エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

アーメン、≪話し言葉≫がいまここで≪出来事≫になります!

2014-08-19 05:10:43 | アイデンティティの根源

 

 「言っていること」と「やっていること」が一致していること。子どもの前では、最も大事なこと。

 昔は、大学にもそう言う人物がいましたね。丸山眞男教授、その恩師の南原繁、矢内原忠雄。政治思想史のわが恩師、藤原保信教授や、また、鴨武彦教授も、そんな真を感じる先生でした。最近でも、姜尚中さんに同様な真を感じますね。でもね、そういう人はいつの時代でも少数派なんでしょう。最近じゃぁ、大学の教員も、完全にサラリーマン。別に真理を探究してわけじゃない。残念ですね。そういう人は、「真理の前で首を垂れる」なんてことは、言葉も知らないんでしょうね。インチキ、いかさま、ですね。

 p337の3行目途中から。訳し残し。

 

 

 

 

 

このような永遠のやり取りにとって、救い主が必ず来て下さるという約束も、世界の終わりが来るという脅しも、自分が選ばれていて、しかも、イキイキと、意識的に、審判と救いを選んでいることを、確かにするものです。全ては封印されています。それは、祈りにおいて、礼拝において、「アーメン」、すなわち、「≪いまここ≫でそうなってます」、と唱えることに封印されています。

 

 

 

 

 クリスチャンの祈りの最後に、「アーメン」と言うのは、クリスチャンでなくっても、知っていますね。でもこの「アーメン」に、「≪いまここ≫でそうなっています」>「≪言ってること≫が、≪いまここ≫で、≪やること≫≪出来事≫になっています」という意味だと知っている、クリスチャンは、もしかしたら、少数派かもわかりません。形式的儀式として「アーメン」と唱える人が多い。しつこいくらい、一貫性がありますね。このくらいじゃないと、真の関係は保てないんですね。

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