
二宮尊徳が家族と食事中のこと・・・たくあん漬けの皮までが切れてなくて、4~5切れがつながったまま・・・
そこで尊徳・・・
『大根の種をまき育てて収穫し、洗ってぬかに漬け重しを置き、又洗って糠を落とし・・・
しかし、せっかくそこまで丹精しても、最後にこのように不都合になっては、今までのことが
無駄になる・・・・誰でも十中八九はできるのだが、あと一つを仕損じる
そこがその人の・・・分かれ目じゃ・・・』人間すべて最後が大切と心得るがよい と、諭されたとか。
人間の最後・・・人間の卒業式は・・・葬式でしょうか。
尊徳の話のように、最後まで気を抜かず、やり通すことは、難しいとは思うけれど・・・
気概を持ち、心穏やかに人とのつながりを大切にし、身の回りは清く、そして
爽やかに潔く・・・人としての卒業式むかえたいものです。
これは理想論?ですよね・・・人はそんなに強くはない・・・先のことは見通せない。思い通りに行くわけもない。
でもせめて 自らが掃き集めてぞ福の神
幸せの道を自ら放棄することの無いように、丹誠して生きて行こうと思っています。
Living is knowing, how to love. 生きることは如何に愛するかを知ること。
Loving is knowing, how to live. 愛することは如何に生きるかを知ること。

5月18日・・・母逝去・・・享年88歳・・・波瀾万丈の人生を静に終えました。