Benny In Brussels/Benny Goodman
(Columbia CS8075)
(Columbia CS8075)
ジャズ界においてBGといえば、「キングオブスウィング」の称号を持つクラリネット奏者Benny Goodmanですよね。ジャズを表舞台に引き出した功績はジャズ関係者誰もが認める国民的英雄の一人ですよね。本日は1958に行われたベルギーの首都ブリュッセルでの万国博覧会に参加したBGの演奏です。この万博は現代音楽と建築物のコラボレイションがテーマだったと言われ,クラリネットを吹くBGとともにべルギー国旗となんだかかわった建築物がそのジャケを飾っています。
アメリカの外交的配慮もあったかなかったか?それにしても有能なプレイヤーがなを連ねているのが凄いですよね。自分が聞き覚えのあるプレイヤーだけでもあげますと,Tuft Jordan(tp), Zoot Sims, Seldon Powell(ts), Roland Hanna(p), Billy Bauer(g)etc....勿論タコ耳ですからクラリネットのBGとハナのピアノぐらいしかわからないです。もう一人,伝説のブルースシンガー,Jimmy Rushing(vo)の歌唱が聴ける点も嬉しいですね。オープニングの"Let's Dance"が始まりBGの一音を聞くだけで会場に要る雰囲気に浸れる筈です。"Don't Be That Way"もBGらしいし,ハナのピアノが活躍する”Hallelujah"もいい出来です。ラッシングのヴォーカルをfeatureした“Brussels Blues"で締めるA面がお気に入りです。
所有盤はコロンビア6eyeのステレオ盤です。たまにはスウィングジャズもいいモノですね。