2013-09-03 05:11:13 | エリクソンの発達臨床心理
アインシュタインの相対性理論について、私にはよく分かりませんが、対極にあるものの相関関係を導き出した理論なのでしょう。それはイメージとの遊びを通じて、対極にあるものを結びつけたのですから、アインシュタインは天才なのでしょう。でも、私どもにとっても、遊びは物事を結びつける力が、本当にあるのでしょうか?
民主主義の基本は話し合いを尊重することです。ですが、最近この基本を破壊する動きが、眼についてきましたので、このブログでも一言物申そう、というわけです。
わが町「国立」のお隣、東京都国分寺市で毎秋開かれる「国分寺まつり」で、毎回参加の「国分寺9条の会」が出店を拒否された、と言うんですね。それで「国分寺9条の会」は、実行委員会と国分寺市長に対して、出店拒否の撤回を求めて要請書を出したと言います。
それに対して、実行委員長は、賛否両論、論争のある話題は、親睦の場で取り上げてはダメ、という趣旨のことを言っているとも言います。これでは民主主義の基本の「気」の字もお分かりでない御仁に、あきれ果ててしまいます。
でも、こんなバカがまかり通ってしまってはなりませんよね。日本では、「全会一致」は何ら問題ないどころか、物事を進める上では、なんか「理想形」と考えられている節がありませんか?
ところが、ユダヤの格言には「全会一致は無効」と言うものがあると言います。全会一致は不自然であり、何らかの圧力、何らかの不正が想像できるからでしょう。日本の場合は、個人が所属集団への組み込まれ度が極度に強いため、個人に対する集団圧力が猛烈です。ですから「全会一致」に何の抵抗もないかのような感じがあるんですね。しかし、民主主義の基本の「き」は、「少数意見の尊重」です。本来は「全会一致」などあり得ません。
「少数意見を尊重する」ことが、民主主義の基本ですから、賛否両論、論争がある時には、その賛否両論を自由に話し合いすることができる場を、何時でも、どこでも、提供することが、どんな場合でも「正解」ですし、民主化のために必要不可欠なんですよね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます