
Joāo Gilberto/Joāo Gilberto
(Odeon MOFB3202)
(Odeon MOFB3202)
この前のミルトン・バナナ、更にその前のカルロス・リラとボッサのオリジナル盤が連続しましたが、更にボッサの法王と異名を取るジョアン・ジルベルトのオリジナルオデオン盤を今回はアップします。ご存知のように,ジョアンのオデオン3部作は1959、1960、1961と一年ごとの録音で3部作となっているようですが,オリジナルのリリース枚数が最も少ないのがこの第3作であるといいます。既に再発盤が出たり,「ジョアン・ジルベルトの伝説」と題された集大成的3枚組や米アトランティック盤”Boss Of The Bossa Nova"で音源については良く知られているでしょうが,オリジナル盤となると結構希少です。所有盤は以下のような緑/白のオデオン星ラベルのブラジルモノラル盤です。
ジャケットは大写しのジョアンの横顔,何とも言えず哀愁を感じる良いカバーですが,注目はジョアンの右手。それも強烈なバチーダをはじき出す爪の状態です。親指では指腹側からみて約1mmで切りそろえられ、index finger, middle fingerでも丸く尖った格好に手入れされているように感じます。ボッサギター弾きには興味深い点かもしれませんね。