新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

新装「ミュージアムシアター」を楽しんだ!(後編)

2013-02-03 16:31:00 | 旅行記

「新装『ミュージアムシアター』を楽しんだ!(中編)」のつづきなんですが、「中編」では「洛中洛外」「洛」のことを書くうちに疲れてしまいどこを境に「洛中」と「洛外」に分かれるのかということを書けずに終わってしまいました


「中編」を読む限りでは、平安京の「左京(洛陽)」の領域が「洛中」で、それ以外が「洛外」ととられかねません。まぁ、『左京(洛陽)』の領域のほとんどが『洛中』に該当するのですが、「右京(長安)」でも「洛中」の地区がありますし、、、っつうか、平安京の外だった地区にも「洛中」があります。洛中と洛外を分けているのは、「御土居(おどい)」と呼ばれる土塁でして、京都市のサイトを引用しますと、


御土居は天下統一を成し遂げた豊臣秀吉が,長い戦乱で荒れ果てた京都の都市改造の一環として外敵の来襲に備える防塁と,鴨川の氾濫から市街を守る堤防として,天正19年(1591)に多くの経費と労力を費やして築いた土塁です。


というもので、御土居に囲まれた内側が「洛中」で、その外側が「洛外」になります。
江戸時代以降、御土居は次第に破壊されたそうですが、遺構がいくつか残っていまして、私は一昨年4月の京都旅行(記事はこちら)の際、北野天満宮現物を見ることができました。


130203_1_01


上の写真を見る限り、「ただの庭石」にしか見えませんな

でもこの傍らには、しっかりとした説明板がありました。


130203_1_02


左に載っている地図平安京の条坊を比較すると、京の西側が狭くなっている一方、市域(っつうのか?)が随分と北に広がっていることが判ります。詳しくは、こちらの「御土居マップ」をご参照いただきたいと思いますが、「鴨川の氾濫から市街を守る」ことが目的だったことから、当然ながら鴨川沿い、河原町通より東側は「洛外」の扱いです。


   


ここでようやく「洛中洛外図屏風(舟木本)」に戻ります。


130203_1_03


この屏風絵では、e國寶の説明を借りれば、


右端には豊臣氏の象徴ともいうべき方広寺大仏殿の偉容を大きく描き、左端には徳川氏二条城を置いて対峙させ、その間に洛中、洛東の町並が広がる。


でして、右隻には前記の方広寺大仏殿の他、清水寺、鴨川左岸の芝居小屋など洛外が、そして左隻には二条城の他、御所祇園祭、賑わう京の商店街(?)など洛中が、それぞれ賑やかかつ平和に描かれています。


「中編」に載せたフライヤー(裏面)に、


専門家も驚いた!肉眼では見えなかった京の文化と生活模様。


とありますが、まさしく、「洛中洛外図屏風(舟木本)」(リンク先では屏風絵を超拡大して見られますので、是非楽しんでください)は美術品であると同時に貴重な史料だと痛感しました。


程度の差こそあれ、美術品経年劣化を免れることはできません。現物に勝るものはないにしても、状態が良いうちに高精細でデジタル化しておくのは有意義なことだと思います。

「洛中洛外にぎわい探訪 舟木本屏風を歩く-京のごちそう-」は、「300インチの大画面、4Kの高精細画像」で観ても、くっきり鮮やかで、デジタル化技術の高さもさることながら、「洛中洛外図屏風(舟木本)」の保存状態の良さも際立ちます。


「前編」で、


これで料金がもう200円安ければ言うことないのに


なんて書きましたが、振り返ってみれば、500円という金額は至極妥当なもの(逆に東博総合文化展の観覧料600円が安すぎるのかも…)に思えてきました。


   


130203_1_04 先週半ば頃、「東京国立博物館ニュース」が届きました。この「東京国立博物館ニュース」は、東博に行けば無料でもらえますので、敢えて1,000円/年の手数料を払って郵送してもらう必要もないのですが、そこはまぁ、気分の問題で…


だったのですが、今回の「ニュース」にはとあるものが同封されていました。

この記事のネタになっているミュージアムシアターの2作品のフライヤーと、、、、これ


130203_1_05 ミュージアムシアター「鑑賞チケット引換券」2枚


ありゃまぁ~

あと数日早く届いていれば500円浮いていたぁ~


まぁ、有効期間が2ヶ月弱ありますから、有効に使わせていただきますヨ

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MISIAの閉店コールに見送られ…

2013-02-03 02:03:32 | MISIA

タワーレコードが全店で


特製A2ポスターを2月1日から全ショップに掲出。さらに、ベスト盤の収録曲を使用したMISIAのオリジナル・コメント入り閉店コールもオンエアします


というので、是非「MISIAのオリジナルコメント入り閉店コール」を聞いてみたいものだと思っていました。


130203_2_01


で、近場のタワーレコードはどこにあるかねぇ~調べてみますと、時々買い物に行く北戸田のイオンモール(そういえばそうだった…)と、浦和パルコに入っていました
肝心の閉店時刻は、北戸田店22:00で、浦和店21:00…。う~む、、、北戸田店は随分と遅い時間です。


と、ここでアイデアが浮かびました


ちょうど浦和パルコ内の映画館で観たい映画があったことだし、タワレコ浦和店の閉店間際に到着するように出かけて閉店コールを聞き、レイトショーが始まるまでの40分間ほどを使って食事をしたらどうかと…。


そして、さっそく昨夜(っつうか、数時間前)、この作戦を決行いたしました


結果は、、首尾良く、上々でございました


それまでタワーレコード店内で流れていた女性アイドルグループ(グループ名は知りませぬ)のはげしく耳障りの良くないBGMが、突然、「つつみ込むように…」に変わり、閉店アナウンスが始まりました。
ところが、「本日はタワーレコードにご来店いただきましてありがとうございました」で始まったアナウンスがMISIAの声だとはっきり判りません。事前に情報を仕入れていたからこそ「きっとMISIAの声だと思いましたけれど、あまりにもフツー「おねえさんのかわいい声」のアナウンスで、事情を知らない人は、これがMISIAの声だとは気づかなかったに違いありません
もともと歌声と話し声のギャップが大きいことで知られているMISIAですが、歌声とかぶった話し声は、なかなか同一人物の声とは判らないでしょう。
最後の「MISIAでしたで、「え~という人が多いのではなかろうか…


あれは一聴の価値ありですぞ


   


MISIAの閉店コールに見送られてタワーレコードを出た私は、1フロア上がって、予定どおり軽い夕食を摂り(浦和パルコの target="_blank"ダイニングテラス23:00まで)、そして、もう1フロア上がってレイトショーに突撃しました。


観てきたのは、


130203_2_02


「ストロベリーナイト」です。


このドラマ・シリーズ、私は最初のスペシャル版「ストロベリーナイト」しか観ていないのですけれど、すんなりと物語に入っていくことができました。
ただ、どうして今泉係長がケガで入院しているのかよく判りませんでした
判らないといえば、どうして○○は●●を××しようとしたのかが判らない…
でも、全体としては中だるみすることもなくビシッとした作品になっていました。とりわけ、ネコを被っていた△△が本性をむき出しに■■して、それを目の当たりにした□□唖然…のシーンは大変よござんした


ということで、封切り間もない作品ですので、伏せ字が多くて申しわけありません。

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