#3つの現実が三位一体になる #日常生活を礼拝にする時空 #関わるのは相手を肯定するため #１つの中心点 #溢れるほどの自由

 

心の病気は，人とうまく関われない病気

    ペネベーカーさんの実験  　アメリカだと、言葉を用いた発達トラウマ治療でも、すでに３０年の歴史があります。　ヴァン・デ・コーク教授のThe bo......

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　Toys and Reasons 『おもちゃ　と　賢慮』から，p.60の第３パラグラフからです。

#現実　と　#人格的真理　#全体像

の続き。2訂版。

 

 

　

　ここで強調されている言葉全ては，実際には，ドイツ語のWirklichkeitという言葉に凝縮されています。Wirklichkeitは、フロイトがreality　「リアルに感じること」について語る時にはいつでも，使ったり，ほのめかしたりした言葉です。次に，Factuality　「客観的事実」とは，個体発生のどの段階でも、あるいは、科学技術のどんな時代でも、証明可能で計測可能なものとして、知られています。物事や事実（facts）は，あまりにも単純すぎても、あまりにも複雑すぎても，私どもにとって，違和感が残りますでしょ。ただし，物事も事実も，私どもが世の中を見て「うまくできてるね」と秩序を分かち合った中にある場合は，違和感を感じませんね。世の中を見て「うまくできてるね」と感じられるときには，私どもは誰でも，あるいは，私どもの選ばれた者は，１つの中心点を手に入れていますし，また，溢れるほどの自由も手にしているんです。Actuality　「やり取りを始める関係」とは，神様が最も大切にされるところでは，ひとりびとりが互恵的に相手を認め合う証として，相手に関わり始めることになります。それは，「（訳注：客観的）事実」をコントロールする力を得て，「リアルに感じること」を仲間と分かち合い，育てあうものにする，日常生活を礼拝にする時空の中では，互恵的に相手を認め合うために人と関わること（予定）になっているんです。

 

 

 

 

 

　3つの現実は，日常生活を礼拝にする時空で１つになります。

　現実の三位一体です。

　エリクソンの現実は，3つの現実を含んでいて立体的で，実にリアルですし，互恵的に相手を認める視点があって，きわめて実践的です。