現世考 ： 戦車部隊にいた司馬遼太郎さんからの，問いかけ

 

 

 

 

インターメッツォ　：　心を育てること　自分を育てること

   後藤健二さんとマザコン宰相（最小） 　マザコンの弱虫。マンガ『ドラえもん』で言えば、スネ夫ちゃん。金持ちを鼻にかけ、自分は弱虫だから、いつも乱暴者......

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　司馬遼太郎さんは，学徒出陣で，中国の東北部の戦車部隊にいたそうです。その戦車の装甲（ボディー）は，ただの鉄で薄く，小銃でも貫通する代物だったそうです。戦車部隊に配属された者は，司馬さんのみならず，誰もが「これでは戦いにならない」ことを，体験的に知っていた，実感していたそうですね。

　そんな戦車で最前線に兵隊を送る日本軍の幹部（参謀）が，いかにバカか，分かります。司馬さんは結局，昭和の歴史小説を書けずじまいでしたが，それは，自分がそんなバカの命令の元，命がけで戦って，青春を捧げ，棒に振らなくちゃならなかったことに，結局向き合うことができなかったからだろう，と想像します。「それ（昭和の歴史小説）をやったら死んじゃう」と司馬さんは言っていたそうですからね。

　でも，これは３四半世紀前のことではありません。アベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間達が戦争法を強行採決して，自衛隊を南スーダンに送ったのも，日本軍の参謀以上に，アベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間達はバカでしょ。９条は，戦争で誰も殺さず殺されずを実現してきたけれども，それに泥を塗りたかったのが，アベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間達でした。自衛隊員が死んだ場合の弔慰金を1.5倍,9000万円にしてから，自衛隊を南スーダンに送りだす，準備のよさでした。

　私どもは，いま，何をするべきでしょうか？