エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

聖書の言葉: 御国が来ますように :「人を大切にする」心と人の「痛みの共感」があれば、対立は避けられない!

2016-11-21 00:21:04 | 聖書の言葉から

 

 

 
顔色を窺ってたのでは、≪本当の自分≫が死んじゃう、的外れな人生
   現代資本主義の特色 個人がなくなっちゃう  道徳と、倫理は、似て非なるものらしい。向きが違うらしい。それってどういう意味? p78の第2パラグラフ......
 


 日本人は、円満が好きです。円満な人は、対立や緊張を避けます。しかし、そんなことでは、不正や抑圧や差別を助長していることになっている、ということには気付かないでいる場合が多いでしょう。「自粛」している、自称「ジャーナリスト」もこの部類でしょう。

 円満であってはなりません。そのことを教えてくれている本田哲郎神父様の文書から。『釜ヶ崎と福音』p.185~

 

 

 

 

 

 第三の誤りは、対立による緊張を、不正や悪、差別や抑圧よりも悪いことと思うものです。…ことをこじらせたくないだけだ」という人は、主の祈りの、「あなたの国が来ますように、あなたの思いが行われますように、天におけるように地の上にも」(マタイ6勝10節)を信じない人たちです。…

 要するに、波風の立たない、自分にとっての「平穏無事」を願っているだけです。

 このような誤りは、緊張と対立の現場で、現実に何が起こっているかを知ろうとしないことから来るものであり、苦しめられている人たちへの、「人として大切にする」(愛する)心と「痛みの共感」を欠くことから来るものです。

 

 

 

 

 

 このようなリアルな感覚を大事にして、日々を生きたいものですね。

 あなたも、波風を起こして生きましょう。波風ライダーになりましょうね。

 

 

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