風を紡いで

旅の記録と料理、暮らしの中で感じた事などを綴っています。自然の恵みに感謝しながら…。

一生懸命…でも人生いろいろ

2020年09月13日 | 暮らし

 「あなた、何でも一生懸命だよね」「疲れない?」
在職中、同僚からそう言われたことがありました。何と答えたか、今では思い出せません。考え方の違いだから、何と言われようとどうってことない。別に人に迷惑をかけていないし、悪い事をしている訳でもない…そう考えていたように思います。


 今では、一生懸命に対する言葉のニュアンスが少し以前のそれとは違ってきているように感じます。前は、「真面目」「一生懸命」「努力」というような言葉には揶揄するような意味が含まれている場合が多かったと思うのです。バブル崩壊後の頃からでしょうか、風向きが変わってきたように感じられます。
 
 物事に対する考え方は人によって異なります。それぞれ感じ方が違うから、面白い。私は娘たちによく言つていました。「適当にでも、一生懸命にでも、費やす時間は同じよ。どう使うかが大切。母さんは、同じ時間なら充実した時間がいいな。パートであろうと、正社員であろうと関係なくね」

 「そんなに一生懸命で、よく疲れないわね」
性格もあるのかもしれませんが、仕事でも趣味でも、私は何かをやり始めるとつい夢中になってしまう。草取りでも、剪定でも。ですから、終わった後は疲労感より満足感の方が勝ってしまう。

 一生懸命にやっている自覚がない?そうかも知れない。集中しているとは思います。おめでたい人?そうなのかも。でもそれでいいんです。器用に立ち回れない。友人に不器用だねと言われたこともあります。性質だからどうしようもない。でも、時間を忘れるほど夢中になれることは幸せなことだと考えています。

 

 新型コロナウィルスが猛威をふるう今だから、なおさら時間に対する考え方が重要になります。疫病や病気だけに限りません。災害や事故にいつ遭うか分かりません。過去に思いを馳せ、未来について考えることは必要ですが、その前に現在です。私は懸命に生きたい。でも、人間ですからいつもそうはいきませんが。休息も欠かせません。それに、人それぞれですから、それぞれの人生を全うすればいいのではないでしょうか。雲のようにいつ消えてしまうが分からない。悔いのない人生だったと、最後に言い切れるように…。

 
 
 


 

コメント (4)
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