エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

聖書の言葉 : イエスは、意地汚い?

2016-11-23 23:11:37 | 間奏曲

 

 

 
「ありのままの自分」が大事、いつでも、≪いまここ≫が大事
  ジョン・カボット・ジンさん。『大きな不幸を生き切ること』から。「求めない」の続き。       例えば、座る瞑想をして、「もっとリラック......
 


 「クリスチャン」と言ったら、品行方正、お金持ち、学究肌…。いろんなイメージがあるかもしれませんね。でも、それは、イエス・キリストと全く関係のない、後からくっついてきたイメージです。そんなことがよく分かる所をご紹介しますね。

 本田哲郎神父様『釜ヶ崎と福音』p.142~

 

 

 

 

 

 イエスは、周りの人たちからいつも何といわれていたか。当然、予想されることですが、「徴税人や罪人の仲間」、そして、「食い意地の張った酒飲み」です。新共同訳では「大食漢で大酒のみ」としていますが、「ファーゴス」というギリシア語は、大食いというよりも、いつもお腹をすかせ、ひもじい思いをしていて、何かしら食べ物をみつけてつい手が出てしまう。そのように、食べ物に関して意地汚いイメージです。… 「食い意地の張った酒飲み」とは、イメージとしてまことにみじめでなさけないものです。イエスのくらしは、そういうものだった。

 

 

 

 

 

 教会やケンタッキー・フライド・チキンなどの商業資本が作り出すクリスマスのイメージ。それとは対照的な、そんなところには近づくこともできない程、惨めでナサケナイ、実際のイエスの貧しい暮らしぶり

 聖書のリリード、繰り返し読むことの恵み。

 

 

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