エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子は、「人とどう関わったらいいのか、わからない」と言いますね

2016-09-15 05:59:50 | トラウマを負う≪本当の自分≫を取り戻す

 

 

 
中世カトリック教会は、アベシンちゃんと悪魔の仲間たちに、似ている! 改訂版
   やりたくてたまらない礼拝も、いつものにか「お休みしちゃぁ、牧師さん(神父様)にワリィーからさぁ」ってな感じの、日曜礼拝になっちゃいます。 Young Man ......
 

 

 Paul Frewen , Ruth Lanius (2015) , Healing the Traumatized Self   consciousness, neuroscience, treatmet 『トラウマを負わされた自分に対する囚われから自由になること  意識、脳科学、治療』の翻訳。発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども、大人

 最終章の第7章、p.290、最初の面接者から。

 

 

 

 

 

 面接者 : あなたみたいな恥を感じるとどうですか?

 キム  : 恐ろしいです。それで当然という感じもします。人に見られるのが嫌なんです。急いで机の下やそんなものに隠れますもんね。特に訳はないんですけれども、とにかく人に見られるのが嫌なんですからね。

 

 

 

 

 

 恥があると、身を隠したくなりますね。キムさんみたいに、物理的に机の下に隠れたり、下敷きで顔を隠したりする場合もあります。

 でもね、それよりもはるかに多いのが、≪本当の自分≫を表現しない、ということです。ある場合は、母親が自分にしているみたいに、「専制君主」になって、人を支配し、コントロールしようとします。あるいは、いつも母親や大人の言いなりになる「良い子」を演じるパターンですね。この2つのパターンを演じている場合が非常に多いんです。その実、「人とどう関わっていいのか、分かりません」と感じています。

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