エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

虐待や半殺しが「治療」?  発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の現状

2016-09-27 06:21:18 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 
感性の鋭さ
  バーンズ・アンド・ノーブル書店アラモアナ支店にて バーンズ・アンド・ノーブル書店。全米に支店がある、紀伊国屋書店のような本屋さん。ミネアポリスでも、ロサ......
 

 

 発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog 「犬として育てられた少年」。p157 の第4パラグラフから。

 

 

 

 

 

 EMS(救急医療)隊員達がゾッとしたのは、このアメリカ式養父母/養父母達が、10人もの子ども達を躾けている、と思われていたことでしたその子ども達は、お腹を減らし、独りぼっちで、繰り返し打たれていたのです。パラメディカㇽのスタッフがその両親、ジェームズ・ラッペとマリエ・ラッペに「児童保護局(CPS)に電話してください」と言いました。この夫婦は、実際には児童保護局に雇われていることを教えたのでした。2人は「治療的な」アメリカ式養父母だったんです。ラッペ夫妻によれば、この子たちは、親達によって悪魔儀式をされる虐待(SRA)の犠牲者でした。

 

 

 

 

 

 実際は、虐待し、半殺しの眼に合わせることが、「治療的」と思われていたんです。この救急隊員たちでなくても、ゾッとしたくなりますね。「言ってる」ことと、「やってること」が真逆ですからね。

 非常に残念なことですが、ニッポンの病院も、ニッポンの学校も、ニッポンの児童施設も、それぞれ「治療」、「教育」、「治療教育」の美名の下、発達トラウマ障害(DTD)の子ども達を虐待しているのが、現実です。

 

 

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