Wild Kitten/Joe Puma
(Dawn DLP1118)
(Dawn DLP1118)
しばらく家庭の事情でブログをお休みさせていただきました。少し、落ち着いたので今日はそろそろ再開しようとアンプの電源をいれてみました。とは言っても、まだまだ以前のように頻回に更新できるとは限らないので不定期な更新になりますがよろしければお付き合いくださいね。
でもって、静かに始めようということで、しぶ~い白人ギタリストを選んでみました。人気の方も相当に地味ですが、クールなスタイルでならしたジョー・ピューマです。ジョー・ピューマと言うと、ジュビリー盤の方が有名かも知れませんが、本日アップのドーン盤も当時の気心の知れたメンバーでの演奏で地味ながら交換の持てる一枚です。動物ジャケとしてもなかなかですし、何たってドーン盤というのもコレクターの琴線に触れる所でしょう。
メンバーは基本的にトリオのスタイルで、Joe Puma(g), Oscar Pettiford(b), Matt Mathews(accordion)と変則編成です。一部でBasie-iteのShadow Wilson(ds)が参加し、Whitey Mitchell(b)がPettifordに変わってプレイします。ピューマはクリスチャン、ジャンゴのスタイルを踏襲したギタリストであると言われており、A面2曲目の"Polka Dots And Moonbeams"ではジャンゴの影が見え隠れしますし、3曲目の"Ragamarole"でのクリスチャンを思わせる力強いスウィンギーなプレイは白眉です。共演者ではマシューズのコンピングが聴いてて気持ちがいいですし彼のオリジナルが"Ragamarole"をはじめ2曲も採用されている点は注目ですね。またWhiteyのWalking Bassがいいですね。兄のRedも真っ青という感じですね。
所有盤はドーンのモノラルオリジナル盤です。コレクター市場ではそこそこ高嶺の一枚かと思います。ピューマのスタイルを味わうには格好の一枚ですね。