季節の花。大山蓮華・・・花は野にあるようにいけ・・・茶室にはこの花がいけてありました。
五年ぶりでしょうか?
月釜に行って参りました。
今月は橋本先生のお当番。
最近は茶道人口も減りまして、毎月かかっていたお釜も昨年から二ヶ月に一度。
昨年は「偶数月」今年は「奇数月」・・・年五回・・・淋しくなりました。
場所は「太融寺」大阪の中心地ですが「お寺」の多い街です。
その一角。読売新聞社ビルの東側に在する「冷雲院」が会場です。
写真は御法度の茶の世界?
こっそり箱書きだけ撮りました。
それぞれ茶人にとりましては「お馴染み」の作家作品。
目を引きましたのは【覚入】作のお茶わん。確か楽14代。
珍しく「真っ黒」ではなく白い飴釉が僅かにかかり、茶わんの中は朱色・・・軽く、大きさも手頃で、手に取り暫し感動!
今回は「顔」が効きまして(笑)四客目のお席を頂きまして、ラッキー致しました。
それにしましても、五年ぶり、歳月の流れを感じましたねえ~~!
大先生は耳が遠く、橋本先生も、久々にお会いした他の先生方もお年をお召しでした。
お運びの面々も私よりは年上のご様子の方ばかり・・・
年を重ねてもお若い方でも、正座の出来にくい時代です。
それに多生経費のかかるお稽古ごと故・・・茶道の将来が危ぶまれます
さて、お話しはかわるのですが。
これはわたくしの大切にしている「帯」元々丸帯(今は織られていません)でした。
ご縁があってわたくしの元に。丸帯を締めることのない現代。袋帯と名古屋の二本に
仕立て直して・・・主要な時に締めています。
お点前さんがでて来られたとき・・・ビックリ・・・同じ帯をまとっていらしゃるのです。
え~~~~!同じ帯が!あったんだ!
席が終わって早速お尋ね。「母が嫁入りの時持って来たんですよ。戦後すぐのことでした。」
橋本先生の姪御さんでした。
橋本先生も「貴女以前締めていらしたわねえ。同じやな~と。おぼえていますよ。姉の嫁入り道具の一本だったのよ」
もう!ホントに!ホントに!大ビックリ!
ざっと計算しましても【70年】は経ていることになります。
そんな貴重な物が、わたくしの手元に・・・・感動して「鳥肌」
久しぶりのお茶会・・・今日も数奇な出会いを頂きました。
2014/05/11 MOTHER'S DAY生涯忘れられない思い出深い、一日となりました。
今日はこんなお話しでした。
ご訪問下さいました皆様、有難うございました・・・・・・
とはいえ、着物や帯も、手入れ有ってこその長持ち。
ご苦労が、偲ばれます。
私より年上だったとは!
大切にいたします。