現代、というものの病 命と命は根源的に繋がっていることを否定する現代原発と安倍政権 〈お幸せ〉な私たち 改訂版 原発も、私たちがどんな社会で暮らしているのかを考える上で重要です。 私どもは、どんな社会で暮らしてい......
栃木県北部の那須温泉のスキー場で,「春山安全登山講習会」で,高校生ら8人が亡くなる事故がありました。「亡くなる」,と言ったのは不正確で,正確には「殺された」のです。安全講習会で,死亡事故が起きたのは,いかにも皮肉です。
私も,早稲田大学ワンダーフォーゲル部で,登山の基本を学びました。その時,学んだことは,登山は「登山計画」に基づいて行う,ということです。登山計画は,事前に,綿密に計画するものです。登山のコースを決めるだけではなくて,登れない場合の逃げ道,エスケープ・ルートも,事前にあらかじめ決めておくものです。その際には,地元警察や地元の山岳会などから情報を貰うことも,大切になります。そして,その登山計画に基づいて行動することが,登山の基本の基本になります。
今回の事故は,その登山計画にはない「ラッセル訓練」を,やっちゃう,という基本の基本を無視したことから,起こしたことであり,明らかに指導者,教員らの過失です。8人の子ども等が殺されたのは,表層雪崩によって起きたのではありません。教員らが登山の基本の基本を無視した結果,8人の子ども等が殺されたのです。
なぜ,教員等は,登山の基本の基本を忘れたのか?
私が教員らと関わった経験から言えば,教員等は,日頃から教育の基本の基本,すなわち,子どものポテンシャルを引き出す,それが子どもの命を大事にすることになる,という教育の基本の基本を無視していることが非常に多いから,だと考えますね。
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