Stimulation/Johnny "Hammond" Smith
(Prestige 7203)
(Prestige 7203)
このblogでJohnny Smithといえば何と言っても白人ギタリスト、ゲッツとの共演で有名なジョニー・スミスが定番ですが、黒人オルガンプレイヤーのジョニー・ハモンド・スミスも忘れる事が出来ない名手です。先日、セルダン・パウエルをアップした時にその共演で話題に上ったリバーサイドの「black coffee」は日本でも発売されましたのでそのソウルフルなプレイにはおなじみかも知れませんね。本日は、恐らくハモンドの顔がこれ以上ない大きさで取り上げられたカバーで知られるプレステッジの一枚"Stimulation"をアップいたします。
オルガンアルバムの魅力はソウルフルでアーシーなコテコテ感が聴き所である事は言うまでもないですが、個人的にはロングトーンがもたらすサウンドカラーに染まったバラード曲の美しさこそオルガンジャズの醍醐味であろうと思います。本アルバムでのA-2"BecauseYou Left Me"やB-1の"Cry Me A River", B-3"Invitation", B-4の"Spring Is Here"等のバラード曲で園雰囲気を味わえると思います。61年4月の録音でJohnny "Hammond" Smith(org), Freddy McCoy(vib), Eddie McFadden(g), Leo Stevens(ds)からなるカルテット、当時のレギュラーグループによる演奏です。
所有盤はPrestige, Bergenfield, NJのオリジナルモノ盤です。良い悪いは別として、このカバーのインパクトの強さは圧倒的です!