
この樹は5階建てマンションの高さを遥かに凌ぐほどに成長しました。
土の少ない都会。この木の下は「セミ」の楽園。
時来れば小さな穴が無数にあいて、いっせいに羽化が始まります。
そんな時も近づいて来ました。

その前にまずは「初夏」を迎えますね。


野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは
茶摘ぢやないか
あかねだすきに菅(すげ)の笠


心のどかに摘みつつ歌ふ
摘めよ 摘め摘め
摘まねばならぬ
摘まにや日本の茶にならぬ・・・・チャンチャン


子供の頃、高らかに歌いながらの登下校。
歌の好きな子どもでした。

さて、八十八夜(はちじゅうはちや)というのは雑節のひとつで、
立春を起算日(第1日目)として88日目(立春の87日後の日)にあた日。
2015年は5月2日が「八十八夜」になのですね。
八十八夜に摘まれた新茶は、昔から栄養価が高いとされ、
古くから不老長寿の縁起物として珍重されてきたのです。
今年も新茶のシーズンが近づいて参りました。
一服のお茶で「喫茶去・きっさこ」・・・まあ一服飲んで、ゆっくりして行きなさいよ・・・
ユックリズムに憧れるこの頃・・・年のせいでしょうか!

ところで喫茶去。禅語です。この喫茶去に関しましてはまた明日に・・・・

皆様本日もご訪問「頂き」有難うございました・・・・・・




