トリエステのホテルは出発前、駅前に目ぼしいのを見つけたが、キャンセルしたらお金が戻ってこないパターン。ということで、出発してから予約しようとしたところ、売り切れになってた。
第二候補を決めていなかったので慌てたが、幸い近くにいいのがあった。前回泊まったHotel Italiaと同じ通りにあるのも分かりやすい。
しかし2~3日前に決めたので名前がうろ覚えだ。この辺かな~というところにホテルがあって、タブレット出して確認したらそれが泊まるホテルでした。hoel abbazia。
「ホテル」泊はこの旅行は初めて。前日のピランもホテルの範疇に入るかな。7日目なのにチェックインが新鮮に感じてしまった。重たいキーを1つだけもらって部屋へ。
うぉ~、バスタブ~~~
と声が出てしまった。
それではトリエステ歩きへ。お昼どこかで食べたいなと思いながらローマ通りを歩いて中心部へ。大運河。
ジェームス・ジョイスさん、こんにちは
ウンベルト・サバ書店は場所は分かっているから後回し。
レストランを探したが入りたくなるお店がなく、イタリア統一広場まで来てしまった。広場の脇の路地を入っていたところに、ちょうどよさそうなお店があった。ここにしよう。
冷たいものを飲みたくなる気候じゃないので今日もコーヒーから
またまたまたシーフードパスタ。具も多いし、麺ももちもち。
パンもおいしかった。アタリのお店。
前回のトリエステはレストランが少ないと思ったが、路地に入るとお店あったんだな。
このおばさんの接客が心地よかった。愛想よすぎず悪すぎず。
動作もてきぱき。
ごちそうさま
ピランコーペル間のバスは多数。特に時間を気にすることもなかった。
今からだと13:00のバスに乗れそうだ。
コーペルには遅くても14:00に着くとして、トリエステには17:30にバスがあるからコーペルも3時間くらい歩き回れる。
昨日、ポレチュからコーペルまで乗ったバスかもしれない。
間もなく13:00のバスが来た。
荷物は中に持ち込みのようなので、みなさんを先に乗せて最後から。
昨日と同じ3ユーロ。
ロヴィニと違ってピランは半島を横から見ることができないのが惜しいなぁと思っていたが、バスターミナルがその場所だ。
丘がもう少し半島寄りにあればなおよいが。
乗ってから出発までの間、コーペルからトリエステのバスが14:00にもあるのを思い出した。
俺A:天気もあまりよくないし、このままトリエステに行っちゃおうか。
俺B:そうだな。その分トリエステかヴェネツィアの時間が長くなるね。
俺A:うーん、この前行けなかったパドヴァ行ってみないか?
俺B:それはいいね。
ってことで、気分はコーペルを飛び越えてトリエステへ。
満場一致でこれからの予定変更が決まってバスは発車。
昨日と同様に、まずはコーペルから離れる方向に走り出してじれったい。
ちゃんと今日も1時間足らずで着くんだろうな。
街が見えてきた。あれがイゾラかな。13:30を過ぎている。
昨日のようにここを過ぎたら高速に乗れば十分間に合うが、やきもき。
ちょっとじりじりしたが、後半スピードアップして13:50にはコーペルに到着。
まだトリエステ行のバスは来ていないようだ。
機関車や
駅の写真など撮って待っている。電車だとここからリュブリャナまで行けるのかな?
バス停に戻ってみたらトリエステ行のバスが来ている。
荷物を脇に乗せるように言われ(無料だった)、その後乗ろうとして財布を出すと
チケット買ってきて
えっ!
もう出発5分前だよ。ダッシュで駅のチケット売り場へ。
ここは有人チケット売り場。
係の人が電話しながらお客対応している。(早くしてくれよ)
前の2~3人はいずれもトリエステ行きを購入。
自分の番が回ってきて同じくトリエステ。次の人もトリエステだった。
まだ2~3分ある。トイレに寄ってこう。
こういうときは旅行は男の方が有利だと思う。
バスに戻ってしばらくすると発車。
今、切符買ってる人いないだろうね。
イタリアとの国境のボードが見たい。
外側になる右側に席をとろう。
見えたっ!と思うとバスは右側へ。
ボードが左側になってしまう!急いで左の席へ。
もうちょっとはっきり写したかったね
途中渋滞もあったが、時刻表ではもうすぐ到着というところでバスは海沿いへ。
街並みが洗練されているように見える・・・と思うや、右に思い出す図、イタリア統一広場だ
バスはもう少し走ってバスターミナルへ。鉄道駅の脇の地下だったか
トリエステに来たらまずシシィに挨拶を!
またお会いしましたわね
とかおっしゃってくれているだろうか?
朝食を控えめにしておいたのは理由があったのだ。
タルティーニ広場にあったカフェの看板にクリームケーキの絵があって、スロヴェニアに来たからにはそれを食べねばと思っていたのだ。
トリュフは食べ損ねたから、クリームケーキを食べないわけにいかない。
おいしそう・・・(写真ではそう見えないけど)
これまた至福のとき
スロヴェニアで食べるクリームケーキは2つ目。前回はブレッド湖畔でだった。確かあの時は、なかなかカメラのピントが合わず、一緒に食べたお姉さんに先に食べてもらったな~
ごちそうさま
あとは街歩き
狭い路地好き
落書きはいかんな
狭いピラン、何度も同じ通りを歩いたと思うが、城壁に向かう坂道と広場周辺の道以外は、どこ向かってるかほとんど分からなかったけど迷うのも楽しかった。
そろそろ次行こう。
sobeに行くと開いていた。よかった~。荷物を受け取ってさようなら
タルティーニ先生、さようなら。ちょうど小学生たちがお絵かきに来ていたところだった。
出発は遅れるが、俺もちょっと描いてみるか
では、バスターミナルへ
聖ユーリの鐘楼へ。こちらも階段狭いっ!
登って登って海が見えて・・・
一番上からタルティーニ広場。高いところから見ると陸上のトラックのようにも見える。
シエナだったら馬走らせてる。
ここからの方が半島の長さが分かるかな。
オレンジの屋根がいっぱい。この中に自分が泊まったsobeがあるはずで、探してみたが特定できなかった。
ホテルはタルティーニ広場からは近いし、分かると思ったんだけどね~
狭い階段を下って
これは教会のほうだね。
部屋に戻って部屋の中の最後の写真。「化粧落とし用コットンセット」ありました。
重くなった荷物を抱えて階段を下りてチェックアウト。荷物は預かってもらおう。
フロントの兄さんは昨日と同じ人。戻ってくるときに外に出ててすぐに荷物が
受け取れないってことはないように頼むぜ。
さて、部屋に戻ってチェックアウトの準備を。カバンがキツキツになってきた。
ロヴィニで買ったチョコ(3箱パック)、この箱を捨てるか。開けちゃえ!
うわっ、チョコ小さい!少ない!ほとんどスペースじゃないか!
これはクロアチア最後のポレチュで余ったクーナ消費のために買ったチョコ。買うのはいいが、何で同じのを3つも買ってしまったんだろうか?
哀愁のトライアングル
あれっ?チョコひとつ落としちゃった・・・?
と一瞬思ったけど、これは部屋に元々ある固定された”オブジェ”だった。
チョコの箱をつぶしたあとだったけど、その中のチョコと大きさ比較の写真。これで体積(容積)が1/10くらいになった。
写真を見て気付いたが、上の写真だと一箱8個のチョコがあって、三箱なので24個チョコがあるはず。しかし、ここには16個しかない。
一箱分出す前に写真を撮ったのか
一箱分出さずに箱捨ててしまったのか
一箱は実は箱だけだったのか
おもいだせない
チェックアウトまで時間があるので、荷物をまとめた状態で再び街中へ。
ロビーにはどなたかが置いていった【地球の歩き方(ウィーンとオーストリア)】があった。
聖フランシス教会を探して坂を上っていたら、それは見つからずに城壁が見えてきた。朝飯前のちょっとしたスペースからの眺めがよくてそれで満足したんだが、見たらまた登りたくなってしまった。2ユーロだし、また入っちゃえ・・・
昨日の受付のお兄さんとは最後に会話を交わしたし、顔覚えられていて「また来たのか?」とか言われるかと思ったが、違う人だった。
ここから城壁に出る
今日もいい景色だな~
地球は丸いんだな~
この時間でもまだ独り占め!
出口へ
七日目の朝、今日もピランの街を独り占めに行こう。フロントはまだ開いていない。6:30前だったか。この時期、日が暮れるのはちょっと早いが、夜明けの時刻はこのくらいでいいな。スペインなんかこの時期、7時過ぎても暗いもの。
タルティーニ広場を出て、半島を時計廻りに歩いていくと・・・
ロヴィニのパクリではないと思うが自転車が。
釣り人が
人魚姫、これはどこ触ればいいんだろう?
半島の先端にある灯台を越えて
東側に
まだ日の出前みたいだ
どんどん歩いていくと海面と同じ高さで歩けるのはここまで。ここに階段があるけどこの先どうなってる?
こうなってる、怖いよぅ。重心はどうしても右側に置く。
枝が出っ張ってるところはしゃがんで
こんなところ歩く人いるのかな?もし向こうから人が来たらすれ違うのは大変!
ここは「俺だけ」じゃなかったらマズい
ここが行き止まり、何もなかった
帰りは左側に重心を。
まだ誰も来るなよと思いながら・・・
怪しげな宣伝もある
この後、無事に誰ともすれ違わずに戻って階段を下りた。ヤレヤレ
ピランの夕陽に続いて、朝陽も見ることができた。
朝陽を受けているピラン東岸、、影が長ーーーーーーい
タルティーニ広場も少し明るくなってきた
この散歩の途中で朝食のお店を探していたが、まだやっていない。ならばちょっと高いところも行ってみるか。
城壁に行く途中のスペースにて朝陽を浴びたピランの街を
昨日の夕陽は太陽が直射で自分のカメラでは写真的にはいまいちな感じだったけど、写真ならこっちの方がいいんじゃない?
8:00になってもやっているお店は少なく、ようやく見つけたお店で朝食。
朝の散歩に一時間半かけたのか
こう見えても(みなさんには見えてないけど)理系出身。
小中高くらいまでは自分には才能があるんじゃないかと思ったときもあったし
今も仕事では数学(幾何や代数)が絡むことが多い。
とは言っても受験勉強もろくにせず、卒論も書かずに済む環境でどうにかこうにか
大学を卒業した身だ。
久々に理数系の本を読んだ。フェルマーの最終定理。
さすがにこれは知っている。証明されたことも何とか覚えている。
一度は証明されたが、覆されたこともかろうじて覚えている。
覆された証明をしたのが日本人だったことはもっとかろうじて覚えている。
それにしても谷山=志村予想だとか、日本人の名前が意外にも多く出てくるのには驚いた。
谷山=志村予想・・・大学のとき誰かが言ってた気もするな~
訳も自然でとても分かりやすかった。訳は青木薫さんという方で、理学博士らしい。
道理で。調べたらいろんな理系の本を訳されているではないか。数学系から順に読んでみよう。
平地に降りて海沿いを歩く。水がきれい!
水平線もきれい
半島の海側の道を歩いてみよう
人魚のシルエット
横からだとなんとか見える写真
歩いているうちにオレンジの部分がなくなった。
歩きながらレストランを探したが、混んでいたり店先に案内する人がいなかったりで入りやすい店がない。
そんな中、あまり混んでいないお店ハッケン。混んでないなら混んでないでちょっと気にかかるが、入っちゃおう。
夕食、今日も寒いからまずコーヒー
今日も海沿いだからシーフードパスタ
今日は割と早くパスタが来た。寒いので助かった。9月半ばでも夜は結構冷えるんだな。
ごちそうさま
食後も歩いて歩いて・・・
夜のタルティーニ広場、この角度の写真が多い
また明日
さぁ、街歩きへ。
ピラン、まずは城壁かな。もうすぐ日が沈むからその前に行かないと。
さっきはここ上がって行っちゃったんだ。
坂を登っている途中で振り返る。結構な傾斜だ。
ロヴィニより平坦だと思っていたが城壁近くはキツい。
城壁が先の方に見える。あそこまで登るんだ。がんばれ
振り返ってみるといい感じ。好みの風景だ
到着。城壁に登るには2euro。
城壁からの風景。マイカメラ、逆光の場合はこんな感じになってしまう。
明るくしすぎたか。
だってこれはライカえみょん
・・・じゃなくてソニーRX100
細い階段を上って
日が落ちる直前!
半島は細長いんだが、この角度からだとそれがが伝わらない。
写真撮っては肉眼で確認して
これは旧市街をもう少し明るくしたいなぁ
日が半分だけ残っている
アゼルバイジャンの夕暮れは・・・
今回の旅行、このメロディが毎日のように脳内に聞こえてきてしまった。
アゼルバイジャンも行ってみたいものだが・・・
これは定番のショットかな
”城壁”には3つ位見張り台のようなところがあって、10段ちょっとの階段を上る。
その中の一つ。ステップする足が決められている階段。
右足くん、左足くん♪
まだ夕陽の沈んだ後を見ている。
そろそろ閉める時間のようだ。城壁歩いている人も少ない。
階段を下りたところで見回りの人が来て
上にだれもいないか?
いません
絶対だな?
なんて言われてしまった。
昨日見たロヴィニの夕暮れも素敵だったが、このピランの夕暮れも素敵じゃないか。
甲乙つけがたいとはこういうことを言うのか!
水平線際のグラデーションと塔のシルエットが何ともいえなかった。
ポレチュを出たバスは海沿いを走って
スロヴェニアとの国境越え。ここでパスポートチェック。
係員がパスポートを集めて管理事務所のようなところへ。
クロアチアインのときは結構時間がかかった。
今回は話相手もいないし・・・と思ってたら意外と早く10分後くらいに戻ってきて、
スタンプが押されたパスポートがそれぞれ返却された。
クロアチアインのときと比べると乗客の数が違う。よかった~
スロヴェニアの国旗の写真はぼけぼけ
スロヴェニア。「99%行かない国」だった気がするが、5年間で3回目だ。
もっと行く人は、住んでる人以外にはスキーの選手くらいか。
コーペル到着。ここは広いがバス乗り場が並んでいるだけという感じ。
さて、ピラン行きのバス乗り場はどこだろうなとキョロキョロ探していると
バスが来て、表示がPIRANになっている。これだ!
あわててバスに近づいてユーロを用意して乗車(3euro)。
コロコロを預けるのかどうか分からずそのまま持ち込み。
通路に置いておくしかないが、ちょいと邪魔だな。乗り降りする人、すみません。
バスは街中を出ると高速道路へ。そして港のあるところのバス停でお客を下す。
イゾラってとこかな。このペースならピランまですぐだな。。。
と思ったが、その後は一般道を走り、普通の路線バスに戻る。
コーペルとピランの間にガイドブックに出るようなのはイゾラしかない
はずなのだが、リゾート地のような雰囲気のところへ。
そして、右側に見えていた海が左側に見えるようになった。
ピランの先まで行って戻る感じなのか?
そしてガソリンを入れだした。こういうのアリなのか?
ガソリンを補充したおかげでピランのバスターミナル到着。
まだ十分明るいうちに着けてよかった。あれが細長い半島ですな。
ロヴィニよりは起伏が少なそうだ。
旧市街まではバスもあるようだが、この距離なら十分徒歩圏内。
道路も舗装されているし。港を通って
タルティーニ広場
泊まるのはこのそばなのだが、坂を登ってしまった。
sobeが見つからずに広場まで戻って、座ってるおばちゃん3人に聞いてみた。
すると3人が競うように教えてくれた。アリガトウ
路地入ってすぐだった。
20時まで開いているという話だったが、鍵閉まってる。
呼び鈴を鳴らすも誰も出てこない。
するとカップルが来て、管理人(?)に電話してくれた。
彼ら、鍵を部屋に置いたまま出てきちゃったんだって。
タイミング良くて助かった。
エレベータがないので、荷物を抱えて階段で部屋まで。
日本流にいうと3Fだったか?
チェックインして入った部屋はコチラ
外はちょっとしたスペースになっていて、時折人が通ったりする。
ブラインドを上げられないので外の光を完全に受けられない。イヤな部屋だなぁ~
自分も部屋の外に出れば鐘楼が見えるんだが。