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ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』
第2章。「革命 心と脳を理解する点で」に入ります。p.25の,第4パラグラフから。
シルヴィアは,とても美人な19歳,ボストン大学の学生でした。いつも病棟の端っこに座っていまして,死と黙っていることが怖くいけれど,ボストンマフィアの大物の女友達という評判から,不思議な雰囲気を醸し出していました。シルヴィアは1週間以上食事を拒んで,急激に体重が落ち始めた後,医者は強制的に栄養を取らせることにしたんです。3人がかりでシルヴィアを横にして,もう1人がゴムチューブをシルヴィアの喉に突っ込み,看護婦が液体栄養剤をお腹に流し込みました。その後,夜中の告白タイムに,シルヴィアは,恐々と躊躇いがちに,子どものころに,お兄さんとおじさんにレイプされた話をしました。その時,私どもが「お世話」したことは,ギャングがレイプしたみたいなことだった,って気が付いたんです。この経験のおかげもあって,私は自分の生徒にも,ルールを作りました。
友達や自分の子どもにやりたくないことを,一人の患者さんにすれば,その患者さんの過去のトラウマを,意図せぬままに繰り返しているんだ,と考えなさい。
鋭い感性のおかげです。
エリクソン張りのゴールデンルールですね。
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