二〇二五年一月二十七日(月)。
早朝(午前五時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
朝食(午前八時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
昼食(午後一時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
夕食(午後六時)。ピュリナワン(成猫用)とヒルズ(腸内バイオーム)の混合適量。
あのね、うちに「へーたろーさん」て住んでるのタマ知ってるよ。冬限定で住んでるんだ。
はあ、「へーたろー」?
とっても冷え込んだ朝に飼い主がね、寝室の布団に向かって「へーたろー」って言うと布団がゆるゆる盛り上がってこくんと頷くんだ。で飼い主があったかい葛湯を作って布団の前へ置きに行くでしょ。しばらくして布団の中からありがとうおいしかったって声が聞こえてくるとそれまで盛り上がってた布団が今度はふんわり元に戻って何事もなかったみたいな様子なんだ。
布団が盛り上がってまた元に戻るの?
そうさ。だからタマは「へーたろーさん」って呼んでるんだけど。
なんだか座敷ぼっこみたいな話だな。
冬限定だよ。布団の中にもうひとり誰か暮らしてるみたいで怪しい。
いや、飼い主の妻しかいないよ。人間なら。
でも飼い主が「へーたろー」って言うと布団がゆるゆる盛り上がってこくんと頷くんだよ。確かに見えるもん。
う~ん、「へーたろー」→布団がゆるゆる盛り上がってこくんと頷く→飼い主があったかい葛湯を作って布団の前へ置きに行く→しばらくして布団の中からありがとうおいしかったって声が聞こえてくる→盛り上がってた布団が今度はふんわり元に戻る、か。ちなみにタマさん、それどこから見てるの?
窓辺のコロの上から。
わかった。布団を盛り上げたり元に戻したりしてるのは飼い主の妻さ。窓辺のコロの位置から布団を眺めてても枕は見えないし人が寝てるようにはもっと見えないから。
かもしれないけど、じゃあ「へーたろーさん」の正体は飼い主の妻ってことなの?。
ちょっと違う。タマは布団が動くもんだから人間に違いないって思っててっきり「へーたろー」に「さん」を付けちゃっただけさ。
どういうこと?
「へーたろー」はタマの聞き違い。正しくは「冷えたろう」。その返事として「布団がゆるゆる盛り上がってこくんと頷く」。頷いてるのは「へーたろーさん」じゃなくて飼い主の妻。そこで物の順序として飼い主は葛湯を作るわけ。後はもうわかるよね。心配しなくたって冬限定なら来年も来てくれるさ。座敷ぼっこみたいに。
「冷えたろうさん」だったのか。
だから違
黒猫繋がりの楽曲はノン・ジャンルな世界へ。ガナーヴィヤ。インドの古典的宗教音楽のように聴こえる。もちろんその土壌として南インドのタミル地方育ち。スピリチュアル系の響きがやや目立つがもっとコンテンポラリーな幅広さを持っているように感じる。目下活躍中のガナーヴィヤは音楽家であり作曲を含め何でもできそうなマルチ・プレイヤーとして有名。多彩な楽器を操り様々な民族音楽に造詣が深いことは結構知られているようだ。幾つか検索して調べてみるとアメリカの大学で演劇と心理学の学位を取得しているらしい。ダンスもヴォーカルもやる。実験音楽精神を体現しているような曲もあるが決して「どや顔」で見せびらかすタイプではない。しかし何といってもコルトレーンへのオマージュに満ちている。
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