エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

自覚的な生き方が出来て初めて、「人類皆兄弟」を生きられる

2015-11-30 06:26:12 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 
言葉のイメージ
  「言葉のイメージ」という言葉を知っていますでしょうか?  この「言葉のイメージ」と対になるものが「眼に見えるイメージ」、人形、フィギアのよう...
 

 ひとりびとりとの個人的関係を大事にできない人ほど、「会社のため」、「組織のため」とか、「国家のため」と口にするものです。「会社のため」…などと言った言葉を聞いたら、その人は、私利私欲の人だなぁ、と見なして、そんなには間違いないですね。アベ・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間たちが、そのニッポン代表選手です。

 The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の第4章、「自我と人品 : 結びの覚書」p95の、14行目途中から。

 

 

 

 

 

 

このような未来には、あらゆる人に大人らしい責任のある態度が必要だという意味は、赤ちゃんの頃の気持ちやイメージに戻ったり、元型的な太古からある気持ちやイメージに戻ったりする運命に、人はあるんだということに、フロイトが一心不乱に研究した点に漲っていますでしょ。すなわち、未来の人間、「歴史以前」の元型的な気持ちとイメージに人がこだわってしまうことを、ハッキリと自覚した人は、大人として振る舞うことが、それだけできるだけではなくて、「人類皆兄弟」ということを地で生きることが、それだけ出来るようにもなれますもんね。

 

 

 

 

 人は、いつの間にか、赤ちゃんの頃から、無意識に沈んでいる、激しい感情や猛烈に否定的なイメージに囚われて、≪いまここ≫を歪めて生きていることに気付けると、こんなに自由で、ハレバレシタ気持ちはない、と感じることが出来ます。ですから、赤ちゃんの頃から、ずっとこの方、無意識に沈み込んでいる激怒やマイナスイメージに気付いて、自覚的な生きることが、「人を上下2つに分けるウソ」から解放されて、「人類皆兄弟」を生きる上で、なくてはならないものなんですね。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 発達トラウマ障害(DTD)のカ... | トップ | 「善い人生だったなぁ」と言... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿