黒鉄重工

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DC-3のワールドツアーを撮る その1【2017/5/27】

2019-05-05 21:45:43 | バス・航空機撮影記
2017年5月27日。
ブライトリングというスイスの腕時計メーカーがDC-3という大昔の旅客機で世界一周するワールドツアーを2017年にやりました。その行程の一部に日本も含まれていました。
ダグラスDC-3は1935年初飛行のプロペラ双発の旅客機で、当時としては画期的で歴史的に重要な機体です。どんな機体なのかは今までの北米projectで散々説明済みなのでそっちを読んでください(手抜き)(そのための北米P)
それが日本に来るとあれば行かぬわけにはいきません。飛来地は熊本、神戸、福島の3箇所、他にもレッドブル・エアレースなど数箇所があって、一番行きやすくて人も混まなさそうな福島空港へ行くことに。
朝の9時までに福島空港に着かなければならないので静岡を夜中のうちに出発。途中の足柄SAで休憩をば。


そこから途中、ZBS本部を奇襲してZeBonくんを拉致。さらに常磐道を下っていって途中のSAでツインリンクくんを任意同行。3人体制で福島空港へ。


予定通り9時前に福島空港へ着きました。
駐車場を探索しているとブライトリング用に用意された格納庫がありました。関係者じゃないんで門より先には入れませぬ。


敷地の金網のスキマから向こうを見てみるとDC-3が既に待機していました。日本に飛行可能なDC-3がいる・・・いやすごいね。


アメリカの博物館で散々見てきたんですが飛行可能な機体はこれが初見だったはず。あれ飛ぶんだ、と思いすでに胸が高鳴りング。


DC-3は数回遊覧飛行をするので、まずは様子見を兼ねて空港の展望台から見てみることにしました。
建物内にある空港の模型には、就航しているANAとIBEXの他にDC-3が用意されていました。今日だけしか来ないのに、ちゃんとしてるんだな。
福島空港も、ANAとIBEXが伊丹と新千歳に就航しているだけでかなり寂しいことになってしまっています。10年前までは色々なところへ飛んでましたが、その後のJALと国際線の撤退がかなり影響したようです。こうしてみると静岡空港は頑張っている方かなと思います。地元の航空会社があるのは強いということですかね(名古屋偏重だけど)


空港の展望デッキに上がってみました。既に観覧者は大勢いましたが最前列はまだスキマがあったのでそこから撮影することができました。思っていたよりも空いている・・・?
ちょうどANAの伊丹発NH1696便が着陸してきました。機材はB737-800(JA77AN)。


展望台からもDC-3が見えます。
ちなみにこのDC-3(HB-IRJ)は当初はアメリカン航空用の民間型として製造された純粋なDC-3です。DC-3は実に1万機以上も造られましたが、そのほとんど9,000機以上はアメリカ軍の軍用輸送機C-47として製造されたものです。旅客機のDC-3として造られたものは600機に過ぎません(それでも当時としてはすごい数だけども)。
1万機中の600機、しかもそれは初期生産分なので、残ってるだけで貴重と言って良いでしょう。ただし第二次世界大戦時にはアメリカ陸軍に徴用されているので、C-47相当への改造を受けていると思います。また退役後にも左舷の扉は埋められていますし計器飛行できるよう操縦装置を改造していますし、必ずしも原型度が高いというわけではないです。


飛行学校もあるのか、時々セスナが滑走路上をフライパスしていました。
なお天気はドン曇りで、今にも雨が降りそうな感じです。実際には降らなかったので良かったですが。


10時になると最初の飛行の時間になりました。
エンジン始動するとレシプロエンジン独特のカラカラした音が響きます。うはー、本当に動いてる。


誘導路を進みます。これ、前が見えてるのかな?尾輪式の飛行機は前方視界が悪いから左右を見ながら誘導路を進むって聞いたことがある。
737も下に写ってますが、なんと時空の歪んだ組み合わせ。


ANAの737も動き出します。今度はNH1113便として新千歳へ向かいます。


そしてDC-3が滑走路で加速して離陸しました。さすが、ジェット機と比べるとかなり手前で尻を上げてその次に車輪が地面から離れました。


目の前を通過。おお、本当に飛んだぞ。
静かにふわふわと離陸するんですね。やはりジェット機とはだいぶ違うんだなと。


続いて737も離陸していきました。


離陸上昇して空港を離れていくと、しばらく姿を消しました。福島県上空を遊覧飛行するのです。確か猪苗代湖とか会津とか、そっちの方へ飛んでいったはず。
そして15分後、遠くからエンジン音が聞こえてきて少ししてDC-3が空港上空へ戻ってきました。


空港上空を旋回していきました。高度は低めでしたが、カメラのレンズの望遠が足りないので、まあこんなもん。


旋回を続けて背中を見せます。が、遠い・・・。


旋回を2周やった後、着陸しました。着陸もすとんと静かでした。77年前の機体ですし、労って動かしてるのかもわからんです。


誘導路を伝って戻ってきました。真横から見ると、コックピットからの前方視界は、一応正面は見られるようですね。


飛行はあと2回ありますが、これ以上ここにいる必要もなさそうなので場所を移してみます。


今日はここまで。



静岡ホビーショー関連の展示物とか【2017/5/14、2017/5/20】

2019-05-03 20:46:51 | 日常記
毎年5月に恒例の静岡ホビーショーをやってますが、その時に展示されていた実車とかをば。



2017年5月14日。
この日は静岡ホビーショーをやってました。毎年プラモデルのモチーフになった車両を展示してますが今年はデコトラのミスターXでした。アオシマが呼んだらしい。



後ろはこんな感じ。
バリバリのデコトラです。今もこれだけの装飾をしたデコトラが走っているものなんですね。



フロントもガチガチ。
種車は昔のスーパーグレートですが、それよりも前のヘッドライトケースを付けて古っぽく見せてるのが良さ。



コテコテやで。



助手席側。



これも毎年恒例、自衛隊コーナー。
今年は最新鋭の16式機動戦闘車の試作車が展示されていました。タミヤが呼んだらしい。
これは戦車じゃろ、という見た目ですが、無限軌道じゃなくて車輪を履いているので戦車じゃなくて機動戦闘車という別ジャンルの車両なんだそうな。これを戦車と言うのは気動車のことを電車というのと同じくらいのアレらしい。



偵察バイク。カワサキか・・・。



1/2tトラック。ジープっぽいけど三菱製だよ。
こういう車って丸いライトに縦スリットのグリルじゃないと締まらないのかな?ってくらいジープと同じデザインですよね。

ホビーショーは以上。



2017年5月20日。
この日はグランシップでトレインフェスタという鉄道模型の展示イベントをやっていました。それに便乗したイベントとして毎年静岡鉄道が長沼駅にある車庫を公開しているので行ってみました。
まずはこの年の3月に運転開始したA3000形のA3002Fをば。



いつまでも見れると思うな1000系。最近は広告ラッピングを剥がして通常の形態に戻す編成が増えている気がします。



長沼工場の建屋は味がありながらきれいな状態なのがいいですよねぇ。



電動貨車のデワ1。



東静岡駅に戻ってみると、日本平自動車のふそうエアロミディが停まっていました。
元々この会社は貸切バスを運行していますが、2015年から路線バスにも進出しました。平日に2路線各3往復しか走ってないはずだったのでおかしいなと思いましたが、休日にだけ走る日本平動物園への直行路線もあるんで、そこに停まっているのもそれでしょうね。
これも興味あるんですけど、なかなか足が伸びませぬ。


というところでおしまい。