ナポリは二度目。前回は一泊で、卵城、ヴェメロの丘(ヴェロメだと思ってた)のサンテルモ城、ポジリポの丘、それからポンペイ・ソレントへ遠征。街中はホテルから駅に向かったくらいしか歩いていない。
ナポリで一番印象に残っているのがNESTEAか。何しろずうずうしくも4本もいただいたのだから。
ホテル探しでいろいろ消耗してのど乾いた。
そのNESTEAの原点ともいえるナポリにさえないのだからイタリアからは撤退してしまったのかな?
Flix な組み合わせ
カテドラルでしたっけ?
ナポリな雰囲気
オリーブがいて
ルパンと次元もいるナポリ
街中のwifiを探して、オーナーにメールしてホテルの正しいwifiパスワード教えてもらった。それでつながるかどうかはこの時点では分からない。
一度部屋へ。これもホテルの近く。
wifiつながった。
おっと、ここでカメラのメモリが尽きてしまった。11泊でここまで初めてのところばかりでかなり撮ったからだ。コロコロから予備のカメラを取り出して、その中からメモリを抜き出してカメラに入れるが・・・
認識しない。どうなってるの?
じゃぁ、予備のカメラを使うか・・・
電池切れ!
どうするか・・・?
それはホテルで考えるとして、それまではスマホでなんとかしよう。
コロコロさせながら片手で撮れないのがつらい。
卵城でしたっけ?
銅像
歩いているだけで海風にあたれず暑い。いいもん見っけ。しかも1ユーロなんて安いじゃない。
ホテルは到着時刻を聞かれていたのでsobeみたいなスタイルだろう・・・と思いながら地図をたどって歩いていって、近づいていくとこんなところ。なんか治安が・・・
住所を頼りに探すとこれではないかと・・・?近くにいた人に聞いてみてもやっぱりここっぽい。
sobeスタイルでも建物の入り口の呼び鈴にはその施設の名前が付いているもんだがそれもない。
呼び鈴はあるけどちゃんと動作するのか?
ホントにここか?
中に入ると階段がある。四角いらせん状の階段。
建物は「回」をz方向にスウィープしたような形状だ。。。
重くなった荷物を持ちながら階段を上っていくとだいたい半回転ごとにドアがある。フロアというものがない。どのドアにも施設の名前はついておらず、最上階まで行ってしまった。
海外では聞くことには躊躇しないタイプ。せっかく来たので思い切って最上階の呼び鈴を鳴らした。
物音がして、出てきたのは若いカップル。
あの~、(住所見せながら)この部屋探しているんだけどここじゃないですか?
うーん、この近くだとは思うけど、ここじゃないな。
そっすかぁ・・・お邪魔してすみません
いいよいいよ
ちょうど出かけるところだったみたいで、一緒に玄関を出た。彼らは足取りも軽く降りていくが、こっちは・・・
もう一度各ドアを確認しながら降りて行ったら入り口まで降りてしまった。どうなってんの?
この建物、上の写真の通り5Fくらいまである。
また近くにいた人に聞いてみた。するとその人、指を3本だした。3Fか。らせん階段しかないのでどこが3Fなのか分からないけど、そのあたりのところのドアをたたいてみよう。
また荷物を持って階段を上って・・・ヨイショヨイショ
このあたりかな?ピンポーン
なんだい?
(住所見せながら)この部屋探しているんですけど・・・(ここじゃないかな?)
これは向かいだな(指は少し下向きで)。
ありがとう。
とうとう見つけたか!?
ということで、らせん階段を半回転降りたところでまたピンポーン
・・・すると、女性2人が出てきた。雰囲気的に掃除のおばさんと娘(中学生くらい)という感じ。
ここはxxxですか(booking見せながら)?
・・・うなづく
予約している〇〇です
・・・???
・・・???
!"#$%&'()
!(イタリア語だ、英語分からないのか・・・こっちも言うほど分かってないけど!)
おばさん、紙を見せる。自分の名前が書いてある。「こういう人がくるから」っていう情報は持っているみたいだ。パスポート見せて、その本人であることを示して一安心。
おばさんが何か話すと、娘さんがスマホになにやら打って、見せてくれたスマホに書いてあるのは英語。翻訳してくれたのか。
こっちからは首を縦に振ったり横に振ったり。
17:00に来ると聞いていた・・・
前日に到着予定時刻を伝えていたのだが、それより早く着いたので掃除が終わっていないらしい。
カプリ島からの船に乗るとき、「予定より早めの船に乗ったから早く着く」とオーナーにはメールしたんだがなぁ。。。
掃除が終わるころにもう一度来てくれということになりかけたが、その後部屋に入れてもらって鍵ももらえた。やれやれ。
外観はちょっと・・・だったが、中は割と清潔。bookingも中の写真しかなかった。
ここはPutipu。紹介されている写真だけじゃこんなに迷うなんて想像つかないよ。明るいうちでよかった。
しかし、紙に書かれているwifiのパスワードをそのまま打っても繋がらない!
どうしよう?街中でwifi探すか。
ホテルに戻るとレセプション誰もいない。コロコロは無事。
泊まったのはHotel Guarracino 、これから泊まる方はバス通りから右に降りる階段を見逃さないで!
ケーブルカーで降りる
ケーブルカーに乗っているのはあっという間。予定より早いナポリ行フェリーのチケットを確保。
少し時間があるのでまわりをうろちょろ。
フェリーは三社?旅行前に時刻などを調べているときに見た名前、左二つは覚えているけど右のは記憶がない。
このあたりももう少し歩き回りたかったかな。でもそれにはコロコロがちょっと邪魔。
今はまだ店も閉まって閑散としているのかな?
13:40発、ナポリ行きのフェリー(多分)に乗船。
出航、午前行ったティベリウスの別荘(多分)。
海あおい。
これ、多分ヴェスヴィオ火山。前回はポンペイからや、夜景スポットのポジリポの丘から見た。
ティベリウスもこの角度から見ただろう。でも時代は噴火の前、形も今とはちょっと違っているかもしれない。
今日も海風が気持ちよい。天気が良くてよかった。
あれがナポリ市街かな?
無事ナポリ到着。ティベリウスの時代はどのくらい時間がかかったのだろう。
それではこの旅行最後の宿泊施設へ。
Villa Jovisからの帰り道、ご夫婦が前を歩いていて後ついていこうと思ったけど、そこは年齢差と(自称)足の長さの差ですぐ抜かしてしまった。チャントモドレルカナ?
もしかしたら夜は色とりどりのライトが光る?
バーがある。ティベリウスの行きつけだったなんてことは?
来た道を戻って
広場まで戻れた
次はアナカプリ地区へ。バスで行く。
ケーブル降りたところからホテルに向かう途中にあるバス乗り場。
結構本数はありそうなのだが、いかんせんバスは小さく観光客は多い。1本目は見送ることになった。
この区間は結構本数があるみたい。
順番が悪くて座れなかったが、海側であろう右側のつり革を確保して。
今行ってきたばかりのVilla Jovisも見える。
青の洞窟に行くにはこのバスに乗って、アナカプリからさらに別のバスに乗るらしい。
アナカプリ地区
青の洞窟行かないのならモンテソラートという山に行ってみたいと思っていたのだが、長い列。スキー場にあるようなリフトに乗っていくみたい。これ怖いやつ。
1人づつとはいえ間隔が短いので思ったほど待ち時間は長くなさそうだが、降りてくるときにもっと長い列だとまずい。ナポリの宿泊場所は到着時刻聞かれたからホテルではないっぽい。遅れたら入れてくれないかも?
残念だがここはあきらめよう。そうなると予定より前のフェリーでナポリ行けるな。
帰りのバスを待とう
しばらく待っていると係の人(?)が来て開けてくれた。
ちょっと遅刻ですぞ。
待っていた5~6人と一緒に入場。
2016~17年版のガイドブックには2ユーロと書いてあったが6ユーロ。3年で3倍。もっとも、開園(っていうのかな?)時刻も違っているんだから、「まぁあてにするなひどすぎる借金」というたぐいのことだ。
海抜146メートルから海抜336メートルに向かって登るのだが、道は険しくはない。ゆるやかな上り坂は、進むにつれて家もまばらに変り、左方にはナポリ湾が大きく視野を占めてくる。
(「ローマ人の物語」から 146メートルというのはケーブルカーの終点の高さ)
ティベリウス云々というよりまず景色に目を取られて
ティベリウスは二代皇帝。初代はアウグストゥス。カエサルは皇帝ではなかった。
ティベリウスの知識と言えば、ほぼ「ローマ人の物語」のみ。印象的には、野球でいえば、ハデな三番四番にの後を打つ目立たないけど堅実で打点の多い五番打者というところですかね。死後はかなり評判が悪かったらしいが、数百年前(?)に調査した人がそれを覆したようなことが書いてあった。
ティベリウスは引退後に隠居したのではなく、皇帝時代にこのカプリ島でローマを指揮していたんだとか。今でいえばリモートワークか。2000年前に導入していたとは。
縦と横を間違えてるんじゃないかというような写真。
まだまだ上がある。あの銅像は?
女性か?
誰だろう?
何も書いていない。
ティベリウスは二度結婚している。アウグストゥスの娘と結婚するために、最初の奥さんと泣く泣く別れさせられている。別れた後、一度だけ偶然会ったらしいが声はかけなかったという。竹内まりやの「駅」みたいな感じ。いや、ちょっと違うな。
今日のBSの世界のニュースではカプリ島が取り上げられていて、観光客がいなくなって自然が復活したらしい。自然のあまりないところに住んでいると、昨夏のカプリ島も相当な自然が残っていると思っていたが、さらに自然寄りになったということか。ティベリウスの見た風景に近くなっているのか。
「ローマ人の物語」でティベリウスが出てくるのは「悪名高き皇帝たち」の中。塩野さんの評価は高いのに、なぜ「悪名高き」に入れられちゃったのかな?
さて、次はカプリ島の本命、Villa Jovisへ。
ここから海沿いに道があれば早くいけるがここは行き止まりっぽい。やっぱり来た道を戻るしかないな。
来たときは誰にも会わなかったが、戻る道ではすれ違う人も何人か。それと何匹か。
ウンベルト一世広場まで戻っちゃうんじゃないかと思ったところで、Villa Jovisへ向かう道があった。
来たときは向こう側からきて、この道案内に気付かなかったのかな。
あとは一本道だろう。
VIA TIBERIO、ティベリウスにちなんだ名前なのかな?
そうだワン(ベタ過ぎて恥ずかしい)
知らんにゃー(ベタ過ぎて恥ずかしい)
クレオパトラの家発見か!
まだかな?結構歩いたぞ。
あれじゃないか?
まだまだ遠い、しかもまだまだ高いところにあるぞ
こんな坂道歩いてたら午前中から汗びっちょり
がんばれ俺の(自称)長い脚
ティベリウスも見た風景
着いた!
しかし、おかしいな。9時からなのに待ってる人がいる?
実は10時からだったみたい。道間違えてAcro Naturale行ってしまったのは怪我の功名だ。間違わなかったら一時間近く待ってたことになる。
この日の予定としては、午前中にVilla JovisとArco Naturaleへ。午後はアナカプリ、15時過ぎに船でナポリに向かう。
Villa Jovisというのはティベリウス帝が晩年を過ごしたとところ、Acro Naturaleはガイドブックでは「天然のアーチ」と表記されている。《弓形の岩》ってことは、アズールウィンドウのカプリ島版ってとこでしょうか。
Villa Jovisが9時からというので、それに合わせての出発だった。
海が見える小道を快調に歩いていったら
Villa Jovisは途中で曲がらないといけなかったみたいだ(右に向かって歩いている)。
仕方ない、Acro Naturale先に行こう。
地図があった。Arco Naturaleはここから15分、Villa Jovisは50分ですって。Acro Naturaleは往復で30分、それに50分を足すと80分。しかし、午前中で元気がいいので「俺の(自称)長い足なら50分もあれば十分」と鼻息荒い。
歩いて
車に細い道を譲って
最後は階段を下って
これだ!
よくこんな岩ができたものだ。元から空洞があったのか?
アズールウィンドウとは大きさが違う。波で侵食したとなると、海がここまであった時代が相当長くあったということ?削られるにしても外側から削られると考えるのが普通だと思うが、内側から?内側の方が柔らかいとか?
メインじゃない空洞もどういう風にできたのか?
アズールウィンドウも崩壊したんだし、これも崩壊するときが来るのかな。
もうちょっと遠くから全体を見てみたいなぁ
自然すごいぜ。
(いい年してるんだからもう少しまともな表現はできないものか)
地理的に不利なのか、ずっと俺だけのAcro Naturaleだった。
もしかしたらさっきの分岐に戻らずにVilla Jovis行けるんじゃないかと思ったけど、やっぱり道がない。