年末恒例に近い、「冬休みに読む本」2022-2023年版。
今日で今年は業務終了。転職前は最後の日は午後から大掃除、それが終わるとそれぞれのフロアで納会と言って会議室で寿司、ピザ、オードブル、お菓子、アルコールなどでがやがややっていた。最後の5年くらいは飲み会には参加しなかったが、この納会はちょっとだけ顔出して、でも結構食べて、ササっと帰った。一応それが気持ち的には区切りになって休みに入ってましたかね。
転職でリモートワークになって、冬休みを前にした楽しみはなくなっちゃいました。普段も気分的には半分休みみたいなもんだもの。
休み前に借りてきた本。
炎の経営者
高杉良の実在の経営者をモデルにした小説、最近また読むようになった。技術系の仕事で経営はまったく分からないが、結構好きだ。
青の時代
光クラブのドキュメント本が面白く、この本のことも出てきたので借りてみたが・・・途中リタイア。
ナチが愛した二重スパイ
ベン・マッキンタイアーのスパイ本、去年あたりから読み始めたが面白いものが多い。現在進行中。完走できるか?
ガロアの生涯
大学時代、数学科にいた身としては(勉強したとは言いづらい)図書館に行けば二回に一回は数学系の本を借りている。もう一度勉強しようと思うところまではいかないが、こういった本は読んでおきたいと思って借りた本。
旅する力
沢木耕太郎といえば第一に深夜特急なのだが、旅行好きにも関わらずまだ読んでいない。それについては前の会社にいたときに驚かれたことがある。読めば引き込まれることは分かっているのだが、なぜか本屋でも図書館でも手に取ったことすらないかもしれない。
沢木耕太郎の本は、10年ほど前のドイツ旅行でベルリンに行く前、ベルリンオリンピックをテーマにした本を読んだことがあるくらい。その本は深く取材されていて読みごたえがあり文章も好きで、予習としては十二分で旅行気分も盛り上がった記憶がある。なのにである。
ドラマは見た。20年位前、20世紀だったころか、年末の午前中に多分再放送だったのを見た。普段ドラマなど全然見ないのに、これには引き込まれた記憶がある。大掃除も進まなかった。
深夜特急ノートの副題の通り、深夜特急の旅に至る話や、旅の出来事から派生する寄り道話、「深夜特急」自体を地表とするならその地下での話、沢木耕太郎の自伝的な話もある。面白くて一気に読んでしまった。
転職して時間ができて旅行を長くするはずだったができず、本を読もうと思って小説にも挑戦してみたが、どうも自分は文学的ではないのか挫折することが多い。冗長な文章や話が苦手のようだ。その点、この本はかなり筋肉質で体脂肪3%くらいか。
いろいろ同意するところはあった本の中で、「旅には適齢期というものがあるかもしれない」というところが響いた。旅に限らず「適齢期」はあるかもしれない。でもまぁ「適齢期」を5としてそれは逃したとしても、4かせめて3であるうちにできることはやっておこうと思った。本は読んでおこう、旅行は行ってこよう。人生を400mリレーに喩えれば、第三走者がトップスピードになったあたりか。いわゆる健康寿命でいえばアンカーに入っているのかもしれない。
いや、あくまでそれは平均の話で、個々の話としてはいつどうなるか分からないのだから。
でも、深夜特急はいつ読むのがいいのか、難しい。
毎年ではないかもしれないが「年末恒例」といっていいほどやっているのではないかという気がする今年の『冬休みに読む本』
隣の市の図書館のカードを作って借りてきた。住んでいるところは市の縁。家の前の小道の向こうは隣の市。メインの図書館は隣の市の方が近い。
官僚たちの夏、読もうと思っていた期間が長く、借りてきていざ読み始めたら・・・これ読んだよ。しかも今年(多分)。記憶力やばくないか?
転職して在宅勤務になって、平日でも本を読む時間が増えた。ましてやこの世の中。あまり外に出る気にもならない。だから正月休みだからと言って、読書に気合を入れることもない・・・とは去年も書いた気がする。
おまけ
OL進化論(39)
春先、久々の新刊が出て買った。5年ぶりくらいだったか。
その後、立て続けに4巻出たみたい。本屋で気づいてすかさず手に取ってレジに持っていくと900円超え!それまでは600円くらいだったのに。
レジで「やっぱいいです」とは言えずに買ってきた。続く3巻も買うだろうね。
最終回はジュンちゃんと森下くんの結婚かな?
久々の新刊!! OL進化論38
いい年してこのコミック好きなんですわ。5年ぶりくらいの新刊?
なかなか発売されないので連載(モーニング)終わってしまったのかと思ったが、たまに見ると掲載されていた。どうなってたんだろう?
はるか昔、会社の女子が持ってきていて、ちょっと見せてもらったら即はまってしまったのだった。全巻買っている。
この作品から始まって、「かしましハウス」も全巻、「おうちがいちばん」もほとんど(こっちは何巻まであるのか分からない)
当時はジュンちゃんより若いくらいだったかもしれないが、今や課長さんより年上だ
最近出番がなくなった人たちが気になる
・神宮寺社長は社長秘書令子と一緒に辞めてしまった?
・ブロークンなイングリッシュの絵美ちゃんは英語を生かして外資系の会社へ?(あの英語がビジネスで通用するか?)
・ハデ目の愛ちゃんは?
意外にも定食屋のおじさんが長持ちしている。
2019-2020年版、冬休みに読む(つもりの)本。
今度の旅行(航空券未購入)の行先関連が二冊ある。
今年の自身のトップニュースは転職だった。転職後は在宅での仕事。実際には近くにスペースを借りてそこでやっていることが多いのだが、勤務時間はわりと融通が利く。そのため、普段も本を読む時間は増えたので、「冬休みだから」と気合を入れて読むことはなくなった。通勤時間5分(当然徒歩)って快適です。
他に今年は転ブログもあった。しかも一回目の移転先は一か月ほどで見切り。二回目の移転先にしても、「明らかにいい」といえる点はみあたらず、現在進行中のマルタ~シチリア~ナポリの旅行記が終わったら、恥を忍んでこちらに戻ってくるかもしれん。
もう一度転職話。通勤などがなくなったので自由な時間が増えた。時間があるせいか、ちょっと無駄に使っている気もする。
少年老い易く、中年もっと老い易く、学成り難し
だ。日々の生活を見直さないと。
がんばってから死にたいな がんばってから死にたいな♪
だ。いいこというなぁ。。。
会社ではそれほど話をすることはないのだが、春夏と欧州に行っているので
正月休みはどこか行かないの?
とよく聞かれる。
お正月休みはヨーロッパは寒いし明るい時間が短いしで行かないんだな。
地球単位で考えれば暖かいところはあるのだが、無理して行くこともないかと。
お正月休みは読書だ。といっても旅行に備えたものだったり、予備知識となるものだったりが多い。
市の図書館から借りてきたのがこれら↓
これで今度どこ行くか。。。推測はできちゃいますかね。
たくさん借りてくると途中リタイアするのも多いんだが、
今のところ3冊完走、4冊目も順調。
十字軍物語は以前に途中まで読んでいたのに、どこまで読んだか覚えていない
多分2巻までは読んだんじゃないか???ということで3巻を。
しかし、今日電車乗ったら中刷りでこれが文庫になったと知った。
だったら1巻から買って読むか。。。
松本清張の「砂漠の塩」
最近の言葉でいうとダブル不倫の物語。
ふつうならまず読まないジャンルなのだが、エジプトが出てくるというので
図書館から借りてきた。
舞台が昭和40年代ということで、カイロまで行くのが大変。
主人公が乗った飛行機は、東京からアンカレッジ・ハンブルグで給油してパリへ。
そこからまたアテネで止まってカイロ。
その相手は南回りで、香港~バンコク~テヘラン(?)でそれぞれ休憩してカイロへ。
「3時間飛んで1時間休む」って、これじゃ海外旅行も大変!
今の時代でよかった。
言葉づかいも違う。不倫相手の男と話すのに
カーテンをお閉めになったら
とか
よろしいのよ。寒かったらあとでいただきますから
とか。
いやはや。これが普通だったんだろうか?
夏の旅行に向けて読んだ本、その2。
ピカソのゲルニカにまつわる話。
ゲルニカを描いたスペイン内戦~世界大戦と、NYテロ後の2つの時期の話が
平行して進んでいく。それぞれ違う「暗幕のゲルニカ」。
ピカソの時代の話は結構興味深く読めたが、現代の場面は・・・うーん。
夏はまたターキッシュ航空でイスタンブール経由。
いつか忘れていった こんなジタンの空箱~♪
エミレーツに乗ると機内のプログラムに入っているのになぁ。ターキッシュも入れてほしい。
数年前に「ジタンってなんだ?」と思って調べたらフランスのタバコだった。
そのジタン、この本のピカソの愛人が吸っていて何度か出てくる。
フランスのタバコといえばジタンってことなのか。
忘れていったジタンってのも、「外国の煙草を吸う男」を表現するために
使ったのかな。
本よりジタンの話の方がメインになってしまった。
市の図書館で「スペイン」で検索して出てきた本を借りてきた。珍しく小説を。
タイトルの「天の女王」は終盤で出現。
ベラスケスがちょっと気弱で妹(本当にいたのかな?)のほうが度胸が座っていたり、
慶長遣欧使節団でスペインに残った日本人と友達だったり。
彼らに起こった出来事が今の時代に、日本人とスペイン人に発見されて・・・
という感じの話。
ベラスケスが出るからにはフェリペ四世やその最初のお妃も登場。
こういう本を読むってことは、次は、そういうことなんですわ。
旅行以外のネタは日が変わるときに出すのが常なのだが、今日は特別。何故ならば・・・
今日は須賀敦子さんが亡くなって20年目の節目の日だから。。。
ということで、今日買ってきた。
須賀さんを知ったのは4年前。ここでは何度か出している話だが、トリエステに行くに
あたり本を探していて、「トリエステの坂道」を見つけてからだ。
だから「あれから20年か・・・」というような感慨はないわけだ。
まだ前書きしか読んでいないが、没後にファンになった方も少なくないらしい。
何しろ61で本を初めて出版して69で亡くなったとのことだから、文筆業をしていた時期は短い。
若いときから書いていたらどんだけのファンがいたことか。
もし「トリエステの坂道」がなければ須賀さんを知らずに今までいただろうし、
死ぬまで知らないかもしれない。
残念ながら読むのはもうちょっと先になりそうだが。。。