2月6日の「トイレからの脱出(第2章)」のつづきです。

【前章までのあらすじ】
欧州出張でロンドンに到着した徒然煙草、ホテルの自室に入ると、一服することもなく、まずトイレに入り用をたした。
そして、トイレから出ようとすると、なんと、ドアノブが空回りしてドアが開かない!
なんとかトイレから脱出すべく、策を練った徒然煙草。トイレの中で大騒ぎすることで、周りの人に異変に気づいてもらうことにした。
しばらく手のひらで壁をバンバン叩くうち、誰かが異変に気づいてくれた。
さぁ、どうなる、徒然煙草!

【ここから第3章の本編】
誰かが「Wait a minute!」と言って静かになった数分後、ホテルのスタッフが駆けつけてきました。
そこで、もう1回、練習に練習を重ねた「I can't get out of the bathroom as the door is broken!!!!(バスルームのドアが壊れて出られない~!)」を叫ぶ!
廊下では、じわじわと人が集まっている様子で、しばらくすると、簡単にドアの鍵を突破(って、マスターキーがあるからね)。
ここで思い出した!そう、私は律儀に(って当然だと思います)ドアチェーンをかけていたのでした。しかし、ホテル・スタッフにとってドアチェーンなんぞ、障害物競走のハシゴよりも簡単な障害
だったようで、すぐにバスルームの前まで進出してきました。
ここで「I didn't lock the door, but the door doesn't open. (鍵はかけていなんだけど、ドアが開かない)」と説明です。
すると、オバチャンらしい声で「Do you like beer? (ビール
は好き?)」 なんじゃこの質問…。
これに対して「Yes, I do. (好き)」と返事すると、すかさず、「Do you want to drink beer? (ビール
、飲みたい?)」とオバチャン。
いくらビールが好きだとしても、飲めないじゃないの
。
で、「I don’t want to drink beer now. (今はいらない)」と返答しました。

こんな意味不明の会話をする間にも、オッサンたちがトイレのドアに取り組んでいます。ドアノブをガッチャガッチャ言わせても、ドアは開きません(これで開いたら、こんなことになってない!)。
そのうち、「We'll get a drill. Please wait a minute. (ドリルを持ってくるから、ちょっと待ってろ)」とな。待つも待たないもないと思うけど…。

ここで、再びオバチャンがDo you want to drink beer? (ビール
、飲みたい?)」。
何を言ってるんだろと半ばあきれながら、「I like beer. But, I don't want to drink now! (ビールは好きだけど、今はいらない)」と返事。

そうこうしているうち、部屋とバスルームにドリルの音が鳴り響き始めます。おおごとになってきたぞ!
ところが、ドアノブの周りに穴を開けて、いろいろやってはみたものの、それでもドアを開けることができません。
そこで再びオッサンの声。「We'll break the door. Please stay away from the door. (ドアを破るので、離れていてください)」
いよいよ「強硬突入」です。

ということで、今日はこの辺で。この先はまたいつか。
おまけの写真は、ロンドン名物のCCTV(Closed Circuit Television=監視カメラ)。乗り物の内・外も含めて、とにかくあちこちにありました。
つづき:トイレからの脱出 (第4章)