真夜中の訪問者は 第Ⅱ弾
そいつは突然真夜中にやって来た
しかも今日から週末の休日だと云うのに
突然の左足の痛みで目覚めてしまった 激痛!である
昨夕 S氏と酌み交わした程よい酔いがまだ残っている
足底部が痛くて歩くことがままならない
足背も腫れて圧痛がある
ウ~ム これは“ 痛風発作 ”に違いない
そうなのだ もう10数年前に痛風の痛みでしばらくの間 治療薬を受けていたのだ
『 喉もと過ぎれば~ 』そのものですなぁ
痛風(gout)は 高尿酸血症を原因とした関節炎を来す疾患
尿酸が体内に蓄積すると結晶化して関節に析出して痛風発作を誘発する しかしそのきっかけと言うか誘因はわからないことが多い
風が強くなったり穏やかになったりするように 痛みが酷くなったり和らいだり繰り返す( 痛みの悪風にあたる )という意味 または吹いた風があたっただけでも痛む との説もある
翌日 J総合病院を受診 尿酸値は異常高値ではないけれども高値であることは間違いないので 尿酸産生抑制剤であるアルプリノール と 酸性尿改善薬クエン散K・クエン散Na配合剤つまり結石抑制のための内服薬の処方を受ける
もちろん消炎鎮痛剤をも忘れずに
そこで疫学である
その90%以上が♂ 最近の疫学的な研究を簡単に触れると
アルコールは痛風のリスクを高めるがとくにビールは最もリスクが高い
ワインは飲んでも痛風のリスクを高めないそうです( おぉ~! )
尿酸とはプリン体と呼ばれる物質の代謝産物であり プリン体を多く摂取すると高尿酸血症 更には痛風の引き金になると考えられている
また高尿酸血症に関わる遺伝子が発見されているのだそうな
高尿酸血症・痛風の治療ガイドラインの「 生活指導 」では 特に「 1日400mgを目安にしたプリン体の摂取制限 」が示されている これが結構厳しいのだ
尿酸値上昇要因の排除は 血中内の尿酸を濃化させる行為を慎むことなのです
「 生活指導 」を具体的に列記すると
・業務・対人などストレスを発生させる行為の中止( 仕事は休んでよろしいかナ! )
・負荷のかかる運動の中止( ウ~ム 仕事は休んでよろしいかナ! )
・プリン体を含む食材の摂食中止( 旨いものは食べるなということカナ! )
・飲酒の中止( ガァ~ン!! )
ところがですよ 救世主がおりました
発泡酒ではあるが【 キリン淡麗W (DOUBLE) 】これは「 プリン体99%CUT ワインポリフェノールでうまさON 」なのです(ヤレヤレ安堵?)
プリン体は 0~0.034mg(100mlあたり)なのです
ところで民間療法では その効果が期待できません
嫌な言葉なのですが“ 宿命病 ”の第2弾は書きたくないのですが
発作の回を重ねるごとに重症になる