そろそろ夕飯。
朝のバス停とナスル朝宮殿で会った女の子に会えれば一緒に食べたいなぁ
などと思いながらヌエバ広場や大聖堂のあたりを歩いていて、
イザベラ女王の前の横断歩道で青になるのを待っていたら、横から
あーっ・・・
という声。そっちを向いたらその女の子じゃないすか
おーっ、夕飯食べた?
まだです。
だったら一緒にどう?
はい
となってめでたしめでたし。
彼女もストローハットをかぶっていて(彼女のストローハットは似合っていた)
ストローハットを目印に探してたんだよ
というと、彼女も僕の可朝さん帽(そうは言わなかったけど)を目印に探していたんだとか。
向こうが先に気づいてくれたことを考慮すると、
似合わない可朝さん帽が役に立ったということか。
ナスル朝宮殿で巻いたか巻かれちゃったかしたあと、
カルロス五世宮やアルカサルにいなかったのが不思議だったが、
フェネラリフェに先に行ってしまったらしい。それじゃ見つからんね。
彼女、グラナダでバル巡りをしたいらしい。
グラナダのバルはおまけのタパスが充実しているので有名。
ガイドブックで行きたい店をマークしている。そこ行ってみよう
しかし、一軒目(ヌエバ広場近く)は地図の場所に店がない。。。
次の店は注文がうまくいかず、ハードルが高い。注文できずに退散。。。
違わないんじゃないか?風通しがいいのか?
あとはガイドブックに出ている塔などを
5時ころ下山。
今日はピスタチオ
大聖堂
そろそろ夕飯かな。
カルロス五世宮殿。ここもチケットが必要なはずだが入口でのチケットチェックはなし。
実際、それほどありがたみのあるものでもなかったように思えた。もしかしたら肝心なものを
見忘れてるとか?これはグラナダ陥落の後に建てられたのでイスラム色は全くない。
アルカサルへ
高い位置から見晴らしがよい。
パラドールに入ってみよう。旅チャンネルでやってた番組で見たイザベラ女王の
肖像画を見たい。でも入っていいのかな?
なかなか見つからずにこんなもの撮ったり・・・
入ってすぐ右側のフロントに絵があった!
正面から
女王様とお呼び!なんて言いそうもない穏やかな感じだ。
この後しばらく彼女と付かず離れずという感じで、宮殿内を見ていった。
金の中庭
天人花の中庭 ここは人気
ライオンの中庭
二姉妹の間
アベンセラヘスの間
このあたりで彼女とはぐれてしまった。
二姉妹の間を見た後でアベンセラヘスの間を見ていないことに気付いて見に行っているうちに先に行ってしまったかな?
アービング先生の部屋で写真とってもらいたかったんだが。。。
アービング先生の部屋に掲げられたボード。前回はこれには気づかなかった。
近くにいた外国人に声をかけて撮ってもらったこの写真
シャッターのボタンを教えようとしたが、
大丈夫、僕も同じカメラ持ってるから
と自分のカメラを見せてくれた。
このボードが少し高い。手を目いっぱい伸ばしてこの状態。撮ってもらうとき、
僕は撮らないでいいから
といったので、その通りにしてくれた。でも手は入れてもらってもよかったな。
この写真を撮ってもらっているとき、日本からのご一行様がこの部屋に入ってきた。
ガイドさんが
「読書好きの皆さんはお読みになったと思いますが、ワシントン・アービングが
『アルハンブラ物語』を執筆したのがこの部屋で云々かんぬん・・・」
と説明していた。なんとまぁ絶妙なタイミング。
ガイドさんと目が合ってちょっと照れ笑い。
これはアービングの部屋にあったのか。。。
アルハンブラ宮殿見学のどのタイミングでナスル朝宮殿を見るか。
人によってベストなタイミングは違うんだろうと思う。
今回は序盤で、歩きつかれていないのでしっかり見れたかな。
ちょっと失敗したお昼選びだったがタパスでお腹を満たしてアルハンブラ宮殿へ。
この坂を上るのもグラナダ到着後20時間で3回目。
ワシントン・アービング先生に著書の「アルハンブラ物語」
を持っていただいて記念撮影。
しっかり読んだか?
はい・・・
ナスル朝宮殿入場14:00のチケットだったので13:30には入口に行ったところ
入場制限で少し待たされた。午前午後の切り替えのタイミングだったからか。
10分くらい前にようやく入場できた。
宮殿前には同じ時刻のチケットを持つ人たちの列ができている。
最後尾が木陰に入ったところで列に並んだ。
しばらくして入場開始。10人くらいづつ入っていくようだ。
まずはメスアールの間
上もすばらしい。ここの観光は首の運動にもなる
部屋と部屋の間の通路のところで日本人っぽい女性が座って休んでいる。
あ、この人、朝のヌエバ広場でサンニコラス広場に行くバスに乗った人だ・・・
目が合って、、、しばらく見合って、、、
話しかけてもいいかな・・・?そもそもホントに日本の人か?
持ってる本のカバーが「丸善」だ。
こんにちは
こんにちは
あの~、朝、サンニコラス広場に行くバス探してました?
はい、あ~やっぱり・・・
向こうもバスに座ってたこっちを見ていたようで。。。
道でもないし、片道なら歩けるだろうと思って徒歩で。
向かいの丘には洞窟(?)いわゆるロマの人たちが住んでいるのか?
サクロモンテを走るバス路線
このあたりの主っぽい雰囲気
飾りの多い家
この辺も結構な白い村だな
アルハンブラ宮殿がだんだん大きく見えてくる
ロスタラントスのところは左折、川沿いの教会へ入ってみて
ビブランブラ広場の一角のレストランでお昼。まずはおまけのタパス
メニューが読めないので適当に選んだら粉みたいなのが出てきた。
粉と言っては、これが好きな人には失礼だが。
失敗の部類に入るなぁ。
イザベル女王をみて昨日タクシー乗ったところを右に折れてここから坂道。
バス頑張る。片側2車線あった通りも細くなり、カーブを曲がるのも一苦労になる。
前を走っていたC1バスと別れてロスタラントスからサクロモンテにの丘へ向かう。
右後方にアルハンブラ宮殿が見える。
高台に上がるところから先は未知のところ。乗客も減っていく。
あるバス停で結構人が降りた。まだ先に行けそうだが・・・と思っていたら
運転手さんが、「ここだ」と教えてくれた。
バスはまだ先に行くようだ。
歩いていくと
何かの建物が。ユダヤのマークがあったので、ユダヤ教の人が集まるところなのかな。
残念ながらここは11時から。ちょっと待っていられる時間ではないので
ここは外からだけ。
自販機、水が安かった。
イスラムっぽい中庭。
結局ここはなんていう建物だったのか?
google mapで調べたら、多分これはmuseo de la abadia del sacromonte
ホテルに戻って朝食。別料金だがこの内容ならまぁまぁ。朝食は
いつも朝一なので、人が多いことは少ない。そういうときは結構
パシャパシャ撮るが人が多いとやっぱり遠慮する。さっと一枚だけ。
フルーツがそこそこあるのがうれしい。日本での食事とは違い、
ゆっくりしっかり食べる。
ホテルの大きさの割にテーブルが少ない感じがする。
相席になっているテーブルもあった。
さて、活動開始。
サクロモンテの丘へ行こう。前回は歩いて高台がある
ところまで行った。バスがあるのでもう少し先までいってみたい。ヌエバ広場のバス乗り場へ。
C2というバスがサクロモンテに行くようだ。
運ちゃんに行き先を確認して乗車し、右側(歩道側)最前列の
席が空いていたので座った。すぐには発車しないようだ。
発車を待っていると日本人らしき女性がバスを覗きに来た。
「まさかこの人もサクロモンテに?」と思って見ていたが、
このバスには乗らず次に来たサンニコラス展望台を通る
C1のバスに乗ったようだ。そうだろうね。
まだ暗い。
女王、おはようございます。
アルハンブラのチケットは急がなくても取れそうだし、薄暗いうちに
サンニコラス展望台に行くことに昨日決めたのだった。
アルハンブラを右に見ながら上がっていけばわかるだろう。
グラナダにも猫いるな。
展望台行くのか?早いな!
途中、塀越しや家の間から宮殿が見える。ここに住んでる人は毎日
見れるんだな。
バスどおりまでくれば安心
到着。先客2名。二人組みでやっぱり撮影が目的のよう。
もう少し早くこれればよかったかな。ホテルを出たときはいい感じだったんだが、
歩いているうちに明るくなった。
東側の夜明け
アルハンブラ宮殿
こっちの丘を降りて、アルハンブラの丘へ。
こっちの丘にも猫がいる。さっきのじゃないだろうね。
列ができているのを横目に自販機へ。
こっちには案内の係の人もいる。自販機がこんなに空いてるなんて、それほど
知られていない存在なのか?
15時位がよかったんだが、早い時間から順にしか買えないようだ。なので午後の部
最初の14時のチケットで手を打つことにする。これが後に功を奏した。
ヌエバ広場に戻ってNESTEAで一休みしたあとフラメンコへ。
受付のお兄さんに20ユーロと言われるが、さっきのお兄さんが来て
「彼は16ユーロでいいんだ」と言ってくれて16ユーロで入場。
16ユーロというのはワンドリンクつき。なければ14だったかな。
サングリアもう一杯
席は横に10席程度で3列。さらに二階があった。なかなか埋まらず心配したが
始まるときには1階席は満席になった。
最初はギターのおじさんと隣に座ってるおばさんだけが出てきて、
「このおばさんが踊るのか?」と思ったが、踊りのお姉さんは
別だった。
踊り手は途中から男性が加わった。
いくつかのインターバルを挟んで公演時間は1時間半くらいだったか。
インターバルのときは踊り手は引き上げるんだがその間ギターでつなぐ。
しかしなぜかご当地ソングのアルハンブラの思い出は弾かないんだな。
ストリートミュージシャンも弾かないし、グラナダでは
アルハンブラの思い出演奏禁止条例
でもあるのかと思った。
ショーも終了。ここに着いたときは、
疲れたし終わったらホテルに戻ろう
と思っていたんだが、2時間近く動かないでいたら元気回復。
アルハンブラの夜景を見に行こう。
三脚がないときついかな。
カメラの画面では結構よさげに見えたんだが大きくするとぼろがでる。
イザベル女王におやすみなさいのご挨拶を。
(しかしこれは翌朝の写真)