「お早うございます!」自転車で通り過ぎる時、元気に挨拶する中学男子。今朝の散歩で会いました。「お早う〜行ってらっしゃい!」秋晴れの清々しい朝、はにかんだような笑顔が爽やかでした。
暫く歩いて行くと、また別の中学男子を見かけました。マスクをして友達を待っている様子だったので「お早う〜」と声を掛けると、「お早うございます」と挨拶が返ってきました。
「コロナで学校も大変でしょう」
「はい」
「クラスは変わった?」
「これまでと同じだけど、離れて席に座っています」
「そうなの。1メートルは離れているの?」
「いえ、そこまでは」
「何が一番大変?」
「イベントがなくないこと」
「そうよね。地区でもお祭りとかやらないものね」
「修学旅行に行けない」と残念そうでした。
「あ、友達が来たので…」
「行ってらっしゃい〜ありがとう!」
もう少し話したかったけれど…そうもいきません。修学旅行がないなんて考えられません。中学3年生の彼にとって、修学旅行は一生の思い出になるはずだった?
高校受験を頑張る彼らにとって希望だったのではないかと思われます。将来の夢を語り合ったり、悩みを打ち明けるなどして、絆がさらに強くなるはずだったのではないでしょうか。
でも、どうしょうもありません。今、できることに励む事が大切。そして、高校生になってから、それらの悔しさを取り戻すくらい高校時代を謳歌してほしい…そう願わずにはいられませんでした。