新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

「ビバ初め」札幌旅行記 #3-3

2017-05-19 23:14:24 | 旅行記

「『ビバ初め』札幌旅行記 #3-2」のつづきです。

小樽総合博物館・本館のある場所は、「#3-2」で書いたように、1880年11月に開通した幌内鉄道札幌~手宮間の終点、手宮駅の跡地です。

今現在、手宮駅へと繋がっていた路線は廃止されていますが、そのは残されていまして、6年前に拝見しました。

 手 宮 線 跡 地
from 1880 to 1985

という看板が見えます。

現在、小樽市内を通っている鉄道はJR函館本線だけなんですが、幌内鉄道函館本線、(旧)手宮線を地図に重ねると下図のようになります。

北海道最初の鉄道、幌内鉄道は、右下の南小樽駅(その先は札幌駅、さらには旧幌内駅)から緑の路線赤の路線を通って旧手宮駅まで繋がっていました。

小樽市総合博物館公式ガイドブック「鉄道と歩んだ街 小樽」から、「鉄道史」を抜き書きしますと(別途ちょいと追加)、

1880年11月 幌内鉄道・札幌手宮間開通(+区間)
1903年6月 北海道鉄道・小樽中央(現小樽駅)~蘭島間開通(区間)
1904年10月 北海道鉄道・小樽中央函館間全通
1905年8幌内鉄道北海道鉄道とを接続する"S字区間"区間)が完成
      ⇒札幌~函館間全通
1909年10月 国有鉄道線路名称制定により、函館~札幌~旭川間(++区間)が函館本線手宮~小樽(初代)間(区間)が手宮線
1985年11手宮線廃止

上記はかなり簡略化していまして、鉄道会社はコロコロ変わったし、駅名も変遷しています。

南小樽駅は、1880年11月:開運町駅⇒1881年5月:住吉駅⇒1900年6月:小樽駅⇒1920年7月:南小樽

小樽駅は、1903年6月:小樽中央駅⇒同年7月:稲穂駅⇒1904年10月:高島駅⇒1905年12月:中央小樽駅⇒1920年7月小樽

「鉄道と歩んだ街 小樽」両駅の駅名に関するこぼれ話が載っています。

北海道鉄道の開業当初、今の小樽駅の場所にできた駅の名は。そのとき旧幌内鉄道の住吉駅が先にを名乗ってしまっていたためです。その後、北海道鉄道の駅は小樽中央から、さらにへとほぼ1年ごとに変わります。しかし市街中心でもないにも関わらずを名乗る駅は利用者の混乱を招き、不評でした。それでも「小樽駅」の地元では容易にこの名を手放そうとはせず、さまざまな論争を引き起こします。曲折を経たのちようやく現在の小樽駅、南小樽駅の名に落ち着いたのは大正9(1920)年7月のことでした。

この話を読んで思いだしたのは、ずいぶん鹿児島へのドライブ旅行のこと。
地図を頼りに鹿児島駅まで行ってみたら、なんともチンケな駅呆然とした思い出があります。
鹿児島市のメインの駅は、鹿児島駅ではなく、当時の西鹿児島駅、現在の鹿児島中央駅だったんですな。

そういえば、来週末鹿児島遠征です

ようやく「Misia Candle Night」以外の予定が固まってきました。
良い旅にしたいゾ

でも、このままだと、旅行記4本並行 なんてことにもなりかねません。
先を急がねば

つづき:2017/05/31 「ビバ初め」札幌旅行記 #3-4(最終回)

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南東北ドライブ旅行記 #1-1

2017-05-15 23:38:03 | 旅行記

「『ビバ初め』札幌旅行記 #3-2」つづきを書こうかと思ったのですが、交互に書いてきた「札幌(小樽)旅行記」「大阪(京都)旅行記」、それぞれ、小樽総合博物館・本館京都鉄道博物館と、どちらも鉄道に関する博物館の部分にさしかかっています。

このまま小樽総合博物館・本館京都鉄道博物館見聞録交互に書いていたら、鉄道ネタが続いてしまうわけで、こりゃちょっと… です。

そこで、「札幌(小樽)旅行記」「大阪(京都)旅行記」のどちらかが終わったら書き始めるつもりだった先日の南東北ドライブ旅行記を書き始め、鉄道ネタの間に割り込ませることにしました。

   

ということで、ドライブ旅行初日(ダイジェストはこちら)。

NEXCOの予測によれば渋滞は発生しない見込みの平日5月1日の朝、自宅で朝食を済ませた後、ドライブ出発しました。

この日もっとも道が混んでいた浦和の街を通り抜けてからは、予測どおり渋滞皆無の快適ドライブを続けることができました。

初日のドライブマップ

ただ、毎年この季節、フロントウインドに激突するが多くて、困ります
夏になれば、120km/hを超えない限り、フロントウィンドにぶつかるほとんどいないのに、この季節は、初心者が多いのか、100km/hをちょいと超える程度の速度でもフロントウィンドにはが次々とこびりついて行きます

がこびりついた状態でが降ってきて、ワイパーを動かすことになれば、油膜がフロントウィンドに広がることになってしまいますので、SA/PAで休憩のたびに、フロントウィンドの掃除をすることにしました。

そのフロントウィンドの掃除の最後は、磐越道を降りる直前の磐梯山SAで実施しました。
今回の旅行にあたって、ブルゾンを持っていくべきか迷ったのですが、どうせクルマで動くわけで、ちょっと荷物が増えたところで問題はなかろう、ということで、ブルゾンを持ってきました。

で、磐梯山SAでクルマから降りると、、、、寒い…

厚いが低く、磐梯山はほとんど見えません

天気予報では、きょう一日は天候がすぐれないとのことでしたから、しばし我慢

そして、サクラが咲いていました

東北道沿線では、那須の辺りから白河にかけてサクラが咲いていまして、半月ぶりくらいにサクラを楽しむことができたのですが、やはり東北ですなぁ~。

こうして会津涼しい空気深呼吸して、そして、フロントウインドを拭いてから、再びクルマを走らせると、すぐに会津若松IC

時刻は11:00ちょい過ぎたあたりで、これは喜多方ラーメンを食べるには絶好のタイミングでございます

というところで、きょうはおしまいにさせていただきます。

つづき:2017/05/24 南東北ドライブ旅行記 #1-2

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大阪でビバった旅行記 #2-4

2017-05-14 18:13:26 | 旅行記/美術館・博物館・アート

「大阪でビバった旅行記 #2-3」のつづきです。

「#2-3」京都鉄道博物館特徴を以下の3点に整理しました。

 SLが煙と蒸気を吐きながらレールの上を走る
 車両だけでなく、システムとしての鉄道の仕組みと歴史を観られる
 旧国鉄 & JR西日本だけでなく、私鉄にも敬意が払われている 

せっかくですので、この観点から京都鉄道博物館をふり返ってみます。

   

前身の梅小路蒸気機関車館保存車両(SL)に、交通科学博物館保存車両(SL)も加わって、扇形車庫満車状態

20両保存車両(SL)のうち、8両動態保存されていて、SL蒸気を吐き、を発散しながら目の前を走る、あるいは、SLが牽引する車両に乗れるという、貴重な体験ができます。

近づくと、注意書きが結構しつこい

が衣服につくと汚れる、とか、

水しぶきが飛ぶ、とか、大きな汽笛が鳴る、とか、

機関車に触るとやけど等の危険があるとか、煙・スス蒸気、超やかましい汽笛といったものは、SLには付きものなのですが、SLが全然一般的でなくなってしまった現代では、こうした注意をしておかないとトラブルの元になってしまうんでしょうなぁ…

私が幼少のみぎり、私の故郷ではまだSLが走っていまして、あの煤煙臭いとか、発する熱気といったものを漠然と覚えています。
2011年3月梅小路蒸気機関車館にやってきたとき、その臭いを超久しぶりに嗅いだんでしたっけねぇ… 
んでもって、私がずっと不思議に思っていたことがあります。
それは、SL煙突の一番上がグルグル回っていたということ。 

仕組みも判らなければ、そもそも、何のために回っていたのかも判らない…、でも判らなくても生活に支障は生じない…なんて状況で、記憶の中に埋もれていたこの疑問が、京都鉄道博物館の扇形倉庫で突如掘り起こされ解決に至りました

説明板によれば、「回転火の粉止め(Spark arrester)」という、元も子もない名前の装置だそうで、

煙突の上部に取り付けられる部品で、煙突からの排気の勢い羽(ファン)が回転し、煙とともに発生した火の粉を粉砕し、火の粉による沿線火災を防止します。

という仕組み機能なのだそうな。

うん十年の時を超えて、疑問が解決するとは、幸せでございました。

ところで、SLが動くためには、石炭が必要です。
というか、石炭(熱源)があれば動くわけで、自動車ディーゼル車電車などに比べれば、かなりシンプルな機関です。

水蒸気圧力ピストン&シリンダー往復運動に変えて、それをクランク回転運動に変える仕組みは、水蒸気圧力ガソリンや軽油爆破力に置き換えれば、ガソリンエンジンディーゼルエンジンと同じですな。

んでもって、SLピストンと、

シリンダーも拝見いたしました。

んん~~ん、楽しい

つづき:2017/05/22 大阪でビバった旅行記 #2-5

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お久しぶりです

2017-05-14 08:57:42 | MISIA/日記・エッセイ・コラム

このブログとしては初めて 1週間以上更新しておりませんでした。

この空白は、ネタ切れになったわけでも、ブログに対する熱意が冷めた訳でもなく、体調不良によるものでした。

ゴールデンウィークの終盤頃から風邪気味になり、連休最終日というか、出勤前夜になって発熱 & 咳最悪の状態に…。
でも、月曜日は、連休明け初日に休むのは沽券に関わる とばかりに出勤し、必要最小限の仕事をこなして早退して即寝

翌日にははだいぶ下がったのですが、週を通じてがキツくて、ずいぶんと腹筋が鍛えられた感じです
それにしても、は体力を消耗します…
しかも、呼吸器系弱っているものだから、ちょっと付加がかかる活動をすると、息が切れて、ダースベイダー状態…

きのう、4週毎の通院だったもので、ついでに診てもらったところ、「普通の風邪ですね」だそうな。
そして、4日分を処方していただきました。

「4日分の処方」ということは、来週初めには薬は要らなくなるだろうとの見立てなんでしょう。

来週末「THE TOUR OF MISIA LOVE BEBOP all roads lead to you in YOKOHAMA ARENA Final CLUB MSA限定特別先行上映会」(タイトルが長ぁ~い)があるし、再来週「第33回JTB世界遺産劇場‐鹿児島 仙巌園‐世界遺産登録記念 Misia Candle Night(これまたタイトルが長ぁ~い)ですから、万全の体調MISIAにお逢いできそうです

   

この際ですから(?) MISIA絡みの話として、「MISIA SUMMER SOUL JAZZ 2017」Misia Candle Night @河口湖ステラシアター」のことをグチっておきます。

12日(金)から、

みなさまからの熱いご要望にお応えして「MISIA SUMMER SOUL JAZZ 2017」
CLUB MSA二次抽選先行予約を実施いたします!

です。
ふり返ると、やたらと条件が厳しい「CLUB MSA会員かつDIGITAL MEMBERチケット抽選先行予約」に始まり、 「CLUB MSA・DIGITAL MEMBERチケット抽選先行予約」があり、一般の先行販売があり、そして、ここに来て「CLUB MSA二次チケット抽選先行予約」が始まりました。

私が激しく解せないのは、「CLUB MSA・DIGITAL MEMBERチケット抽選先行予約」でエントリーした7/8-9東京, 7/16大阪がすべてハズれ、同じ券種を一般の先行販売ですんなり買えて(いろいろ手数料が付加、そして、この後に及んで「CLUB MSA二次チケット抽選先行予約」が始まったこと。
私以外にも多くの人が落選した模様の「CLUB MSA・DIGITAL MEMBERチケット抽選先行予約」って何だったんだ
CLUB MSA「CLUB MSA・DIGITAL MEMBERチケット抽選先行予約」で何かしくじったんじゃなかろうかと勘ぐりたくなるくらいです

   

もう一つ、11日(木)に届いたメールによれば、

2017Misia Candle Night 開催決定!!

Misia Candle Nightの始まりの地である河口湖ステラシアターにて、
夏の終わりにMisia Candle Nightの開催が決定いたしました!!

日時:2017年8月26日(土)・27日(日)
会場:河口湖ステラシアター

とのこと。
河口湖ステラシアターでのMisia Candle Night開催と来れば、うれしい話なんですが、今回に関しては、いくつかの点でグチりたくなります。

まず、発表のタイミング遅すぎること
8月の週末富士山周辺のホテルを確保するには、あまりにも遅すぎる
せめてゴールデンウィーク前なら、もうちょい楽だったかも知れないですぞ

そして、8月最後の土日というスケジュールそのもの
首都圏からだと、行きはともかく帰りは両日とも大渋滞必至です
昨年、私がやってみた後泊作戦は渋滞回避策としては極めて有効なんですが(記事はこちら)、今回、8/27(日)夜静岡県内に宿泊すれば、翌日、職場に直行することになるのですが、夏休み明けから間もない時期であること、8月最終週は私にとって大事な週だということからすれば、今年のMisia Candle Night @河口湖ステラシアター」に限っては、8/26(土)のみ日帰りかな… と考えています。

そういえば、河口湖ステラシアター「MISIAの聖地」の一つと言って間違いないと思うのですが、なぜか河口湖ステラシアターでのライヴはDVD/BDされていない…

上に載せた2013年のMisia Candle Night Fes.での「幸せをフォーエバー」なんて、何度観ても心を揺さぶられてしまうんですけど…。

ということで、ブログ復活第一弾はここまで

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「ビバ初め」札幌旅行記 #3-2

2017-05-05 23:04:00 | 旅行記/美術館・博物館・アート

南東北ドライブ旅行から帰ってきて、またまた完結していない旅行記が3つに増えてしまいました。
今月末には鹿児島に出かけるわけですから、さっさと書きかけの旅行記を完結させねば

ということで「『ビバ初め』札幌旅行記 #3-1」のつづきです。
「札幌旅行記」としていますが、旅行3日目の主な舞台は小樽です。

小樽にやって来るのは、2011年4月以来3度目
前回は街の中心部にある金融資料館を始めとした古い建物たちがお目当てでしたが(旅行記はこちら)、今回は時間の都合もあって、小樽市総合博物館・本館に絞り込みました。

小樽駅前から乗った路線バス手宮で下車し、雪道をちょっと歩くと(小樽も札幌同様にしっかりと歩道も除雪されていました)、

博物館の入口

かと思ったら、とても使われているとは思えないほどに埋もれていました
実際、「手宮口」という出入口なんですが、冬期閉鎖されているのだそうで、マックスバリュの駐車場をショートカットして正面入口に向かいました。

アクセスマップ

立派な建物ですが、どことなく刑務所を連想してしまうのはなぜ?

さて、最初の展示は、、

7100形蒸気機関車しづか号でした。

 説明板を転記しますと、

北海道(幌内鉄道)で最初に走った「義経号」・「弁慶号」と同じ形式の蒸気機関車です。1884年(明治17)アメリカのポーター社で造られ、翌年5月、ここ手宮に陸揚げされました。
火の粉止めの付いた煙突、カウキャッチャーなどが特徴のアメリカンスタイルで、合計8両輸入されました。そのうち1号から6まで義経・弁慶・比羅夫・光圀・信広・しづか、と名前が付けられました。

だそうです。
「弁慶号」鉄道博物館(てっぱく)で何度か拝見しました。

「義経号」(京都鉄道博物館蔵)、「弁慶号」「しづか号」は知ってましたけれど、 「比羅夫号」「光圀号」「信広号」は知りませんでした。「光圀号」徳川"黄門"光圀「比羅夫号」阿倍比羅夫から採ったのだろうけれど、信広さんって誰? 現代も普通にいらっしゃいそうですけど…

図録によれば、「蝦夷地南部を統治した松前藩の始祖・武田(のち蠣崎)信廣から採られたのだとか。
なるほどねぇ~
それしにても、仕方ないとはいえ、すべて、完全に和人の視点からの命名ですな

   

ところで、この小樽総合博物館本館は、鉄道博物館としての色彩の濃い博物館です。

冒頭の「しづか号」だけに限らず、展示は鉄道を軸にして小樽や北海道の歴史を勉強することができました。
その意図と背景は、公式ガイドブックのタイトル「鉄道と歩んだ街 ここから始まった北海道の鉄道史」が端的に示していると思われます。

日本で最初に鉄道が開通した区間は、新橋⇔横浜(現桜木町駅)で、1872年10月のこと。
その1年半後1874年5月には、神戸⇔大阪が開通したのですが(京都までの延伸は1877年2月)、一方、北海道で最初の鉄道が開通したのは、日本で4番目1880年11月のことで、手宮⇔札幌間(3番目は1880年2月に鉱山専用鉄道の釜石鉄道)。

この「手宮」というのが、小樽総合博物館本館のある地点です。

この鉄道は、幌内炭鉱(現・三笠市)の石炭小樽港から本土に輸送することを目的として設立された官営幌内鉄道で(1882年11月には幌内まで全通)で、本土への玄関として小樽栄えるきっかけになったのが、この鉄道だったんですな。

上に載せたのは開業当時の手宮駅のジオラマで、下はその平面図

ジオラマの奥の方に桟橋が見えますが、この桟橋1911年11月大変身を遂げます。
手宮高架桟橋という巨大構築物が造られ、

桟橋は二重構造で、手宮駅を発車した貨車は機関車に押し上げられて桟橋上へ。横付けした船に石炭を積み、空になると下側の線路から下り勾配を自走して帰る仕組みでした。

だそうですが、説明を読んだだけでは判り辛いのですが、見事な動く模型が、その仕組みを説明してくれました。

全体像がこちらで、海上部の長さが289m海面からの高さが19mという偉容です。

石炭を満載した貨車を陸側(左側)から機関車が押し上げて行き、所定の位置で停止すると、貨車の側面からスロープを通じて船の船倉に石炭流し落とす

空になった貨車は一両づつ切り離されて、空走して桟橋の先端(右側)まで移動したあと、スイッチバックして下層にこれまた空走して手宮駅に戻ったのだとな。

重力をうまく利用した仕組みだと思いますが、各貨車制御(ブレーキのみ)は、作業者が貨車に同乗して操作していたんでしょうね…。
危険いっぱいの作業だったんだろうな… 

しかも、この巨大構築物木造だったいうのですから唖然

公式ガイドブックによれば、

巨大な高架桟橋は、驚くべきことに木材を積み上げて造られたものでした。それだけに老朽化は早かったようで、昭和に入ると小樽築港地区に新たな石炭積み出し施設が造られたこともあり、昭和19(1944)年に高架桟橋は廃止となっています。

だそうです。

そういえば、前日、北海道開拓の村で観たこちらの建物(記事はこちら)、

「手宮駅長官舎」は、この駅の官舎だったんですな。
上に載せたジオラマの写真とは別方向から撮った写真に官舎3棟写っていました (中央奥です)

なんとも楽しい

こうして、複数の経験や知見が結びつく瞬間って、喜びを感じるなぁ~。

自己満足に陥っている気配濃厚ですが、もうちょいお付き合いくださいませ。

つづき:2017/05/19 「ビバ初め」札幌旅行記 #3-3

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東北ドライブ旅行ダイジェスト (3日目・最終日)

2017-05-03 21:01:52 | 旅行記

きょうの16時ちょい前頃、無事に2泊3日南東北ドライブ旅行を終えて帰宅しました。
ということで、「東北ドライブ旅行ダイジェスト (2日目)」のつづきです。

3日間の総走行距離は約890kmでした。
んでもって、きょうの旅程は以下のとおり。

ホテル(米沢)R13(福島市飯坂)県道(飯坂温泉)R399(伊達市)R349(伊達市)R115相馬玉野IC⇒東北中央道(無料開放中)⇒相馬山上ICR115相馬IC常磐道いわき中央ICR49R6(常磐BP)県道アクアマリンふくしま県道R6(常磐BP)R289 BPいわき勿来IC常磐道三郷JCT東京外環道外環浦和ICR298ほか⇒自宅

この旅程を決めたのは、けさのこと。

米沢市内は、「米沢上杉まつり」の当日ということで敬遠し、次に思いついたのは、福島市にある福島県立美術館を見物すること。
前回、福島県立美術館に行ったとき(記事はこちら)、企画展だけでなく、常設展も面白かったですから…。

ところが、今、福島県立美術館で開催されている企画展は、「ミューズ:まなざしの先の女性たち」と題する国立西洋美術館所蔵展です。
この展覧会のフライヤーを飾るマリー=ガブリエル・カペ「自画像」は確かに魅力的な作品ではありますけれど(こちらの記事をご参照方)、自宅から電車数十分で行ける国立西洋美術館のコレクションを、わざわざ福島で観るまでもなかろう と思った次第です。

日本画や浮世絵版画だと、常設展示でお目にかかる機会はそうそうあるものではないのですが、油絵だと、常設展で「常設」されていることが多いですし…。

そして思いついたのは、いわき市にあるアクアマリンふくしま

いわきには何度か出かけたことがありますが、すべて「出張」でして、プライベートでのいわき訪問一度もありません
しかも、3・11以降は、仕事でも行っていない… 

そんなわけで、米沢から福島市通り越して相馬まで行き、帰宅困難地域を通る常磐道を走りアクアマリンふくしまに行くという旅程を組んでみたわけです。

そして、初めてのアクアマリンふくしま、ホント、楽しかった

海遊館とか美ら海水族館にも負けていませんぞ

名物のイワシの大群凄いのですが、

私としては、本館の展示冒頭のクラゲ(カトスタイラス・モザイカス)に打ちのめされました

時間に余裕があれば(帰りの心配がなければ)、いつまでもその動き見つめていたい気分…。

クラゲ、かわいいですぞ

そうそう、「海洋深層水仕立て」だというシーラカンス アイス最中美味しかった

生きているシーラカンスグロかったけど…。

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東北ドライブ旅行ダイジェスト (2日目)

2017-05-02 22:41:15 | 旅行記

山形県米沢市に来ています。

上杉神社

きのうの記事で「未踏の地、会津と●●伏せ字にしていたのは米沢でした。

ここで修正させていただくことがあります。

考えてみれば米沢奥羽本線が通っておりまして、高校生だった私が初めて上京したとき、寝台特急あけぼのに乗って米沢を通過しておりました

でも、米沢の街を歩く(クルマで走る)のは、きょうが初めてでございましたので、「未踏」と言えないこともなかろうかと…

ということで、きょうの旅程は以下のとおりです。

ホテル背あぶり山公園鶴ヶ城公園会津若松IC磐梯河東IC磐梯山ゴールドラインR459道の駅「裏磐梯」R459喜多方R121米沢城址上杉神社 & 米沢市立上杉博物館)⇒ホテル

きのうは、厚い雲の中にその姿の大部分を隠していた磐梯山でしたが、きょうは、しっかりと、いろいろな角度から、そして、まぢかに拝見することができました。

まずは背あぶり山(手がかじかむほど寒かった)から。

鶴ヶ城天守の一番上層(第5層)から。

鶴ヶ城天守第5層からの磐梯山

そして、磐梯山ゴールドラインの駐車場から。

なんともとげとげしい山ですが、会津にとっては、猪苗代湖鶴ヶ城野口英世とともに、故郷のアイデンティティーみたいなものかもしれないな、と思ったりして…
会津の人は1万円札5千円札は極力使わず、千円札で支払うとか…。
そりゃないな…

そういえば、私、ずいぶん前に、慶應義塾大学でちょっとしたアルバイトのようなことをして、礼金&交通費として1万円札をいただいたんですが、まさか、学内だけで通用する紙幣かもしれない、なんて思いましたっけ…。これもないな…

それはさておき、、きのう行ってきた飯盛山は、鶴ヶ城磐梯山を結んだほぼ線上にあったんですな…。
まったく気づきませんでした。

もっとも、飯盛山でふり返っても山肌しか見えないわけではありますが…。

ところで、鶴ヶ城天守は、戊辰戦争後っつうか明治に入ってから(1874年)取り壊され

1965年に鉄筋コンクリート造りで建てられたものだそうで、

内部は、同様に再築された大阪城、名古屋城、熊本城以上に「いかにもコンクリート造り」っぽかったのですが、

展示自体は、しっかと整理されていて、見やすく、かつ、面白いものでした。(前日に拝見した白虎隊記念館の展示が、創設者・運営者の思いが強すぎるせいなのか、なんでもかんでもとりとめもなく展示されている感じで、ちょっとうんざりしたのと対称的)。

とりわけ、旧会津領主の一人、蒲生氏郷「燕尾形兜(えんびなりのかぶと)(複製。本物は岩手県立博物館所蔵)ときたら、衝撃的

常々感じていることですが、甲冑安土桃山時代最盛期じゃなかろうか?
このあと、米沢で拝見した2領甲冑(どちらも本物)もまた凄まじかったですし…。
2領の甲冑のお話は本編で書きますので、しばしお待ちくだされ

さて、明日はどうしましょうかねぇ…
祝日ですから、どこもかしこも混んでいるでしょうしねぇ。

そうだそうだ、きょう一番の驚きは、上杉神社の社殿を設計したのが、あの明治建築界の巨匠伊東忠太だということこちらの記事をご参照方)

伊東忠太さんが、どうして神社建築、それも何のへんてつもない社殿を設計したのだろうか?
なんとも繋がらなくて不思議に思っていましたら、実は伊東さん、米沢のご出身であらせられましたとさ。

つづき:2017/05/03 東北ドライブ旅行ダイジェスト (3日目・最終日)

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東北ドライブ旅行ダイジェスト (初日)

2017-05-01 22:00:34 | 旅行記

福島県会津若松に来ています。

今年のゴールデンウィーク(GW)はどこに出かけようかといろいろと考えた結果、私にとって未踏の地会津●●に出かけることにしました。

就職するまで、ずっと東北で生まれ育った私ですが、それでも、まだ足を踏み入れたことのない地域があるわけで、例えば福島県の場合、福島市とか郡山のある中通りいわきのある浜通りでは活動したことがありますが、会津とはとんとがありませんでした。
また、青森県下北地方とか、明日行く予定の●●とも縁が無くて、この東北の空白地域を今回のドライブ旅行で埋めようというわけです。
NEXCOの渋滞予測によれば、平日のきょうは渋滞しない見込みでしたし…

ということで、きょうのルートは以下のとおりです。

自宅東北道・浦和東北道郡山JCT磐越道会津若松ICR121喜多方R121(会津縦貫道)R49ほか⇒飯盛山(さざえ堂白虎隊関連)⇒飯盛山通り ほか⇒福島県立博物館ホテル

走行距離は約315kmで、NEXCOの予測どおり、渋滞皆無で、きわめて快適なドライブでした。

昼食は予定どおり、喜多方ラーメンご当地で食しました。

まだ午前中だというのに、お目当て坂内食堂には長蛇の列ができていましたので、

私はあべ食堂チャーシューメンを食べたのですが、、、、

都内ほかあちこちで食べられる坂内・小法師の方が私の好みでした…

   

きょう、天気予報どおり、日本各地を雷雨が襲ったようですが、会津地方はちょっとが降った程度で、まだ天候には恵まれた気がします。

それでも、磐梯山は裾野しか見えず、きょうのところは鶴ヶ城(若松城)に登城するのを断念し、明日に順延しました。

なにせ、鶴ヶ城から直線距離で3km弱飯盛山からでさえ、

とあっても、

鶴ヶ城まったく見えず でしたから…

天気予報によれば、明日は晴天とのこと。期待してますよ

夕焼け

つづき2017/05/02 東北ドライブ旅行ダイジェスト (2日目)
旅行記本編2017/05/15 南東北ドライブ旅行記 #1-1

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