エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

セラピーそのものも、お祈りです

2016-08-22 07:09:48 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
悪魔、登場!
  rejectivity リジェクティヴィティ 「大事にする相手の仲間から、仲間はずれにしたい、底意地の悪い気持ち」は、子育てから国際政治まで、非常に射程の長い課題です。......
 

 発達トラウマ障害(DTD)の子どもやる気が出てくるのは、お友達と共働で、演劇や音楽などをする時みたい。

 The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.358から。

 

 

 

 

 

 私どものNCTSN(国立子どもトラウマ・ストレス・ネットワーク)はお役に立っています。子ども等は心配が少なくなりますし、気持ちのやり取りが出来るようになります。その上に、喰って掛かることや、押し黙っていることも少なくなります。子ども達が生活がうまくいくようになりますし、勉強も進みます。気が散ったり、チョロチョロ動き回ったりすることや、「反抗挑戦」の問題も減っていきます。親たちは「うちの子は寝つきが良くなったみたい」と言いますしね。困ったことが子どもやその周囲には、まだありますけれども、子ども達は何があったかを話してくれるようになります。治療がうまくいくのは、治療が共働という泉と、安全、やり取り、想像力という生得的な応答性を活用できた場合です。

 

 

 

 

 こうして来れば、金森俊朗さんや寺本松野さんと同様、セラピーそのものがお祈りです、といえますでしょ。

 

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