エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

安心の始め

2015-12-10 00:07:59 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
「大事なことは、心(間)で見なくちゃね!」
  臨床家は、まず第一に、クライアント「と共に」、クライアント「のために」臨床をしていくのですね。それは、その昔、昔の言い方では「教護院」、現在の呼び名では、「児...
 

 タッチ、触れられることは、やり取りの始めです。 

 ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第13章 Healing from trauma : Owing your self 「トラウマから癒されること :本当の自分を生きること」p.219の、第2パラグラフから。リシアさんの最後の言葉です。

 

 

 

 

 

 「恐怖を感じてる人は、身体が何処にあり、自分の境界線が何処のあるのかを感じている必要があるんですね。しっかりとした、安心感をプレゼントするタッチをされたら、恐怖を感じている人も、自分の境界線が何処にあるのかが分かります。つまり、自分の外側にあるものと、自分の身体の端っこは何処かが分かります。そうすると、恐怖を感じる人も、自分の身体は固体だとわかりますから、いつでも守りを固める必要がない、とも分かります。タッチされたら、恐怖を感じている人も、自分は安心しても良いんだって、分かります。」

 

 

 

 

 このように、タッチ、触れられることが、安心の始めでもあります。

 

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