黒鉄重工

プラモ製作、旅行記執筆をやっています
同人誌通販始めましたhttps://603kurogane.booth.pm/

近畿project ~SSSS. WAKAYAMAMAN その2【2018/10/26~28】

2025-03-02 23:50:44 | 旅行・イベント記
第4走者:JR大和路線大和路快速大阪行(221系)奈良8:27→新今宮9:05
奈良駅から大和路快速に乗り換えて大阪を目指します。新今宮駅で南海線に乗り換えますよ。


新今宮駅からは南海高野線に乗り換えて高野山を目指します。奈良駅からだと和歌山線経由で行くこともできますが、高野線の特急に乗りたかったので大阪経由にしたのです。
特急が来るまで高野線の電車を撮影しておきます。高野線最古参の6000系(6025+6013)の急行が来て出だしは好調。


6300系(6305)の各停。


先頭車の前に中間車が連結されている組成が好き。


再び6000系(6009+60xx+6027)の急行。


31000系(31001)の特急「りんかん」。


6200系(6519)各停。


6200系50番台(6551)区間急行。元は8200系という別の形式だったのを更新工事を機に6200系に編入してきたようです。


泉北高速鉄道5000系(5509)区間急行。パチンコ屋の広告が貼られています。


第5走者:南海高野線特急「こうや」極楽橋行(31000系)新今宮10:02→極楽橋11:24
乗る電車が来ました。「こうや」に乗ってみたかったのです。本当は30000系が良かったけど、しょうがないね。


高野線を進みます。車掌の声が脳みそが溶けるような甘い声だったのがやけに印象に残っています。


橋本駅までは通勤路線のような車窓と走行を見せていましたが、そこを過ぎると景色が一変しました。高野山へ向かって急勾配と急曲線でよじ登っていきます。電車の速度もゆっくりになっています。ここからが高野線の本領です。


どんどん高度を稼いでいきます。


終点の極楽橋駅に着きました。ここからはケーブルカーに乗り換えます。鉄道とケーブルカーとの乗り換えのための駅で、駅の周りには何もないようです。


31000系と2200系「天空」。


30000系の「こうや」。次はこれに乗りたいですね~。


第6走者:高野山ケーブル(コ11+コ21)極楽橋→高野山
高野山ケーブルに乗り換えです。搬器は古めかしい1964(昭和39)年製のコ11+コ21です。当時の特急20000系に似た意匠なのがいいところです。
本当知らずに来たんですが、この年の11月に車両が引退することになっていたのです。期せずして引退前の記録ができました。


極楽橋駅を出発しました。


おー、ケーブルカーって曲線を敷けるんですね。初めてです。


中間で下っていく車両とすれ違います。山頂側がコ11、麓側がコ21です。


また曲がります。


高野山駅に着きました。


コ11の前照灯。まあ当たり前ですが上を向いています。


乗客が誰もいなくなったところで1枚。

というところで今日はここまで。


その3へ→


 
 
 

近畿project ~SSSS. WAKAYAMAMAN その1【2018/10/26~28】

2025-02-21 23:28:55 | 旅行・イベント記
新シリーズです。今回は香川県が最終目的地ですが、その途中で和歌山県を回っていくという今思えばよくわからんなという行程です。まあどうぞお楽しみください。

さて2018年10月25日の深夜。静岡駅にいた私はしずてつジャストラインの夜行バス「京都・大阪ライナー」の前に立っているのでした。まずは夜行バスで寝ながらにして移動し、早朝の京都駅へ急襲する作戦です。
なお余談ですが、2025年に至るまでこれが最後の夜行バス乗車になっています。夜行バスは遠くになりにけり・・・。体力的にはまだいけるはずですが。


第1走者:しずてつジャストライン「京都大阪ライナー」京都・大阪・USJ(ふそう・エアロエース)静岡駅22:55→京都駅5:28
車両はこの年納車されたばかりのふそう・エアロエース(西久保936)の夜行仕様です。しずてつの夜行バスは阪急バスの薫陶を受けていて、車内にある給水/給湯器は同社の影響を受けたとかそうじゃないとか。新車のエアロエースにも装備されたんですね。


東名高速牧之原SAで休憩。この先休憩は無いので外に出て体を動かします。出発後はすやすや眠れました。


ほぼ定刻で京都駅に到着、降車します。5時半の京都駅に放り出されました。さすがに寒い。


この時間は関西行の夜行バスが続々と京都駅に停車するので、しばし撮影。
ウィラーの日野・セレガHD。


大阪空港交通の日野・セレガHD。関西空港行のリムジンバスです。


桜交通のふそう・エアロエース(ひむろざくら)。ナンバープレートは白ナンバーのようでちゃんと営業ナンバーのようです。これややこしくない?


オリオンバス(オー・ティー・ビー)の日野・セレガHD。


アルピコ交通の日野・セレガHD。


6時頃にJR京都駅に入場。まだ1日の始まりの準備をしている様子でした。この時はまだ117系が走っている時期でしたね。


京都駅から奈良線に乗って南下します。
奈良線のニューフェイス、205系1000番台(#1005)が停まっていました。阪和線から転属してきたのです。帯色は阪和線時代の青帯のまま。103系に合わせてうぐいす色には変えてくれなかったようです。


第2走者:JR奈良線普通奈良行(103系)京都6:13→木幡6:30
103系の電車に乗って奈良線を南下。この頃はまだ103系も普通に走っていました。


木幡駅で下車して奈良線の電車を撮影します。狙いはもちろん103系です。205系の転属で103系が押しやられることは分かりきっていたことです。
期待に反してやってきたのは205系(#1005)でした。まあさっき京都駅に停まっていたのでこれが来るのは自明でしたけど。


奈良線は単線なので221系と列車交換です。


221系(#12)の京都行。


103系(#226)の宇治行。なんとか課題達成。


停車中の103系。


後追いも撮影します。


205系(#1005)の京都行。


221系(#26)の区間快速京都行。


折り返してきた103系を再び撮影。


第3走者:JR奈良線普通奈良行(221系)木幡7:33→奈良8:25
撮影を切り上げて南下を再開します。



奈良駅に着きました。ここで乗り換えです。



奈良駅でようやく朝ご飯です。うどんでした。

というところで今日はここまで。


その2へ→


 
 
 

九州project 2 ~Phantom in Kyushu. 最終回【2018/9/19~23】

2025-01-12 22:10:43 | 旅行・イベント記
2018年9月23日(日)14時2分
鹿児島県霧島市 鹿児島空港
鹿児島中央駅から空港バスに乗って鹿児島空港へ来ました。あとはここから飛行機に乗って静岡へ帰るだけです。まだちょっと早い時間ですが、飛行機がこれしかないので仕方ないですね。
飛行機の出発時刻まで1時間くらいあることですし、屋上の展望台から飛行機を見ていようと思います。
日本エアコミューターの新鋭機、ATR42-600 (JA04JC) が駐機していました。今世界中で幅を利かせているターボプロップのコミューター機ですね。JACでもボンバルディアの置き換えで順次投入中です。


奥にはJACから退役して無垢になったボンバルディアDHC-8-Q400 (JA846C) がいました。いずれ砂漠送りにされるはずです。
この頃日本の民間機からはDHC-8が次々にATRに更新されてしまっている時期で、カナダ機ファンとしては歯がゆい思いをしていました。最終的にJAL系と民間のコミューター機からはボンバルディア機は一掃されてしまいました。ANA系と海保ぐらいですかね、今も使っているのは。
DHC-8は同規模のジェット機に食らいつける高速性能が魅力の機材ですがその分価格が高いです。リージョナルジェット相手には優位かもしれませんが、ターボプロップ機同士だと競合相手のATRは性能ではDHC-8に及ばない代わりに価格が安いことから航空会社からの支持を集めてシェアを伸ばしている状況です。それ以前に、DHC-8は生産休止中なのでターボプロップ機市場はいまのところATRのやりたい放題です。DHC-8の生産再開が待ち遠しいです。


J-AIRのエンブラエルE170 (JA221J)。J-AIRのエンブラエルは初めて見たかも。J-AIR事態に馴染みが薄いですしね。


スカイマークのボーイングB737-800 (JA73NU)。


日本エアコミューターのDHC-8-Q400 (JA851C)。


着陸するANAウィングスのDHC-8-Q400 (JA856A)。


駐機場へ向かう日本エアコミューターのサーブ340B (JA8900)。今どきサンアーク塗装が残っていると思わず。しかしサーブもATRに置き換えられる運命なので、塗り替えを省略されてしまったのかも。


海上保安庁のサーブ340B (JA8952)。海保機が見れてラッキーです。
ところで滑走路の奥に広がっているのは茶畑なのですが、なんだか静岡空港の風景と被るな・・・。


着陸した日本エアコミューターのATR42-600 (JA05JC)。鹿児島空港見ていて飽きませんね。


そして我らがFDAのエンブラエルE175 (JA10FJ) が着陸しました。あれの折り返し便に乗るのです。
しかしこの機材と背景の入った画は、まるで静岡空港・・・。


10号機はシルバーです。落ち着いていていいですね。


大韓航空のB737-800 (HL7704) が着陸。


日本エアコミューターのATR42-600 (JA04JC) が離陸したのを見送ったところで、保安検査所の方へ向かいます。
ところでATR42のプロペラスピナーって、離陸時に水平を向くような角度で主翼にくっついているんですね。地上にいるときのスピナーを見てみると、たしかにちょっと下を向いていました。短距離離着陸性能に関係ありそうですがよく知りません。

保安検査所は問題なく通れましたが、ここで食べるつもりだったお昼ごはんの機会を逃してしまいました。鹿児島空港に飛来する飛行機の本数が思っていたよりも多く、また機材の種類も豊富だったためにその場を離れられなかったのです・・・。


最終(第45)走者:フジドリームエアラインズJH134便(エンブラエルE175)鹿児島15:15→静岡16:45
機上の人となり、これで九州ともバイバイです。いやいや、なかなかの充実感でしたよ。狙い通りにいかないところもありましたが、それはまた来ればいいや程度のものでした。
福岡から熊本経由で鹿児島まで鉄道旅は良い選択でした。いつかは大分宮崎経由での旅行もやってみたいですね。


暑苦しい夏空ももう終わりという季節です。
静岡空港に着陸後は、まっすぐお家へ帰りましたとさ。
おしまい。


 
 
 

九州project 2 ~Phantom in Kyushu. その27【2018/9/19~23】

2025-01-10 22:54:00 | 旅行・イベント記
鹿児島市電の観光電車「かごでん」に乗っているところです。鹿児島駅前電停で折り返して、1系統の経路で郡元方面へ走ります。


観光案内の放送を聞きながら鹿児島市街地を走っていたところ、怪しい引込線の跡を見つけました。よく分からないまま流してしまい今になって調べてみると、この分岐の先は鹿児島市電の車庫であり鹿児島市交通局の本局があった敷地だったのです。
車庫と本局は2015(平成27)年にこの高麗町から神田に移転していたのです。撮影時はすっかり更地となってしまいました。執筆時では商業施設が建っています。市電の資料館もあるみたいですね。


かごでんは鹿児島中央駅を起終点とする周回運転をしますが、どこでも乗り降りできる自由度の高い観光列車です。なので私は神田(交通局前)電停でかごでんを乗り捨てました。鹿児島市電の車庫と資料館を見学するためです。ちなみに神田(しんでん)と読みます。「かんだ」ではありませんよ。でも「かんだ」の方が難読だよねえ。


ちょうど出庫していく9500形 (#9503) が横切っていきました。


これが車庫です。なんかやけに真新しいなと思ったんですが、移転してまだ数年しか経っていない建屋とは考えもせず。ピットが11番線まであるのは立派ですね。


交通局庁舎の一室にある交通局の資料展示室です。路面電車以外にも路線バスの資料もあります。狭い部屋ですが現物展示が多く見応えがあります。


路線バスの部品展示ですね。柿の種テールや日野のエンブレムなんかは昔のバス感があってよいものです。


電車内で見た高麗町の旧車庫のジオラマです。これを見てあの引込線と結びつけられないのでは、頭が鈍いですね・・・。
車庫の引込線と奥のピットとの間をトラバーサで行き交うとは、なかなかおもしろい構造をしています。


ふーん同じ敷地の中でずいぶん大掛かりな配線変更をしたんだネ、などと呑気なことを考えていました。ぜんぜん違うやんけ。


路線バスの整理券発行機の内部は初めて見ました。これはスタンプで整理番号を印字する方式の発行機ですね。
ちなみに、バスの整理券って客がすぐに取れるように初めから口から整理券が出ているじゃないですか。するとどうしても客に取られない整理券が各停留所で発生するわけで、あれってバスが出発すると券が引っ込んじゃうけどその後どうなるか不思議だったんですね。印字し直して再利用するのかなとか思ったんですけどね、普通に引っ込んだ後奥に詰め込まれて廃棄されるんだそうな。というのをここで理解しました。廃棄する整理券はまあまあな経費になりそうですね。


主幹制御器、つまりマスコンの内部図解までありました。本当は直接制御器という方が正しいですがマスコンのほうが通りがいいので・・・。
運転手がハンドルを回してカム軸を操作して、力行や中断を制御します。

当時は日曜日でも入れましたが、今は平日と特定の土曜日だけ開いているようなので、気をつけてくださいね~。


外に出て、車庫で寝ている電車を見物します。
600形 (#605) の「カフェトラム鹿児島C6」です。貸し切り車両ですね。
その隣りにいる黄色いヤツは、噂の芝刈り電車だと思いますがよく見えず。


本当は本線上で見てみたかった旧型車の500形 (#501) と600形 (#612) 。とはいえ車庫の外から見やすい位置に止めておいてくれただけありがたいですな。


501号は500形最後の1台にして市電最古参の車両です。一応、512号が事業用の芝刈り電車の動力車になっているので、それを含めるかどうかは皆さんにお任せします。


613号です。なんと台車にエアサスを使っている高性能車です。1960年代の製造ですよ?先進的でした。


2100形 (#2102) です。JR九州鹿児島車両所が新造した地産地消系路面電車です。鹿児島駅前で見た2110形~2140形に続くものです。大きい1枚窓の風防が特徴的で、軽快感にあふれています。

とりあえず鹿児島市電で見たいものは一通り見られました。満足したところで車庫から去ります。というか、そろそろ帰宅のために鹿児島空港へ行くことを考えないといけません。


電停で路面電車を待っていると、9500形 (#9511) が入庫していきました。正午過ぎですが、出入庫あるんですねえ。


第43走者:鹿児島市交通局市電2系統(9500形)神田12:52→鹿児島中央駅前12:59
やってきた市電に乗って鹿児島中央駅へ。


第44走者:鹿児島交通空港連絡バス鹿児島空港行き(ヒュンダイ・ユニバース)鹿児島中央BT13:10→鹿児島空港13:50
九州旅行ももう終りが近づいていますね。空港連絡バスに乗って鹿児島市街地を離れます。
赤字補てんを受けずに民営で頑張っている鹿児島交通の便に乗ります。ユニバース初めて乗ったよ。

というところで今日はここまで。


最終回へ→



九州project 2 ~Phantom in Kyushu. その26【2018/9/19~23】

2024-12-20 06:07:03 | 旅行・イベント記
第39走者:鹿児島市交通局市電1系統谷山行(9500形)鹿児島駅9:42→市役所前9:44
鹿児島駅前を離脱します。500形か600形が来るのを期待していましたが、どうも来そうにないし次の予定もあるので離れます。
9500形、1000形、2110形(ナポリ・長沙友好都市号)が並んでいますが、左の電車に乗ります。


市役所前電停で下車。鹿児島市役所を眺めますが、これは降りる場所を間違えただけでした・・・。


9500形(#9508)と鹿児島交通の日デ・スペースランナーUA+富士7E(#1239)#63系統花野団地です。7Eは3扉車です。3扉車は始めて見ましたよ。


南国交通のふそう・エアロバス(#22)高速宮崎行。


第40走者:鹿児島市交通局市電2系統郡元行(9500形)市役所前9:48→天文館通9:53
本当にたどり着きたかった場所、天文館通で降ります。


鹿児島交通ふそう・エアロスターMP71(#1640)鹿児島中央駅行き。


鹿児島市交通局日デ・スペースランナーRM+西工96MC B-I(#130)#25系統ドルフィンポート行き。


南国交通日野・セレガHD(#1682)エアポートシャトル鹿児島行。


天文館通で行きたかった場所はここ!「天文館むじゃき」です。鹿児島名物しろくまの元祖がこのお店なのです。
単に名物を食べる以上に、ここは「水曜どうでしょう」の聖地のひとつ、一度は訪ねたかった場所です。番組内の甘い物早食い対決企画の対決列島内で映ったお店です。ここで750ml入のしろくまを買い、鹿児島空港近くの公園で最終決戦に望むことになるのです。
なので実は番組では店内には入っていないわけですが、ここまで来たからには名物を食べないといけませんね。休日は混雑すると思ったので、開店と同時に滑り込むことでロスタイムを最小限に抑えました。


注文したしろくまが提供されました。すげえ量・・・。てっぺんのさくらんぼと比べてみてくださいよ。
見ての通りしろくまというのはフルーツ乗せ練乳かき氷なわけですが、むじゃきのしろくまは量が多いんです。


上のフルーツをすべてやっつけましたが、それでもまだこんなにあるのです。ちゃんと全部食べました。ごちそうさまでした。


第41走者:鹿児島市交通局市電2系統(7000形)天文館通10:48→鹿児島中央駅前10:58
しろくまを完食したら市電に乗って鹿児島中央駅へ。


鹿児島中央駅前に着きました。ここで路面電車を乗り換え待ちです。
その間に撮影した南国交通ふそう・エアロスターMP35(#1922)#28系統鹿児島駅前行。本日の元神奈中バスです。


7500形(#7502)2系統鹿児島駅前行と、2140形(#2141)2系統郡元行。


鹿児島中央駅はこんな感じ。駅ビルの上に観覧車がある豪快な駅です。


鹿児島交通日デ・スペースランナーUA+富士新7E(#1829)#22系統鹿児島駅前行き。7Eでは珍しいノンステップと安全窓付きの車体だと思います。


9500形(#9512)2系統鹿児島駅前行き。


南国交通日野・ブルーリボンII(#770)#1系統花棚行き。中扉が折戸両開きです。


100形(#101)観光レトロ電車が来ました。これに乗ります。
100形は鹿児島市電開業100周年を迎える2012(平成24)年に600形の車体更新車として登場した観光用路面電車です。レトロ調の車体をしていて「かごでん」の名前で呼ばれています。木目調のフィルムが貼られているのがおしゃれです。


第42走者:鹿児島市交通局市電「かごでん」(100形)鹿児島中央駅前11:15 →神田12:19
それでは乗ります。座席がほとんど埋まるくらいの乗車率でした。「かごでん」は、鹿児島中央駅前を始発として、天文館通を通って鹿児島駅前で折り返し、武之橋を経由して郡元で折り返し、鹿児島中央駅前へ戻って来る経路です。鹿児島駅前を柄の先端にしたテニスラケット形の運転経路となっています。
なお、コロナ禍による利用者減のため2021(令和3)年で「かごでん」の運転は廃止されてしまいました。100形は他の一般車と同様の定期運用に入っています。


沿線の観光案内をしてくれるので、一般車の乗車時には見逃していた名所も拾っていけます。この建物は鹿児島市の地場系デパートの山形屋の社屋です。大正時代に完成した荘厳な鉄筋コンクリート造建築です。


鹿児島市駅前にまたやってきました。折り返しのために約5分間停車します。100形が中央に停車してくれたので見栄えが良いです。
100形の前照灯は窓下の1灯だけと思っていましたが、よく見ると排障器の脇にも2灯隠れていました。


発車番線表示機。

というとこで今日はここまで。


その27へ→


 
 
 

九州project 2 ~Phantom in Kyushu. その25【2018/9/19~23】

2024-12-16 22:20:38 | 旅行・イベント記
2018年9月23日(日)8時6分
鹿児島県鹿児島市 ロッテリア鹿児島山形屋店
5日目の朝です。今日が九州旅行の最終日です。今日も鹿児島市内をうろつきます。
2泊した旅館をチェックアウトして、外で朝ご飯を食べます。昨日は旅館の朝ご飯を食べましたけど、今朝は近くのロッテリアです。ロッテリアといえばエビバーガーですね。朝からエビバーガーを食べれるとは至福のひととき・・・。


今日は帰りの飛行機の時間まで、鹿児島市電をみっちりと堪能します。
まずは市電の通っているいづろ通まで行きます。京急塗装の9500形(9504)が走っていきました。結構似合っていますね。


第38走者:鹿児島市交通局市電2系統(1000形)天文館通10:38→鹿児島駅前8:52
市電でまずは鹿児島駅前まで乗ります。乗ることになったのは1000形でした。3車体2台車の連接低床車両で、この手の車両にしてはまとまった数が導入されています。


こういう車内です。


鹿児島駅前に着きました。ここが終点です。電停は3線あって路面電車にしては広々としています。屋根もついていますし。3線全て同形式が揃ったら見栄えするでしょうね。


鹿児島駅前でしばし電車撮影に興じます。1000形(1015)#2系統。


9500形(9504)#1系統。これ見て、羽田に降りたら京急使って都心まで行こう!ってなるもんですかね。
9500形は旧型の800形の車体更新車です。2000形よりも後に登場した車両ですが、ちょっとそれよりも古臭い印象があり・・・。都電7000形っぽく見えるから?


9700形(9701)#2系統。9700形は新造車です。9500形と車体はよく似ていますけどね。


9500形(9511)#2系統。


7000形(7004)#2系統。ヨーロッパっぽいおしゃれな5車体3台車の連接低床車です。自分はそんなにイケてると思いませんけど・・・。


2140形(2141)#1系統。2110形のマイナーチェンジ版です。都電7000形スタイルを90年代風に現代化した感じで、これはなかなか秀逸な意匠だと思います。
製造はJR九州鹿児島車両所という異色の出自です。この頃のJR九州は外部向けの車両製造や国際航路運航など色々手を出していて面白かったんですが・・・最近はね。


7500形(7501)#1系統。2017(平成29)年製造、まだ新品の形式です。2車体2台車の連接低床車。めっちゃ平面な前面が特徴的。これを見ることが目標のひとつだったので、ヨシ。


9500形(9515)#2系統。


2120形(2121)#1系統。キリ番電車です。
鹿児島市電って他の都市と違って、車両が近代的ですね。


鹿児島市電ルーレット!惜しい・・・。


1000形(1011)。めっちゃでかい口開けているにんじんちゃんが頭にこびりついて離れません。


2110形(2112)#1系統。姉妹都市電車です。アメリカ・マイアミ市とオーストラリア・パース市のフィルムが貼られています。


鹿児島市電ルーレット!ビンゴ!!これで塗装も揃ったら文句なしですが・・・それは贅沢ですかね。
ちなみに中央の2111号は兄弟都市の盃を交わした鶴岡市の広告です。


撮影地点には路線バスも走っていたので、これも撮影していました。
赤字補てんを受けずに頑張っている民営の鹿児島交通のいすゞ・キュービック(#801)。


南国交通の日野・ブルーリボン(#19)#27系統鹿児島中央駅。


鹿児島市交通局いすゞ・エルガLV290(#1871)。


鹿児島交通いすゞ・エルガLV834(#1940)。一時期設定されていたタイプBと呼ばれる床面フルノンステップの珍しい車両のようです。


鹿児島交通いすゞ・キュービック(#1448)#65系統鹿児島駅行き。


鹿児島交通の日デ・スペースランナーJP+富士7E(#1070)天文館・鹿児島駅行き。


鹿児島市交通局のふそう・エアロスターMP37(#1148)。


鹿児島市交通局いすゞ・エルガLV234(#1435)。


南国交通いすゞ・エルガLV234(#772)#14系統西郷団地行き。


日デ・スペースランナーUA+西工96MC B-II(#1557)#66-1系統伊敷ニュータウン行き。


JR九州バスふそう・エアロバス(#1318)定期観光バス(さつま特産ぐるめぐりコース)


鹿児島交通ふそう・エアロスターMP35(#1368)鹿児島駅行き。さては本日の元神奈中バスです。


鹿児島交通いすゞ・キュービック(#921)#4系統慈眼寺団地行き。


鹿児島市交通局いすゞ・エルガLV290(#1962)。


鹿児島交通日野・ブルーリボン+西工96MC B-II(#1313)#65系統鹿児島駅行き。ちょっと古そうな96MCですね。


JR九州バスいすゞ・キュービック+富士7E(#1033)。


鹿児島市交通局ふそう・エアロスターMP38(#1677)。


最後に鹿児島駅の駅舎を見てきました。まさしく鹿児島駅を名乗っていますが、地方の小駅のような規模で、中心駅は一つ隣の鹿児島中央駅が担っています。一応、鹿児島本線と日豊本線それぞれの終着駅で、開業も鹿児島駅のほうが先だそうな。
なんとなく見に行っただけでしたが、実は翌月には駅舎改築のために使用を停止してしまったのでした。外観は記録できましたが、そんなことなら舎内も覗いておけばよかったとちょっと後悔・・・。

というところで今日はここまで。


その26へ→



 
 
 

九州project 2 ~Phantom in Kyushu. その24【2018/9/19~23】

2024-12-01 07:00:00 | 旅行・イベント記
2018年9月22日(土)18時00分
鹿児島県鹿児島市 桜島港

桜島港へ戻ってきました。わずか3時間の滞在でしたが本土(?)へ戻ろうと思います。岸壁には鹿児島市へ渡ろうとする車で溢れています。本当に需要が多いんですね。なお、フェリー船体は大きくはありませんが、車両甲板は2階建ての詰め込み仕様です。


第36走者:桜島フェリー(第二桜島丸)桜島港18:15→鹿児島港18:30
では戻ります。桜島は当然再履修です。


2階建ての桟橋から自動車がどんどん船内に吸い込まれていきます。



旅客は3階から乗り込みます。


さらば桜島よまた来る日まで。


第十八桜島丸と反航します。


鹿児島市へ着きました。鹿児島港からは歩いて路面電車の電停まで移動です。もう18時半を回っていますが空はまだ薄明るいです。さすが九州は日の入りが遅いですな。


第37走者:鹿児島市交通局(1000形)水族館口→天文館通
旅館の最寄り駅まで移動します。


天文館通りにある鶏翔という焼き鳥屋で晩御飯にしました。今回の旅行最後の夕飯なのでちょっとだけいいところにしました。今はもう閉店したか移転したかしたそうですが・・・。


鳥刺しですな。


メインの焼き鳥。やっぱり炭焼きが美味しいですね。


酒2杯めは芋焼酎にしました。


焼き鳥おかわり。焼き方もいいですが鶏肉も肉質よく歯ごたえがありおいしいのです。


しめに鶏飯です。
いい感じにできあがったところで旅館に帰りました。
4日目はこれでおしまい。翌日は最終日です。

というところで今日はここまで。


その25へ→



九州project 2 ~Phantom in Kyushu. その23【2018/9/19~23】

2024-11-27 23:52:21 | 旅行・イベント記
2018年9月22日(土)15時01分
鹿児島県鹿児島市 桜島港
桜島フェリーに乗って桜島へ降り立ちました。駅前ならぬ港前の建物たち。パチンコ屋があるのが趣深いですね~。


鹿児島市営バスの日野・レインボーRJ (#417) の#60系統桜島苑行きです。桜島の北側沿岸を走る路線です。
で、このレインボーは元桜島町営バスの車両です。旧桜島町が鹿児島市と合併したので、町営バスも鹿児島市交通局に移管されました。ただし車体塗装は町営バスの物を維持しています。


第34走者:鹿児島市交通局サクラジマアイランドビュー7号(日野・レインボーII)桜島港15:30→桜島港16:30
私は桜島初心者なので、まずは桜島の定番地を一周するサクラジマアイランドビューという循環バスに乗ります。循環運転型の路線バスなので途中の停留所でも乗降自由ですが、主要な停留所では停車時間が長めなので基本的に1便で一周できるようになっています。
運用に就くレインボーIIは専用塗装の車です (#1280)。


最初は烏島展望所。烏島は名前通り桜島海岸から500m隔てた海に浮かぶ小島だったのが1914(大正3)年の大噴火による溶岩で埋め立てられて陸続きになってしまったのです。
桜島は北岳(左)と南岳(右)の2つの火山がありにけり。異なる時代にできた火山で、北岳のほうが古いです。今日は南岳が噴煙を上げて営業中です。


これはサクラジマアイランドビューの続行便のエルガ (#1502) です。なかなか人気のある路線なんですのよ。


次は赤水展望広場です。鹿児島湾がよく見えるよ。


ここは桜島を眺めるというよりかは、鹿児島県の誇る音楽スター長渕剛のライブ会場跡地を公園に整備した場所です。2004(平成16)年、当時人口6000人だった桜島町に7万人超の長渕剛ファンが詰め寄ったのです。
この叫びの肖像という溶岩を使った石像は公園整備時に作られたもの。今日も長渕剛が桜島に向かって叫んでいるのですよ。


君も桜島に向かって叫んでみよう!


赤水展望広場を出発すると、バスは山道の進んでいってどんどん標高を稼いでいきます。するとたどり着くのが標高373mの湯之平展望所です。ここが一般人が立ち入れる桜島の最高地点です。桜島観光ハイライトのひとつですね。


サクラジマアイランドビューのバス2台のほかに、JR九州の定期観光バスの真っ赤な日野・セレガがいました。


間近に迫る北岳です。日当たりもいいですし、いい感じですよ。


石碑があると観光地感が増していいんですよ。


さっきと桜島を見る角度と距離が異なるので、だいぶ違った形状になってます。南だけはあまりよく見えないですね。


360度大展望なので鹿児島の市街地も一望できます。鹿児島湾上には桜島フェリーが反航しています。


あんなに活発に活動している活火山にここまで近づけるのもよく考えるとすごいことなんですよね。


第34走者:鹿児島市交通局サクラジマアイランドビュー8号(日野・レインボーII)桜島港16:35→レインボー桜島16:37
桜島港に戻ってきました。今日は割と昼間一日中歩き回って疲れたし汗もかいたしでぐったりしたので、ひとっ風呂浴びていこうと思います。
そこで、サクラジマアイランドビューにもう一度乗って、すぐそこのレインボー桜島という国民宿舎で降ります。一日乗車券を買っているので、こういう乗り方もできるのですよ。


桜島の大きな転機となった大正噴火は、今回回っただけでも何度も聞きましたが、結局詳しいところまで学ぶことはできませんでした。ここらへんは次回の履修科目ですね。


何はともあれ温泉です。ここらへんは、桜島マグマ温泉っていうんだそうな。すぐそこに火山があるのでお湯が新鮮なかんじでした。さっぱりできました。わはは。


帰りは歩いて鹿児島港まで戻りました。
さっきも見たレインボーが戻ってきていました。#60系統桜島病院行きです。

というところで今日はここまで。


その24へ→


 
 
 

九州project 2 ~Phantom in Kyushu. その22【2018/9/19~23】

2024-11-03 23:59:00 | 旅行・イベント記
鹿児島市観光の続きです。仙巌園の次は集成館へ。


これが集成館の西洋式機械工場です。1865(慶応元)年竣工で、現存最古の機械工場建築です。もちろん今は工場としては使われていませんが。
館内は撮影禁止でしたので、中の様子はすっ飛ばします。


次に訪ねたのは旧鹿児島紡績所技師館です。イギリスから招聘された紡績工場運営のための技師7名の宿舎です。洋館ですが1867(慶応3)年竣工の江戸時代建築です。


建物の設計はイギリス人で、この時代ではよく見られるコロニアル様式です。建築は現地の大工なので、工法は和建築なのだそうな。
五面ポーチがアクセントになっています。


ポーチの2階からは鹿児島湾越しの桜島を望むことができます。これはいい景色ですね。


会議室ですかね。ちゃんと椅子とティーカップが7組ありますよ。


建物の中央にも廊下があるのが西洋的です。


「大幅機」という織機の模型がありました。


畳間もありますね。日本人向けの部屋なのかなと。


うーんコロニアル。基礎の石材は鹿児島らしい凝灰岩なんだそうな。


仙巌園周辺からはこれにて撤収します。写真の神社は磯天神・菅原神社です。


第32走者:鹿児島市交通局カゴシマシティビュー(いすゞ・エルガ)異人館(磯海水浴場)前13:51→かごしま水族館前14:04
バスに乗って、次は桜島へと向かいますよ。


水族館前から徒歩で鹿児島港へ。桜島へはもちろん、桜島フェリーで!乗ってみたかったんですよ。


第33走者:桜島フェリー桜島行(桜島丸)鹿児島港14:25→桜島港14:40
桜島フェリーは、鹿児島市と桜島はもちろん大隅半島を短絡するので日常利用も多く、日中は高頻度(10~15分間隔)で運航され運航時間も24時間と、日本の短距離フェリーの中では飛び抜けて利便性があります。


桜島フェリーの名物が船内食堂のやぶ金です。乗船時間が短いのに人気が高いんだそうな。うどんだからすぐに済ませられますよね。1回の運航が短いゆえに客の回転率が高いのも秘訣だと思っています。
せっかく乗ったので、おやつ代わりに食べてみましょう。



さつま揚げ乗せのうどんです。うまい!


雄大な桜島!


桜島は今日も元気に営業中です。


鹿児島港行の第十八櫻島丸と反航します。両頭船なのは当たり前みたいな感じで、あとは骨組みの多い印象ですね。


もうすぐ桜島港に着きます。あっという間でした。


停泊中の第十六櫻島丸。


桜島丸を下船して桜島へ上陸!
同じ桜島丸でも、これには番号が振られていないんですね。櫻島の字も違いますし・・・。

というところで今日はここまで。


その23へ→



九州project 2 ~Phantom in Kyushu. その21【2018/9/19~23】

2024-11-01 05:54:00 | 旅行・イベント記
薩摩藩主の島津家が建てた別邸「仙厳園」に来ています。
これは磯御殿の中庭です。池の中にある八角形のくぼみは風水的にいいんだそうですよ。


御詰所という使用人が控えていた部屋。


謁見の間です。ようは応接間ですな。


お庭です。青々としていて素晴らしきかな。背景の桜島もグッドですよ。


御居間です。当主は昼間はだいたいここで仕事したりご飯食べたりするんだそうな。


御寝所です。すやぁ・・・。


御小座。昭和天皇とその皇后が鹿児島県へ行幸に来られた際にこの部屋へ入ったと言われとります。


再び中庭。


桜島が遮るもの無く見渡すことができます。今日も元気に噴煙を上げていますね。いや、近いなあ、これ。


御殿を出て庭園を見に行きます。前庭にも八角形の出っ張り。これも風水的なアレです。


庭を眺めているとまあ落ち着きますよね、気温は暑いんですけど。


鯉が沢山、口を開けて待っています。人生は自分から勝ち取りに行きたいものですね(何)


石階段を登ります。


これはなんと1892(明治25)年に建てられた自家用の水力発電所です。小規模の自家発電ながら水力発電としては初期も初期の物だそうな。
これは水を貯めておくためのいわばダム湖なわけですが、肝心の発電機は見当たりませんでした。水槽から水が流れ落ちていますがあの先に発電用の羽根車があったはず・・・です。落差2mといったところでしょうか。


水槽はこんな感じ。今はただ沢からの水が流れるがままです。


仙巌園と桜島・鹿児島湾の間には国道10号線とJR日豊本線が走っています。日豊本線がある非電化されるとなった時は、架線や架線柱が景観上問題があると騒ぎになったそうな。そこで当時の国鉄は仙巌園の区間だけ特別誂えの電化設備を建設して理解を得たのだとか。
そこをちょうど787系特急「きりしま」7号が通過していきました。桜島を背景にした列車が撮影できる、ここは良い撮影地ですね。本当にたまたま遭遇したので考慮に入れられませんでしたが、太陽光線の向きを考えてやればもっといい写真が撮れそうですね。


後追いでも撮影。奥には鹿児島市の市街地が見えており、終点まではもうすぐです。


引き続き庭園を歩いていきます。


とかげです。


1907(明治40)年築のろ過池です。湧き水をここに集めてろ過してから園内の御殿などに配水していたそうな。園内には他にも排水量を調整する高升もあり、割と高度な水道施設を張り巡らせていたようですね。単に江戸時代の庭園というだけでなく明治時代の近代的施設も併せ持っているというのが仙巌園の面白いところでしょう。


迫ン太郎という水力式の米つき器です。


鹿児島市のマンホール蓋です。中心の十字の紋はご存知島津家の家紋です。すっかり浸透していますな。ちなみに鹿児島市章も島津家家紋を少し変形させたような意匠になっています。


仙巌園を後にしたところでお昼ごはんにしましょう。一休みしたいしね。
九州へ来たので、最寄りのジョイフルに入ります。


ハンバーグとチキン南蛮定食、うまい。

というところで今日はここまで。