「大事なことは、心(間)で見なくちゃね!」臨床家は、まず第一に、クライアント「と共に」、クライアント「のために」臨床をしていくのですね。それは、その昔、昔の言い方では「教護院」、現在の呼び名では、「児...
「偽善者」と呼ばれて、嬉しくなる人って、そうそういないと思います。多くの人が腹を立てるんじゃぁないですか? かく言う私も、偽善者と言われたら、気分が悪い。
しかし、そういう、私のような人ばかりではない、ということを今晩は、皆さんとシェアしたいと思います。「偽善者」2人をご紹介したいと思います。
1人は山田勝啓(やまだ かつひろ)さん。そう言って分かる人は、皆無に近いでしょうね。芸名は、杉良太郎さん。私も「遠山の金さん」の時代劇は、何度か見た記憶がありますけれども、時代劇はそれほど、見ませんので、それ以外は、俳優としてテレビや舞台を見たことがありません。むしろ、東日本大震災の被災地支援でニュースに取り上げられたり、あるいは、ベトナム人の養子が何十人もいたりして、それがまた、ニュースで取り上げられていて、ニュースで拝見することの方が多いくらいです。その他にも、法務省特別矯正監や麻薬追放協会会長などの仕事もされているらしい(http://spotlight-media.jp/article/101990748853047869、https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%89%E8%89%AF%E5%A4%AA%E9%83%8E)。
いままで、40億円もの寄付もしているとか。しかし、そういう人に世間はやっかむのでしょうね。「売名行為」「偽善」と悪口を言われることがあるらしい。
しかし、それに対して、私のように腹を立てる素振りはありません。杉さんは次のように言ったとか。
「偽善で売名ですよ。偽善のために今まで数十億を自腹で使ってきたんです。私のことをそういうふうにおっしゃる方々もぜひ自腹で数十億出して名前を売ったらいいですよ。」。
ふるってますね。
もう一人は、内村鑑三です。晩年になっても、内村鑑三のところに無礼な客が来たらしい(鈴木範久『道をひらく 内村鑑三のことば』NHK出版 p.259)。その客は、「私はどう考えても、先生を偽善者としか思えません」と言ったとか。私のように、しかし、内村鑑三は腹を立てたり致しません。内村鑑三は、即座に、次の様に、その客に答えたとか。
「君、偽善も40年続けるのは、なかなか骨が折れるよ」。
これも、ふるってますね。
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