黒鉄重工

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北米project 4 ~Is the order a warbird? その90【2016/03/04~10】

2019-05-29 21:31:50 | 海外旅行記
フェニックス空港に着きました。今から乗るのはサウスウェスト航空というLCCです。アメリカのレガシーキャリアと肩を並べるほどの規模を持っており、フェニックス空港では専用のターミナルをひとつ分持っています。
一度乗ってみたいと思っていた会社なのです。

ちなみに夕飯は空港で食べました。
何食べたかは覚えてませんが、とにかく野菜だ野菜をよこせ!という状況でした。
連日昼飯抜きの生活で、朝食と夕食も野菜のない栄養バランスの偏った食事でしたんで、どうも昨日あたりから調子が悪かったのです。絶対野菜不足で栄養が悪いせいだ・・・と思ってたんで、サラダを食べたのは覚えてます。ただアメリカで野菜食べようとすると少し値が張るのだ。黙ってても何かしら野菜の出てくる日本食は偉大であると思ったものです。
以降はプラシーボもあったと思いますが、調子を取り戻せました。


搭乗します。
機材はボーイング737。LCCの鉄則のひとつである機材統一をサウスウェストも行っているので(というかここが本家)、どうあがいても737に乗ることになります。

サウスウェストの機内は自由席という変わった方法を採っています。これは座席指定の手間を無くして経費を削減するという考えによるものだそうな。
しかしそれだと搭乗待ちの長い行列ができてしまうのですがそこにも一工夫していて、出発24時間前から始まる事前チェックインで列に並ぶ順番を決めてしまうのです。早くチェックインするほど早く席につけるのです。
意外とみんな熱心で、チェックイン開始から数十分遅れてチェックインしたのですが、既に後ろの方の順番になっていました。なので複数人で乗るとなると列の後ろだと離ればなれになることも多いでしょうが、そこはコミュ力で他の人と席を交換してもらうとかするんだそうで。


20時ちょうど発のWN1598便に乗って再びカリフォルニア州に戻ってきました。ただしロサンゼルスではなくてそこよりも南にあるサンディエゴです。


2016年3月8日(火)20時30分
 カリフォルニア州サンディエゴ サンディエゴ国際空港
フェニックスを20時に出発したのに、時差を越えた関係から時計上ではまだ30分しか経っておりませぬ。ちなみに着陸した時は20時6分でしたんで、時計上では6分しか飛行していないという変な感じに。

サンディエゴ空港には鉄道は乗り入れていないので、路線バスでダウンタウンに出る必要があります。
サンディエゴの公共交通はMTS(San Diego Metropolitan Transit System)が担っています。
MTSの#992系統Downtown行きのバスに乗ります。バスはElDorado National E-Z Rider MAX CNG (#2771)です。MAXとか付いてるけど中型バスです。


今日のモーテルはサンディエゴの隣町にあるオールドタウンというところにあるので、ダウンタウンにあるサンタフェ駅からLRTに乗ります。
サンタフェ駅には市電の他にアムトラックも乗り入れています。時間はあるのだし、アムトラックのホームへ立ち寄ってみます。ホームには複数の列車が停まっていて、なかなか見応えのある光景が広がっていました。


アムトラックのディーゼル機関車、F59PHI形453号機。サンタフェ駅を発着する短距離列車「パシフィックサーフライナー」牽引機の主力です。
F59PHIは各地の通勤鉄道にも採用されているのでそこらじゅうで見ることができます。
なぜか本来とは逆の向きを向いていましたが、どういうことなのかは不明。


二階建て客車を連結したP42DC形167号機。アムトラックの主力機関車です。
本来は大陸横断列車のような長距離列車の牽引機を主に担当していて、「サーフライナー」のような短距離列車には基本的に充当されないはずですが、機関車の機数が足りないので応援に来ているのか、他のF59PHIの代走に来ているのか、といったところでしょうか。


客車を連結したF59PHI 456号機。


反対側の先頭にも行ってみましょう。
「サーフライナー」は短距離列車らしく、客車の先頭には機関車の機回しを不要とする制御客車が連結されています。


これが制御客車。
普通の客車の妻面に運転台、窓、前照灯、尾灯、警笛といった必要な部品を取り付けただけで後は何もいじっていません、という具合の素っ気ないの極みのような制御客車です。
これが意外と速度を出すものですから(120km/hくらいは普通に出す)、流線型の機関車側に対して客車側の空気抵抗の高さは想像に難くありません。
もうちょいどうにかできなかったのかなぁと思いますが、まあアメリカの鉄道らしいといえばそうです。

この後、BNSFの貨物列車が駅を通過していきましたがろくに撮れず。
あとはもう一通り見たんで、LRTの方に移りますかね。


こちらがLRT。「トロリー」と呼ばれているそうな。車体は真っ赤っ赤。
一番手前の電車はシーメンス製S70という3車体3台車の車種です。4000形(仮称)とでもしておきます。ヨーロッパ的なデザインでかっこいい。


中間には2000形(仮称)。S70よりもひとつ古いシーメンス製SD-100という2車体3台車連接の車種。


このグリーンラインの電車に乗ってOld Town電停まで行きます。
トロリーにはグリーンライン、ブルーライン、オレンジラインがありけり。でもまあ、日本の鉄道システムに慣れきってる身からすると車体は赤いのに緑とか青とか言われても紛らわしいなと。


電停を降りて数分、今夜のモーテルへ着きました。途中ハイウェイの高架の下を潜るんですが、
「オールドタウンイン」というところ。ちょっと南国感漂う建物がステキ。
ところでモーテルって3階建て以上の建物を見たこと無いんですね。モーテルってそういうもんでしょ、と言われればそうですが、建築基準法みたいなものからくる縛りがあるんでしょうかね?


室内はこう。ここもきれいな部屋でした。
これで5日目は終了。翌日に続きます。