「がんばれ、ニッポン」。東京オリンピック招致成功この方、また、耳にする機会が多くなった掛け声ですね。でもね、今日のは「思い違いだらけ、ニッポン」。ゴロが悪い。
人を大事にすることと結婚という概念において、主に強調していることは、他のやり方では、耐えきれないほどの「自分は一人ぼっち」という感じから逃げる道を見つけることです。「人を大事にする」ことが、「一人ぼっち」からの逃げ場所だと気付いたんですね。世間に抵抗する2人の同盟関係を作るんですね。2人だけの自己中心が、人を大事にすることと人と親しくすることだと、思い違いをしちゃうんですね。
フロムも鋭い!
ズバッとですね。
人を大事にするのは、「一人ぼっち」孤独が嫌だから。個人主義の欧米人でさえこうなんですからね。同調主義の日本人はなおさらですね。
日本で、組織が神のようになり、それが「偶像崇拝」になるのは、フロムのご指摘通り、「一人ぼっち」孤独が嫌だから。ですから、自分が得している間だけ、組織を「神」のように崇めるんですね。組織がすることが、譬え「眉を顰める」ことであっても、「組織がすることは仕方がない」、となるんですね。
私どもが必要なのは、「人を大事にする」ということが、組織内部に閉じるのではなくて、組織の「外」に開かれることでしょう。
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