エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子どもに、ブルース・ベリー教授も薦める?、「≪約束≫に基づく遊び」セラピー

2016-09-15 05:20:18 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 
あなたは、人生を掛ける価値は何ですか? 「カネ」って言わないでね!
   若者らは、自分が賭けても良い価値と仲間を探しています。 The life cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』、p74の最終行から。......
 

 発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.153の、したから4行目から。

 

 

 

 

 

 神経連続的な治療法を用いて、コナーみたいな青年を治療する私どもの治療が教えてくれているのは、セラピーによって、赤ちゃんの時にネグレクトを受けたダメージが和らぐ、ということです。温もりのある触れ合い、虐待された年齢にふさわしい触れ合いは、マッサージ・セラピーを通して、行うことができますし、望ましい連想を強化するためには、自宅でも繰り返し温もりのある触れ合いをした方が良い。リズムを保つことは、音楽と運動クラスで教えられます。リズムを保てれば、乱れた脳幹が大事な身体の動きを司る機能を育てるのに役立つだけじゃなくて、ストレス反応を整える役割を強化することもできると思います。社会の一員になる力を育てるためには、まず、簡単で、約束に基づいた、一対一の関係から始めるのが良いでしょう。その後で、もっと複雑な友達の課題に移った方が良いですね。

 

 

 

 

 

 臨床の真理は、アメリカでも、日本でも変わらないみたいですね。対人関係を育ててるためには、まず、≪約束≫に基づいた、一対一の関係から始めることを、ブルース・ベリー教授も推奨しているのですからね。

 

 

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