これを書き始めた時間は、2018年12月31日23時38分。
これを書き終わる頃には、2019年になっていることだろう。
一昨年の10月に夫が退院してから、この1年はまるまる病気の夫との生活であった。
(病気の特性上、やむをえないことだけれど……。)
単独で外出したのは、月に一度の同人たちとの合評会と、急な用事で、大急ぎで出掛けただけ。
その生活のなかで、なんとか生きてこれたのは、詩集の出版があったからだろう。
書くことは、心のバランスを整える。これに助けられたのだろう。
* * *
そろそろ、越年の時間。
明けましておめでとうございます。
これからも、変わりない生活ですが、すべて詩の餌と思って書いてゆきます。
書くことは、客観的に物事を見られる訓練になります。
愚痴もいつかは、おいしい詩になるでしょう。
その時には、新たな詩集が産まれることでしょう。
まだ死なないつもりです。夫より長生きしないと現状は乗り切れませんので。
よろしくお願い致します。
いのしし はしれ
のはらの向こうまで
しろい雪野を
しあわせは
はるか遠くではない
しずかにそこにいる
れんぎょうがやがて咲くあたりに。
2019年 元旦