エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

キムさんの回復

2016-09-07 08:02:13 | トラウマを負う≪本当の自分≫を取り戻す

 

 

 
私学よ、お前もか! 改訂版
  今晩も、日本の個人と組織の問題を考えます。 西武と言えは、西武鉄道、西武バス、西友などを傘下に持つSEIBUを想像します。個人的なことですが、私も国立市民として、西......
 

 Paul Frewen , Ruth Lanius (2015) , Healing the Traumatized Self   consciousness, neuroscience, treatmet 『トラウマを負わされた自分に対する囚われから自由になること  意識、脳科学、治療』の翻訳。発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども、大人

 発達トラウマ障害(DTD)の子どもと大人は、赤ちゃんの時にお母さんとするような、関係に忠実なやり取りがあれば、回復していくものですね

 最終章の第7章、p.287の、第3パラグラフの、下から5行目途中から。

 

 

 

 

 

次のやり取りが示すのは、キムとの面接を示しています。キムは、なかでも、元の支援や地元社会に馴染むことや、それから、スピリチュアルなことや伝統的な宗教の訓練が、トラウマからの回復の上で、大事な役割を果たすことを述べています。

 

 ケース1: 自分を超えて: 共同で信頼することが回復になる

 面接者:キムさん、回復のことをお話してくれませんか?

 キム:思った以上に大変なことですし、思っても見ないことでした。めざめれば普通になれると思っていました。すべてを避けて考えてました。善くなりたいと思わないことと闘う必要はないって思うんです、自分は「病人」だと思うことにしています。すべてのことがなくなれば、良い事も残りませんから。

 

 

 

 

 

 

 面接のやり取りが長いので、そのさわりだけ、今日は訳しています。

 「宗教」だけではなく、地元の人々との関係をよくすることが、発達トラウマ障害(DTD)の人たちの回復に役立つ場合があるそうです。

 

 

 

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