春隣のこの季節は《 確定申告の季節 》でもある
給与所得の他に収入があるのだから 納税者としては確定申告をするのは義務でもある
他の収入といっても 微少なる年金がそれにあたるのだから面倒でもあるのだが
煙草代にもならない年金所得などは 無視出来るくらいでなければならないとも思うのだがこの年齢になって所得があることは幸せなのだ
朝8時30分に税務署に着いたのだが もう並んでいる人たちがいるのだ
事業をしていた頃には その殆どを税理士に任せていたので 休日の朝に葛根湯を飲んで鼻水を垂らしながら自分で書類を持って役所に来るのはやや寒々しい気持ちになってしまう
まぁそれでもこの頃は役所の職員も親切になって 細かく教えてくれるし 申告書類が少ないことで短時間で済んでしまう それと医療費控除で幾許かの還付金もある
「 e - Tax 」を 用いて自分でパソコンから送信するのは難しそうなので しばらくの間はこの季節には「 税務署訪問 」が年間行事のひとつになるのだろう
仕事をして 収入を得て そして生きる ということは人間にとって厳粛な作業なのだ
年金制度がまったく頼りにならなくなってしまった現在 生きていくためには野生動たち
のように獲物を求めて走り続けなければならないのだ
なるべく長が~く税金を払えるように仕事をしていると そこには“ 老 い”のプライドが
あるのです