#一心同体になれない混乱 #青年期 #８時間労働と人間らしい給与実現が鍵

 

現世考：　震災と，言葉の力

    平常心を保つのって、けっこう難しい   臨床の相手を理解するために 　性理論はタブーから自由までになるんですね。人の評価に一喜一憂してはいけ......

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　Toys and Reasons 『おもちゃ　と　賢慮』から，Speciation and Ritualization 人間を上下に分けて見ること　と　日常生活を礼拝にすること　の　p.78，第1パラグラフの途中，6行目途中から。2訂版。

こういったことは，しかしながら，経済的に混乱したり，歴史的に混乱したりする時には，かなり修正を余儀なくされます。ですから，人間は，一心同体になることができない混乱に苦戦しなくてはなりません（青年期は，一心同体になれない混乱に苦戦するためにあるんです）。一心同体になれずに混乱を苦戦している間に，大人になりつつある青年は，大人への既存の様々な階段を受け入れたり，創造的に感動したり，イデオロギーを吹き込まれたりします。あるいは，人も自分も破壊しようと心に決める場合もあります。

 

 

 

 

　今のニッポンは，まさに，経済的にも，歴史的にも，混乱した時期ですから，青年たちが，一心同体になることを諦めているケースが，あまりにも多い。ウソとゴマカシだらけの大人と一心同体になれないのは，当然でしょ。

　自殺や「人身事故」という鉄道自殺，暴走事件，暴行事件，猟奇的事件が日常茶飯事になっているのは，日本が「不毛で病んだ社会」の証拠です。

　いまいちど，日常生活を礼拝にするために，日々を再建することが大切です。それは，労働者が８時間労働と人間らしい給与を実現することから始まります。