田舎主婦の日日是好日

今日も生きてることに感謝かな。

読書『弓と禅』

2022年02月03日 | 趣味・本

ドイツのオイゲン・ヘリゲル(1884~1954)という、

哲学者が書かれた本です。

 

1924年に東北帝国大学の講師として来日。

その在日中の5年間、

弓道に関わり(華道や水墨画も)、

禅の道に触れた体験が書かれてあります。

 

彼曰く、

弓道は的(まと)に中てるだけでなく、

「自分自身から離れること」

 

無我の境地になる、

ということでしょうか。

 

仏教学者・思想家であられた鈴木大拙さんの、

ドイツ語版『弓と禅』に寄せた、

序文もあります。

 

もし人が本当に、

ある道をマスターしようと願うなら、

その技術的な知識だけでは十分ではない。

 

人は技術を超えなければならず、

その結果[術を行う]道は、

無意識に至って、

「術なき術」になるようになるのである。

 

真剣に「道」を歩むということは、

生半可なことでは到底成し遂げられませんね。

 

それには、

良い師につくことが、

如何に重要かとも思うのです(たぶんです)。

 

この本が書かれてから、

100年ほどの年月がたちます。

 

礼で始まり礼で終わる、

日本の「諸道」は、

良い精神の修養方法だと思うのです。

 

ただ私は何一つ極めてはいない凡人ですから、

軽々しくは言えませんが。

 

リコさん本の御紹介有難うございました。

 

 

コメント (18)
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