良いセラピストは、クライアントとの身体のやり取りから、相手の気持ちを読み取ることが出来る人です。
ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第13章 Healing from trauma : Owing your self 「トラウマから癒されること :本当の自分を生きること」p.215の、第4パラグラフから。
音楽やリズムで表現されたものに癒す力があることは、1997年の春、強く思い知らされました。この年、私は「南アフリカ・真実と和解・委員会」の働きに関心を持ち辿っていました。私が訪ねた場所では、おぞましい暴力が続いているところもありました。ある日、ヨハネスブルク郊外の、有色人種居住区にあるクリニックの中庭で、レイプされた人達の集会に参加しました。少し離れた場所では、弾が飛び交う音が聞えたものです。弾の煙は、白人居住区の壁を超えて、広がりましたし、催涙弾の臭いが漂っていました。後で私どもは、40人が殺されたと聞きました。
南アフリカのアパルトヘイトでは、黒人がずいぶん殺されていたわけですね。しかし、「南アフリカ・真実と和解・委員会」では、加害者の白人たちの罪を問うことを、確か放棄していたはずですね。
多くの傷ついた、南アフリカの黒人の癒しに、マインドフルネスが役立ったみたいですね。歌やリズムを奏でることによって…。
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