Dr.K と 優しさの夢物語

輝きの明日のために、思春期と思秋期の更年期障害の女性のための健康余話/ときには蕎麦談義とワン子のお話を

我が家の庭で 春よ 来い 早~く 来い

2013-02-24 14:40:05 | のんびり歩いて

我が家の庭で 2月

ウメ 梅
バラ科サクラ属の落葉高木 学名はJapanese apricot

今年の冬は例年よりも寒さが厳しいんじゃないかい!と震えていたら 玄関先の梅の木にうっすらと桃色の蕾が綻んでいる おぉ 春の色ですぞ
「 梅見で一杯 」が出来るほど風流を楽しむ余裕はないが 待ち望んでいた春が隣りまで来ているのだ
梅の別名は 好文木(こうぶんぼく) 春告草(はるつげぐさ) 木の花(このはな) 初名草(はつなぐさ) 香散見草(かざみぐさ) 風待草(かぜまちぐさ) 匂草(においぐさ)と言う
それぞれ的を得ているが“ 春告草 ”は いかにも穏やかな春が近いことを知らせてくれます
江戸時代以降~昨今は 花見と言えばもっぱらサクラの花を愛でることとされている
しかし奈良時代以前は「花」と言えば むしろウメを指すことの方が多かったようである
 バラ科の葉や未成熟の青い果実や核の中の種子には青酸配合体(アミグダリン)が含まれ 未熟な種子や腸内細菌の酵素により シアンを生成する これが胃酸により有毒性を発揮すると 痙攣や呼吸困難 さらには麻痺状態になって死亡することさえあるという
悪餓鬼の頃 隣家の梅の実を竹竿で落として摘まもうとしたものであるが 梅の種には毒があるぞぉ~と窘められたことを思い出す
実際には胃酸や胃の消化酵素の分泌だけではシアンの生成は起こらないので 大量の種子を噛み砕いた場合を除いて誤摂取による中毒の危険は限られるのだ
悪事に対しての戒めは 正しいことが多い
梅にまつわる言葉ですぐ浮かぶのが
    「 桜伐(き)る馬鹿 梅伐らぬ馬鹿 」
     栽培上の注意を促したもので納得ですなぁ
  「 東風(こち)吹かばにほひおこせよ梅の花 主なしとて 春な忘れそ 」
    菅原道真が大宰府に左遷されるときに別れを惜しんで詠んだ歌として有名である
    道真を追って大宰府に飛んで来たという“飛梅伝説”も有名です
  「 桃栗三年 柿八年 柚子の馬鹿野郎十八年 梅はすいすい十六年 」
    このフレーズが好きです
    “ 物事は簡単にうまくいくものではなく 一人前になるには地道な努力と忍耐が必要なのです ” 教訓!