブレーションCoastal Celebrationですね。



あれ、船尾の形が船首と同じだ・・・ていうか船尾にも艦橋がついてないか?
と思って調べると、前後にランプウェイと推進器と艦橋を備えた両頭船なのでした。両頭船としては世界一の大きさだとのこと。



バーナビー級Burnaby class2番艦クイーン・オブ・ナナイモQueen of Nanaimo。
排水量4,500トン、速度16ノット、収容力1160人と190台。中型クラスになるのかな?



船の周りにカモメが飛来してきたので撮影してみます。
首を傾げていてなんだか間抜け・・・。



足が付いていない・・・?



真ん中にビタっと決まりましたね。



カモメがいなくなったと思ったらジョージア海峡に出ました。ほぼ外洋みたいなもんです。
そして陸地が見えてきました。



貨物船Star Mariella。空荷なのかな?だいぶ喫水線が下がっているようにみえる。ていうか舵が見えている。



ガントリークレーン!!
ガントリイイィィィーーー!!!



もうすぐ接岸です。スピリット級のスピリット・オブ・ブリティッシュコロンビアSpirit of British Columbiaが停泊しています。



フェリーターミナルのこのメカメカしさは素晴らしいです。

接岸したら下船して、次の乗り換え口に向かいます。


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